俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬の山

2018-12-26 | 俳句・冬・地理


旭岳


城跡に立ち雪嶺を望みけり




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一口に冬山と言っても様々な景がある。







草木が枯れた「枯山」。




大白森山



うすうすとベールを纏って青く見える山。

雪の降りしきる山、あるいは、雪の積もった山など。




小峰城跡三重櫓



白河駅の近くに小峰城跡がある。




茶臼岳



その三重櫓の横から那須連峰の雪嶺を望むことができる。

そこに立ってしばらく眺めていた。




猪苗代湖畔の山


日の差しぬ湖(うみ)の向かふの冬山に




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冬の暮

2018-12-25 | 俳句・冬・時候




蕉翁の跡を歩きて冬の暮




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冬の夕暮れどきをいう。







「短日」という時間的な季語に比べると、「冬の暮」はその

情景に目をとめた空間的な印象が濃い。







冬の暮の後はすぐに夜の闇に包まれる短いひとときだが、

灯が冴え冴えと点き、孤愁を誘う。







芭蕉が歩いた奥の細道の白河の関辺りを歩いたが、気が

つくと既に冬の暮となっていた。






北国の風出てきたり冬の暮




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クリスマスイブ

2018-12-24 | 俳句・冬・人事




クリスマスイブやサンタのパンケーキ




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クリスマスの前夜のこと。







12月24日の晩。







また、そのときに行なわれる行事をいう。







聖夜ともいう。







この時季限定のサンタがのったパンケーキを食べながら、

クリスマスイブの雰囲気を味わった。






クリスマスイブの月なり車窓より




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冬田

2018-12-23 | 俳句・冬・地理




この辺り芭蕉通りし冬田かな




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稲を刈り取ったあと、冬になって荒涼としている田をいう。







水を抜いて乾いた田の刈り跡に、晩秋に生えたひつじもすっ

かり枯れ果てて、蕭条たる景となっている。







いわゆる冬枯れの田である。




芭蕉句碑



白河の関跡の芭蕉句碑で、〈西か東か先早苗にも風の音 

芭蕉〉と書かれている。







白河の関跡を芭蕉と曾良が訪れている。

その関跡近くの田が、すっかり冬田となっていた。






雪の田や磐越西線車窓にて




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落葉山

2018-12-22 | 俳句・冬・植物




登りたしされど道なき落葉山




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落葉をし尽くした山をいう。







落葉山の麓の南湖を望む高台に「共楽亭」がある。

ここは、松平定信によって「土民共楽」という、身分を越え、

敷居を廃して誰もが楽しめるとの理念に基づき建てられた

茶室である。







その裏山は落葉山になっていて登りたい気もするが、どこ

にも道がなかった。







白河の関を再び訪れた。







登って行くと、白河神社の隣には中世館跡があり、落葉山に

なっていた。

その深々とした落葉の中を歩いた。






土塁あり空堀ありて落葉山




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