今日のひとネタ

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時代は変わった

2004年09月03日 | 日記・雑記
 約10年前、まだ青森に住んでた頃の話。当時は一家3人で2DKに住んでおり、家にたまった本を処分するために駅前の古本屋へ。土曜の午後でしたが、紙袋3つ分の合計数十冊を処分しスッキリした気分で歩いていたところ、偶然得意先のオバハン社長に会いました。

 あちらは仕事帰りらしく「おやまぁ何してるんですか?」と聞くので、「はぁ古本屋に本を売ってきました。」と言うと、なぜか一瞬とまどった表示になり「…そうですか。あの…お蕎麦でも食べに行きませんか?」と言いました。が、時間は既に午後3時近く。当然昼食は済ませてたので、「すいませ~ん、折角ですけど家族待たせてるので…」という事でその場を後にしました。

 が、翌週その得意先に出入りしている問屋の人によると、そのオバハン社長は私について「あの人、そんなに生活苦しいのかねぇ?」と聞いてたんですって。失礼な! まぁ当時60代であった人にとっては「本を売る=苦学生」のようなイメージでしょうが、こっちは部屋が狭いから読み飽きた本を処分しただけで悲壮感はまったくありません。その時になってようやく「あのオバハンはこっちがひもじい思いをしてると勘違いして、蕎麦をご馳走してやろうと思ったのだな。」と理解しました。

 しかし、焼肉とかフルコースディナーと言わず、蕎麦というあたりがオバハンのオバハンたる所以です。で、この経験で何を悟ったかと言うと「自分ではなんとも思っていない行為でも、他人は変な目で見ることがある。」というこってす。この時にたまたま妻が帰省してたりすると、「あの人は飲む打つ買うで借金抱えて嫁さんにも逃げられた」とか言われても不思議ではないのでしょう。

 それを考えると、BookOff全盛の現代では、本を売ったり古本買ったりすることには世間一般の抵抗はなくなったわけで、そういう意味では良いほうに変わったとは言えます。思わぬところで他人に変な目で見られるという経験でしたが、妻に言われてふと思い出したのでした。

 ところで、昨日はこのblogを始めて以来最高のアクセス数でした。一番影響のあるのはココログの新着に表示されてる事でしょうが、同様のメールで困ってる人が多い証明でしょう。一見さんも結構来てくれたようだし。(私のところには今日も来ました。15でどうですか?という方が。) とにかく書いた内容によってアクセス数が変わるというのは面白いというか、やりがいがあるというか。もうちょっと新着に残る時間が長いといいのですけどねぇ。どんなもんでしょう>@niftyさん