ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

レジ袋

2009年02月25日 | 業界
今日、ふとその気になって、とある小売業大手のお店でワインを買いました。

「ご家庭用ですか? 袋はお持ちですか? シールでよろしいですか? 袋は5円でお買い上げいただくことになりますが・・・」

500円ちょっとのワインを入れるためだけの袋にさらに5円を払う気はしないので、バックラベルにシールだけ貼ってもらい、裸のボトルのまま持って帰りました。

レジ袋の有料化が進んでいるんですな。
ゴミを減らすため、環境に優しいための買物袋持参運動だそうです。
勿論、レジ袋の節約だけで地球環境に影響が出るわけではありません。減らそうという姿勢の象徴的な運動だそうですよ。

でも、商売としてはいかがなもんでしょうね。
なんか裸のボトルを持ち歩きながら、とても不愉快な気分になりました。
5円をケチる方がおかしいんでしょうか。

なんで買い物したものを持ち帰るために袋をまた買わなければいけないのか、「環境保護のためです。」でお客様は本当に納得しているんでしょうか。
例えばケーキ屋さんで環境のためですからとケーキを裸のままで持って帰ってくださいって言われて、ハイそうですかと納得するでしょうか。
それとこれとは何も違いません。お客様が買った商品をどう持ち帰っていただくかという視点では何も変わらないと思います。

理屈が巧みにすり替えられています。
環境のことを考えるなら、レジ袋を使わせないのではなく環境に優しいレジ袋を開発して使用する方が余程商売としては道理が通っています。
もしくは、袋を使わない人には袋代の値段を引く方が筋だと思います。

「環境」はとてもタイムリーなキーワードには違いありません。
でも、もっと冷静に、客観的に、そして科学的に様々な観点から考えないと、環境のためとやっていることが実は何も役に立っていなかったり、却って環境に負荷をかけていることにもなりかねないと思います。

何より「環境」を振りかざしてお客様に負担を求めるのは商売の道理を履き違えているように思えてなりません。
ま、オヤジがただセコイだけと言われてしまえばそれまでですけど。。。
コメント
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