<文科相「軽すぎる」物言いに協会理事反論>
日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/ 2009年2月4日
日本相撲協会が大臣の言い分を突っぱねた。大麻所持容疑で逮捕された大相撲元若麒麟の鈴川真一容疑者(25)の解雇処分について3日、協会を所管する塩谷立文部科学相(58)が「軽過ぎる印象」と“物言い”をつけた。協会の対応次第では「直接指導」の考えも示したが、協会ナンバー2の伊勢ノ海理事(62=元関脇藤ノ川)は「非常に重い処分」と反論し、処分内容を見直す予定のないことを強調した。
監督官庁の「大臣見解」を協会首脳がはねつけた。この日、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は「体調不良」(部屋関係者)のため協会に姿を見せず。代わって伊勢ノ海理事が、塩谷文科相の「物言い」について反論した。「(解雇という処分は)理事会の全会一致で決めたこと。角界に復帰できないという意味では、重い処分」と厳罰であることを強調した。
協会が元若麒麟容疑者を最も重い除名処分でなく、退職金受け取り可能な解雇としたことにこの日、塩谷文科相は「(不祥事が)度重なる中、軽すぎるとの印象は否めない」と発言。「必要があれば直接話を聞いて対応しなければならないこともある」とした上で、「理事会では除名を決められなかったが、今後再検討される可能性はあると思う」と述べていた。
しかし伊勢ノ海理事は、受け取り可能な養老金(退職金、元若麒麟の場合は529万円)について「こちらから用意して出すものではない」と自動的に支払うわけではない点を強調。請求されれば現規則ではいかんともしがたいとし、あらためて「寄付行為(規則)の改正を早急にやりたい」という姿勢を示すにとどまった。
協会にはこの日も、一般ファンからの電話が相次いだ。「処分が軽い」という抗議意見が大半だったという。また文科省や首相官邸にはメールが約20件寄せられた。「国がもっと厳しく指導すべき」「不祥事が続いているから、公益法人から外すべきだ」と協会の対応を批判するものがほとんど。少数意見として「重過ぎる」と解雇処分に同情する声もあったという。いずれにしろ、協会の見解と周囲の見方に溝があるのは確か。まだまだ尾を引きそうだ。
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軽いか重いかの判断は難しいと思います。
でも、これだけ批判が出るのは世間の感覚とズレているということは確かです。
この記事には思わず頷きます。
世の中は成人を20歳から18歳に引き下げようなんて議論もしている時代です。
大体、角界だって早い人は20代半ばで引退する人だっているんだから、「若さ」どうのこうのってのはズレてます。。。
<やくみつる氏「25歳にもなって…」>
日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/ 2009年2月3日
漫画家やくみつる氏 (元若麒麟には)除名が下るものだと思っていました。どこに酌量の余地があるのかと。(武蔵川)理事長は「25(歳)の青年」みたいなことをおっしゃっていたが、私は真逆で「25にもなって」ですね。ただ最終的に矛を収める気になったのは(山本委員から)「養老金に関して損害賠償請求すればいい」という代案が出てきたので。それなら事実上の除名と大差ないかなと思い直しました。
日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/ 2009年2月4日
日本相撲協会が大臣の言い分を突っぱねた。大麻所持容疑で逮捕された大相撲元若麒麟の鈴川真一容疑者(25)の解雇処分について3日、協会を所管する塩谷立文部科学相(58)が「軽過ぎる印象」と“物言い”をつけた。協会の対応次第では「直接指導」の考えも示したが、協会ナンバー2の伊勢ノ海理事(62=元関脇藤ノ川)は「非常に重い処分」と反論し、処分内容を見直す予定のないことを強調した。
監督官庁の「大臣見解」を協会首脳がはねつけた。この日、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は「体調不良」(部屋関係者)のため協会に姿を見せず。代わって伊勢ノ海理事が、塩谷文科相の「物言い」について反論した。「(解雇という処分は)理事会の全会一致で決めたこと。角界に復帰できないという意味では、重い処分」と厳罰であることを強調した。
協会が元若麒麟容疑者を最も重い除名処分でなく、退職金受け取り可能な解雇としたことにこの日、塩谷文科相は「(不祥事が)度重なる中、軽すぎるとの印象は否めない」と発言。「必要があれば直接話を聞いて対応しなければならないこともある」とした上で、「理事会では除名を決められなかったが、今後再検討される可能性はあると思う」と述べていた。
しかし伊勢ノ海理事は、受け取り可能な養老金(退職金、元若麒麟の場合は529万円)について「こちらから用意して出すものではない」と自動的に支払うわけではない点を強調。請求されれば現規則ではいかんともしがたいとし、あらためて「寄付行為(規則)の改正を早急にやりたい」という姿勢を示すにとどまった。
協会にはこの日も、一般ファンからの電話が相次いだ。「処分が軽い」という抗議意見が大半だったという。また文科省や首相官邸にはメールが約20件寄せられた。「国がもっと厳しく指導すべき」「不祥事が続いているから、公益法人から外すべきだ」と協会の対応を批判するものがほとんど。少数意見として「重過ぎる」と解雇処分に同情する声もあったという。いずれにしろ、協会の見解と周囲の見方に溝があるのは確か。まだまだ尾を引きそうだ。
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軽いか重いかの判断は難しいと思います。
でも、これだけ批判が出るのは世間の感覚とズレているということは確かです。
この記事には思わず頷きます。
世の中は成人を20歳から18歳に引き下げようなんて議論もしている時代です。
大体、角界だって早い人は20代半ばで引退する人だっているんだから、「若さ」どうのこうのってのはズレてます。。。
<やくみつる氏「25歳にもなって…」>
日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/ 2009年2月3日
漫画家やくみつる氏 (元若麒麟には)除名が下るものだと思っていました。どこに酌量の余地があるのかと。(武蔵川)理事長は「25(歳)の青年」みたいなことをおっしゃっていたが、私は真逆で「25にもなって」ですね。ただ最終的に矛を収める気になったのは(山本委員から)「養老金に関して損害賠償請求すればいい」という代案が出てきたので。それなら事実上の除名と大差ないかなと思い直しました。
