小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

南イタリア物語ー4

2010-12-26 22:18:09 | 旅行
南イタリア物語ー4


K20D 15mm limited
<カテドラーレ>


K20D 15mm limited
カテドラーレの広場では、なぜか、尼さんが子供たちを連れて、踊っています。


K7 43mm limited


K20D 15mm limited
カテドラーレの、このドームを見て、もう一つ気になっていた疑問が解けました。

  これまでのヨーロッパの旅で生まれた疑問です。中欧の旅で、マジャール人の文化(ハンガリーの文化)にとてもひかれるのです。西洋的であり東洋的であり、イスラム的であり、いったいマジャール文化とはどういうものだろうか? マジャール文化にどうしてもノルマン文化の影が見えるような気がしてならないのです。これは南イタリアのビザンチン複合文化(困ったことに、なぜかこの複合文化には名前がついていない)が北に上がったのか、バイキングが北から直接マジャール人と接触したのかという疑問をもっていました。第一、ハンガリー文化にノルマン文化が混じっているということはどこにもかいてありません、私が勝手に思っているだけなのですが。


<ハンガリー、エステルゴム大聖堂>


<ハンガリー、エステルゴム大聖堂、ハンガリー・カトリックの総本山>

南イタリアでまじりあった、ビザンチン文化(もともとローマ、ギリシャ文化にイスラム文化が混じってできた)複合文化(さらにイスラム文化とノルマン文化が融合していった)は、イタリアから北に上って、ハンガリーまで到達していたのだ。というのが私の見解です。エステルゴム大聖堂のドームは南イタリアのドームとそっくり、さらに柱の部分をみてください。ギリシャ、ローマのパルテノン宮殿風に作られているのです。
なぜこんなにこだわるのかというと、ヨーロッパを旅すると、いつも感じるのですがヨーロッパの文化は結局、キリスト文明とイスラム文明の対立の<表歴史>、そして世界に四散したユダヤの織り成す<裏歴史>の組み合わせなのです。


<チェコ、プラハ、聖ヴィート教会>

キリスト教は他の宗教を認めずに、どんどんヨーロッパを侵略して、征服した証に、その風土の文化様式を無視して、このゴシック建築の教会をたてます。ですから、ゴシック建築はとても威圧的です。でもよく見てください、中央のドームは中欧に存在していたパターンですし、屋根のタイルも中欧風です。支配されても、どこかに土着の文化をすべり込ませているのです。この抵抗が、文化というものが、歴史というものが、そう簡単に塗り替えられるものではない、混じりながら新しい文化が出来てゆく、これがとても印象的なのです。私がキリスト文化の中心地やイスラム文化の中心地よりもその接点の国に魅力を感じる所以です。ビzザンチン融合文化は、異文化融合の極致みたいな魅力があります。対立する両極端であるキリスト文化とイスラム文化の融合、それも虐げられてではなく、繁栄のなかでの融合です。第三者のノルマンが繁栄のなかで融合させた結果でしょう。このノルマン王はとても有能であったに違いありません。<南イタリアの奇跡>は、ほんの2、3つの寺院にしか残っていないのでしょうか? 憎きは、みんな壊したスペインだ!


<ハンガリー、マーチャーシュ教会>

もっと、マジャール文化を強調した教会です。ハンガリーのジョルナイ焼きタイルで、マジャールを主張している、大好きな教会です。ここでは、完全にマジャール文化がキリスト・ゴシックを飲み込んでいます。


<ハンガリー、ブタペスト、旧郵便局、レヒネル。エデン作>


<ハンガリー、ブタペスト、旧郵便局、レヒネル・エデン作>
東の大建築家、レヒネル・エデンはジョルナイタイルを使って、マジャール文化復活を目指しました。この不思議な建築は、同時代の西の大建築家、スペインのアントニオ・ガウディ―の建築と似ていませんか?


<スペイン、バルセロナ、カサドパトリオ、アントニオ・ガウディ―作>

こんなに離れた地域で同時代に生まれた建築なのに。なぜ、こんなに共通性をかんじるのだろうか。偶然か、彼らの間に何らかの情報の流れがあったのか? いずれも典型的ゲルマン・キリスト教・ヨーロッパの文化とはとっても異なります。 今回の南イタリアの旅に期待した、これらの疑問は、パレルモの<カテドラーレのドーム>一つで、みな解けてしまいました。スペインのガウディ―の情報はハンガリーのレヒネルまでイタリア経由で届いていたに違いない。ビザンチン融合文化の波がつくった経路に乗って。
かくて、わたしが南イタリア、シシリー島まで来た目的は、その初日の午前中に全て達成されてしまったのです。これで、スペイン、フランス、中欧、南イタリアの旅の連続性とあの添乗員さんの影響のお話は終わりです。すいぶんと寄り道してしまいました。

さて、<カテドラーレ>をバスで後にします。去り際に撮った、この3枚の写真は、気に入っています。ツアーですと、みんなで、さあここで写真をとってくださいというぐあいで、だれが撮っても同じ写真になってしまいます。面白い写真を撮るにはバスから撮るしかありません。でもこれはとても難しい。窓は反射するし、障害物は入り込むし、一瞬で捉えなければならない。でもこの写真に限っては、バスでしか撮れないアングルなのです。


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited
 <カテドラーレ>のドームの本体が写っています。


<ハンガリー、ブタペスト、国会議事堂>

ハンガリーの国会議事堂と見比べてください。ビザンチン様式だから、同じようであたりまえ、などとロマンの無い話はしないでください。
また話がスレでしまいました。
私のノルマン文化の追っかけは忘れて、南イタリアの旅に戻りましょう。




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南イタリア物語ー3

2010-12-26 00:13:33 | 旅行
南イタリア物語ー3

ドウオーモ(モンレアーレ礼拝堂)を後にして、モンレアーレの街をあるきます。


K7 43mm limited

この風景は気に入っています。石つくりの町と、斜めからの光が作り出す光景はとっても、南ヨーロッパの光景です。

ツアーで時間が無いので、気に入った風景をじっくりとるという行動はできません。どれもこれも、瞬間芸みたいなものです。


K7 43mm limited


K7 43mm limited

石畳を走る小さな車、街並みから見える丘の風景はとても南イタリアです。


K20D 15mm limited

おみやげ屋さんも南イタリア。


K7 43mm limited

丘の上からのパレルモの街の風景も南イタリア、シシリー島に来たという気分にさせてくれます。


K7 43mm limited


K7 43mm limited

雲間からこぼれる、光線のスジはここでは<天使の階段>と呼ぶそうです。この後も、何度も写真で登場します。ここの人達は年中<天使の階段>に囲まれて生きているのです。


K20D 100mm macro

マクロレンズのつくる世界はやっぱり面白いな。もっと撮ればよかった。


K7 43mm limited

さすがシシリー島です。丘からは海が見えます。


K7 43mm limited <ヴィットリオ・エマヌエーレ大通り、ヌオーヴァ門>

再び、車でうずまる、パレルモの街中へもどります。


K7 43mm limited

街の人をバスから撮ろうと、何度も試みるのですが、そう簡単に写真になりません。これなんかどうでしょうか。あとは、みんな失敗してしまいました。





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南イタリア物語ー2

2010-12-25 00:43:10 | 旅行
南イタリア物語ー2

K20D 15mm limited


K20D 15mm limited

ここは、シシリー島でもっとも華麗な文化遺産といえます。あとから考えてもここはすごいところです。

言い忘れましたが、パラティーナ礼拝堂はノルマン王宮の中にあります。ノルマン王宮といえども、どれがノルマン様式か相変わらずわかりません。


K20D 15mm limited


K7 43mm limited
次々に、興味あるパターンが展開され、私にはとても楽しいところです。しかし、やっぱり、どれがノルマンなのかと、はっきりしないで欲求不満は解消しません。このパターンもどこかノルマンの影響があるような気がしてしょうがない。


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K20D 15mm limited


K20D 15mm limited


K20D 15mm limited

ノルマン王宮とパラティーナ礼拝場を後にして、パレルモ郊外のモンレアーレにむかいます。

後で考えたのですが、ガイドさんがビサンチン文化、イスラム文化、ノルマン文化の融合であると言い張っていたのは、それが正しいのかもしれないと思い始めました。おそらくノルマン王は、対立する強大なビサンチン文化とイスラム文化の中へ入り込んで、両者を融合させることに力をそそいだのでしょう。第三者だからできたことです。異文化の融合する過程は、2つの勢力の拮抗関係から始まります。対立するものは容易に融合せずに最初はマダラになります。例えば、スペイン、コルドバのメスキータです(後で登場します)やモンサンミッシェルです。シシリアでは第三者が最も権力を持ったわけですから、最初から融合を試みることができます。無論、ノルマン人の好みに合ったように融合させてゆくのですから、ノルマン文化がひとりでに混じり込みます。よって最初から完全に融合した形で表現されることになったわけです。ガイドさん、ケチをつけてごめんなさい。


K7 43mm limited

朝のパレルモは自動車でうまっています。かれらの運転のすさまじいこと、オートバイのあぶなっかしいこと。バスからみていてもハラハラする。


K7 43mm

いわんこっちゃない、眼の前で、事故る。車でうずまった道を救急車が割って走る。これまたすさまじい。このぶんでは、救急車はまる一日走り続けているに違いない。


K7 43mm limited

街並みの先に、丘が見える風景も魅力的である。左側の街路樹の実を使って修道士がロザリオをつくるそうだ。


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited

どうも、イタリアの空は日本とはだいぶ違う。
どうも、イタリア人はこんな丘の中腹に住みたがる性癖があるようだ。

モンレアーレへ到着、丘の上の、ドウオーモ(モンレアーレの礼拝堂)に向かいます。


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited

ドウオーモはパラティーナ礼拝堂とよく似ています。こちらの方が大きいのですが、装飾内容はパラティーナ礼拝堂の方がずっと緻密であるような気がします。パラティーナ礼拝堂はノルマン王朝を確立したルッジェーロ2世、モンレアーレ礼拝堂は2代後のグリエモ2世が作ったものです。


K7 43mm limited


<K7 43mm limitedで撮影する当方>


K7 43mm limited

ここにも、興味あるパターンがあります。とても不思議なパターンです。パターンをみるとその由来を追及したくなってしまいます。


K7 43mm limited


K7 43mm limited

さて、ドウオーモ(モンレアーレ礼拝堂)を後にします。




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南イタリア物語ー1

2010-12-23 20:56:48 | 旅行
南イタリア物語ー1  2010-11-23~11-30

年一回の海外旅行をすることにしています。値段が安いので、いつも冬場に出かけます。社長業をやりながらの、海外遊び旅行を実施するのは、毎回、とっても大変です。いつ死ぬかわからんのに、仕事だけしていてはバカだという考えで、頑張って実行しているのです。今回は、さらに大変なことになりました。<京都の紅葉>で書いたように、谷川岳で遭難しそうになって以来、首に腫瘤ができて、ありとあらゆる検査をしたのに原因不明、ネズミを拘束してストレスを与える実験をしているので、そのタタリではないかという説もあれば、山でライム病(ダニから移る、特殊な病原菌による) に感染したのではないかという説もあるし、悪性腫瘍という説も当然あります。悪性腫瘍を否定する意味で行ったPET検査の診断が出るのが11月22日、海外旅行の出発日が23日。PET検査の結果は悪性腫瘍を否定できませんでした。先生は特に海外旅行をやめろとはいいませんでしたので、思い切って出かけることにしました。キャンセルしたら2名で30万円の損害。旅行に出かけて、腫瘍が悪化したら、30万円と私の命を引き換えにしたことになる、私の命はそんなに安いのか。周りの人は、冥途の土産に、遊んで来いというし。
 結果的には、まだとりあえず生きているのですが、この旅行で、せっかく退縮しはじめた腫瘤が、また拡大して、加えて痛い。先生に痛いというと、痛い方が悪性腫瘍じゃない可能性が高まるから、痛い方がいいのだといって特にあわてた様子もない。結局、予定を一週間、早めてもらって、組織検査として、腫瘤からサンプルを取る手術の為に1月3日から一週間入院というスケジュールとなりました。酒をのむと痛くなるので、ここのところ1か月以上禁酒。先生は酒を飲んで悪いという理由はないとおっしゃいますが、痛いのはいやだから、徹底して飲んでません。旅行中に、一回ビールを飲んだら、たちまち痛くなって、その後、腫れてきてまったくいやな状態でした。現在の仕事は、ある先生の体内時計が狂うと、癌が発生するという<ネズミ>実験のメカニズムを解くことを手伝っているところです。海外旅行で昼夜が逆転し(つまり体内時計が狂って)、腫瘤が腫れて痛くなったということで、なんのことはない、今、解析している仕事を自ら<人間>で証明してしまったことになります。旅行から帰って、一週間もすると、ケロッと痛くなくなって、また退縮方向に向かっています。この腫瘤はなんやようわからん。切るしかないと腹をくくって、ブログを書きましょう。
この旅行は、ただ旅行して写真を撮るということ以外に2つの隠れた目的があります。
その1)
実は、一人のツアー添乗員さんの話が、私のスペインの旅、フランスの旅、中欧の旅、そして今回の南イタリアの旅、全てを結びつける原動力となっているのです。大変に影響力のある添乗員さんだったのです。彼はフランスの旅の添乗員さんで、かつて、建築家を目指していたそうです。 本来はツアーの企画をするえらい人なのですが、ピンチヒッターで、フロントに出てきたそうです。
建築様式からヨーロッパの民族や文化の流れをダイナミックに語ってくれました。

フランスの旅はノルマンディー地方を動くことが多く、ノルマン文化の話が、私の心を捉えました。モンサンミッシェルはロマネスク様式からゴシック様式へ変化するのですが、一部ノルマン様式が残っています。食堂の舟形の天井で、木製です。何もかもが石つくりの館にある木製の天井は印象に強く残ったのです。



<モンサンミッシェル、フランス、ノルマンディー地方>



<モンサンミッシェルのゴシック様式、フランス>



<モンサンミッシェルルのノルマン様式、フランス>

彼の説明でもっともショックをうけたのは、この地方を荒らしていたバイキング(ノルマン人)を防御するために、フランス王が最も強いバイキングの一族にノルマンディー地方を与えて、他のバイキングの侵入を防いだこと、それがノルマンディー公として現在も継続しているのです。さらに驚いたことには、ノルマンディーの一族は突如として大移動して、地中海のシシリー島に現れここを占拠したのです。さらにイタリア本土の南部を制圧して、大きな繁栄をイタリアにもたらしました。この繁栄の時代に、シシリー島にあったギリシャ、ローマ文化そして、ビザンチン文化にさらにイスラム文化、ノルマン文化の三者が融合して、華麗なる文化が生まれたのです。フランスで大騒ぎしたルネッサンス(刷新)とは、仰々しく恰好をつけているが、いってみれば、フランスがこの文化をまねして取り入れる過程にすぎず、もっといえば単にフランスにイスラム様式が混じり込む過程に過ぎない、どこが刷新だと言っている人がいます。この南イタリアのイスラム、ノルマンが混じった文化の創生こそがルネッサンスというべきでしょう。いつも日本人はキリスト教側から見ています。これは小さい頃からの教育でそうなってしまったのですが、イスラム側からみると、見方は全く違ってくるのです。
その後、このノルマン文化の混じった華麗な文化は結局南イタリアを占拠したスペイン人によりほとんど破壊されてしまったのです。インカ文明も壊すし、まったく、スペイン人は極悪人だ!! 今回の旅の一つの目的は、わずかに残った南イタリアのノルマン文化を見つけ出すことにあります。
その2)
ガラッと変わって、今回の旅は、<ペンタックス、limitedレンズの旅>と名付けてもいいのです。ペンタックス2台(K20D, K7)に、レンズは全てlimited単焦点レンズのみ。Limitedは長焦点側が77mmまでなので、例外的にペンタックス100mm マクロを加えました。limitedレンズというのは、数値性能の極限を追いかけるのではなく、撮影して出来た絵が魅力的であるとか、軽くて使った感じそのものが魅力的であるとか、そういう目標を掲げて作ったレンズです。私が多用している15mm limitedを最近買った雑誌で、あるカメラマンが絶賛していました。私が感じていることとまさに同じことをいっていました。このレンズ一本の為に、ペンタックスを買う価値がある。撮ろうと思った場面を、その時の思ったことをそのまま表現しくれるレンズだ。まさにそう思っていました。場面を正確に写すと言っているのではありません。感じたことをそのまま表現すると言っているのです。しかも小さくて軽いレンズなのです。
ペンタックス15mm limited, 35mm limited macro, 43mm limited, 77mm limited, 100mm macroです。ズームレンズは一本も持ってゆきませんでした。ずいぶん悩みましたが、結局、全部単焦点レンズで勝負しようと思い立ったのです。ズームレンズ全盛時代に、こんな人はいないでしょう。そうとうひねくれています。しかも、せわしない、ツアー旅行で。いくらカメラ2台使っても、最適な焦点距離を選択できません。たまたま、カメラに付いているレンズのこちらの頭を合わせて、絵を作ってゆくしかないのです。
なんで、そんなことを。理由の第一は、これまで撮ってきて、面白いなと思った写真のほとんどが単焦点レンズをつかったものであるという理屈抜きの実績。第二に★印ズーム2本に2台のカメラでは、中欧旅行はそれをやったのですが、重くてやってられません。
高倍率ズーム一本、フランス旅行でやったのですが、どうしても写真の質が満足できません。軽量ズーム2本でもいいのですが、結局2台のカメラを持つなら、単焦点の方がずっと面白い。とにかく、ズームは面白くないのです。単焦点レンズは一本一本個性があります。それが面白い。ズームレンズはどの焦点でも破綻しないようにつくるので、各焦点距離で個性を生むなどということは到底ありえないのです。レンズに個性なぞいらない、性能さえあればいい、被写体で個性をつくればいいとみなさん言うわけです。でもね、一回、単焦点一本一本にドキッとされられると、そいつを置いて旅に出るなどということは考えられないのです。
   今回は5本のレンズをランダムに使っています。均等な使用を心がけるなどということはしていません。その時その時で選んで、場合によるとレンズを変える余裕が無くて、無理やり使って、撮っています。数百枚の写真からブログ用に選択するときも、レンズを均等に選ぶなどということをしていません。単純に気に入った写真をのせています。最後に集計すると、どのレンズがどれくらい選ばれたか、これは面白い試みです。



K20D 43mm limited

アリタリア航空で12時間飛んで、ローマのレオナルドダビンチ空港につきました。グラディエーター(ローマ時代、将軍マキシマス、コロッセオ/剣闘士が沢山登場する)が面白かった。ローマは気温7℃と寒い。ここからまたアリタリアの飛行機でシシリー島のパレルモへむかいました。パレルモはさすが南イタリア、気温はローマよりかなり暖かい。

パレルモのホテルに夜中に着く。もう遅いのでバールで菓子パンしか売っていない。結構安くて、おいしいパンをかじりながら寝る。

11月24日
パレルモ、パラティーナ礼拝堂へ



K20D 15mm limited



K20D 15mm limited



K20D 15mm limited



K20D 15mm limited

現地ガイドさんがビザンチン文化、ノルマン文化、イスラム文化が融合したと説明する。私はしつこく、どこにノルマン文化が残っているのでしょうかと聞く。ガイドさんは同じことを繰り返す、融合した文化です。とうとう、ノルマンの痕跡はわからない。私はこの天井部分にバイキングの船の構造を感じて、ノルマンの痕跡と勝手に思う。ガイドさんは納得しない当方をうるさいやつと思ったにちがいありません。
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京都の道 その3 一条通りー3

2010-12-23 00:07:15 | 旅行
京都の道 その3 一条通り03



当然、神社にお参りしなくては。吉田神社は吉田山に上にあるので、ぞろぞろ上ります。



この柱をなぜるといいことがあるといわれて、なにもわからずなぜまわす。



日本各地の神様が勢ぞろいしている。当方は上総と下総にお参り。



きれどころがお札や絵馬を頑張って売っています。豪華景品が当たる、福豆ふくろは売り切れ、残念、残念。



巫女さんも頑張ってお守りを売っています。なにしろこの3日間が一年で一番の勝負どころ。



当方はお札より、にごり酒をマスでいっぱい。ヒノキの匂いがここちよい。ここの近所の酒造所、が樽酒を持ち込んで大繁盛。



結構、コップ酒を注文する女性がたくさんいます。見たところ男性よりずっと多い。





もう、11時30分、バスはありません。一条から東山三条へ、てくてく帰ります。



途中の灯篭屋さんのディスプレイがきれいでした。



家に帰り着いたのが夜中の12時。本日の収穫。吉田神社で買った、原酒とにごり酒。マスもあります。同じく吉田神社のお豆、廬山寺の豆まきで拾ったお豆3つ。コンビニで買った恵方巻きを並べて、 一人で酒盛り。


この道シリーズ、当方は大変気に入っているのですが、地味すぎますかね? 正月前に節分ではうけませんよね。しかたないので、明日から南イタリア物語を開始します。道シリーズはしばらく中断です。
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