富山県から女子高生デュオの「STEP」というグループがデビューしました。これは、単に新人アーティストを売り出すという目的だけでなく、地域の活性化まで目指したプロジェクトとしてです。富山と言えば、ホタルイカやら鯛、カニ、エビで有名というのは金太郎温泉のCMソングでもお馴染みで(え、知りませんか? おかしいなぁ…)、きれいな海があります。また立山、黒部などでもお馴染みで、言うなれば海あり山ありの土地。そういうところから地域起こしというか、富山を元気にしようという使命を背負ったグループのデビューを作るにあたって白羽の矢が立ったのが尾崎亜美さん。今日は亜美さんがどういう曲を書いたか、というお話。
その前に、亜美さんのソングライターとしての実績を説明しておきます。お馴染みのヒット曲としては松田聖子の「天使のウインク」「ボーイの季節」、松本伊代の「時に愛は」、岡田有希子の「サマービーチ」、高橋真梨子の「あなたの空を翔びたい」、河合奈保子の「微風のメロディー」など多数。また、新人女性歌手のデビュー曲を手がける事も多く、金井夕子の「パステルラブ」、杏里の「オリビアを聴きながら」、南翔子の「私の恋は行方不明」、上田浩恵の「ソロサピエンス」、観月ありさの「伝説の少女」、myu:の「The World is all changing」などがあります。(高橋真梨子も一応ソロデビュー作は亜美さんの曲でしたが)
新人アーティストの曲を作る場合にはまだ一般的なイメージがない中に、なんとか本人に合った曲を作らねばなりません。そういう時にどうするかというと、亜美さんの場合は特に杏里の「オリビアを聴きながら」でのエピソードで有名ですが、とにかく本人といろいろな話をして、その人がどういう人であるかという情報をあれこれインプットしてそのイメージにあった曲を作り出すという事です。杏里の場合はオリビアニュートンジョンが好きだという話を聞き、それをタイトルに取り入れ歌詞の中にもオリビアの曲の一節が取り入れられています。
さて今回のSTEPのデビュー曲「水のように 跳ねる魚のように」ですが、女子高生デュオであるので二人の人間性に加えて、富山県というものまで背負って立たねばならないという大変な作業。STEPの公式サイトでも、曲作りの前に亜美さんが本人たちに会って話している様子が見えます。多分この時は、亜美さんのアンテナがフル稼働していた事でしょう。そして出来上がった曲はというと、これが素晴らしい出来です。歌詞もメロディーも新人らしい初々しさが感じられる上に、音楽に真剣に取り組もうというひたむきさも伝わってきます。それに加えて自然が豊かな土地柄もイメージさせる言葉が使われています。力作です。
「ちっぽけな声だけど そびえ立つ山々に 叫びたい 生きてると だから We wanna sing!」なんて女子高生が一生懸命歌うんですよ。ついつい応援してあげたくなってしまうじゃあ~りませんか。また、曲自体もちゃんと二人のハーモニーを活かせる作りにもなってますし、これぞソングライターとしての尾崎亜美の真骨頂! お見事。
そうやって地元の期待を一心に背負ってデビューした二人ですが、富山県内のチャートでは発売直後に見事No.1に輝き、全国的にもインディーズチャートで15位まで上昇しました。二人とも現役高校生であり、片方は陸上でインターハイにも出場するという事ですから活動の場は限られているようですが、地元のイベントでは引っ張りだこの様子。こういう曲がラジオからしょっちゅう流れてきたら、ついつい口ずさんでしまうでしょうね。富山の人は幸せ者です。
で、そんな彼女たちの曲ですが、amazonでのレビューを見たら「顔はブサイクだけど曲は最高にいいと思う」ですって。ごむたいな。傷つきやすい年代だと思うので、私がもうちょっとまともなレビューを書きますか。いずれにしても、彼女たちの初々しい歌声を聞きたい方は、是非CDをお買い求め下さい。どーですか、お客さん。
その前に、亜美さんのソングライターとしての実績を説明しておきます。お馴染みのヒット曲としては松田聖子の「天使のウインク」「ボーイの季節」、松本伊代の「時に愛は」、岡田有希子の「サマービーチ」、高橋真梨子の「あなたの空を翔びたい」、河合奈保子の「微風のメロディー」など多数。また、新人女性歌手のデビュー曲を手がける事も多く、金井夕子の「パステルラブ」、杏里の「オリビアを聴きながら」、南翔子の「私の恋は行方不明」、上田浩恵の「ソロサピエンス」、観月ありさの「伝説の少女」、myu:の「The World is all changing」などがあります。(高橋真梨子も一応ソロデビュー作は亜美さんの曲でしたが)
新人アーティストの曲を作る場合にはまだ一般的なイメージがない中に、なんとか本人に合った曲を作らねばなりません。そういう時にどうするかというと、亜美さんの場合は特に杏里の「オリビアを聴きながら」でのエピソードで有名ですが、とにかく本人といろいろな話をして、その人がどういう人であるかという情報をあれこれインプットしてそのイメージにあった曲を作り出すという事です。杏里の場合はオリビアニュートンジョンが好きだという話を聞き、それをタイトルに取り入れ歌詞の中にもオリビアの曲の一節が取り入れられています。
さて今回のSTEPのデビュー曲「水のように 跳ねる魚のように」ですが、女子高生デュオであるので二人の人間性に加えて、富山県というものまで背負って立たねばならないという大変な作業。STEPの公式サイトでも、曲作りの前に亜美さんが本人たちに会って話している様子が見えます。多分この時は、亜美さんのアンテナがフル稼働していた事でしょう。そして出来上がった曲はというと、これが素晴らしい出来です。歌詞もメロディーも新人らしい初々しさが感じられる上に、音楽に真剣に取り組もうというひたむきさも伝わってきます。それに加えて自然が豊かな土地柄もイメージさせる言葉が使われています。力作です。
「ちっぽけな声だけど そびえ立つ山々に 叫びたい 生きてると だから We wanna sing!」なんて女子高生が一生懸命歌うんですよ。ついつい応援してあげたくなってしまうじゃあ~りませんか。また、曲自体もちゃんと二人のハーモニーを活かせる作りにもなってますし、これぞソングライターとしての尾崎亜美の真骨頂! お見事。
そうやって地元の期待を一心に背負ってデビューした二人ですが、富山県内のチャートでは発売直後に見事No.1に輝き、全国的にもインディーズチャートで15位まで上昇しました。二人とも現役高校生であり、片方は陸上でインターハイにも出場するという事ですから活動の場は限られているようですが、地元のイベントでは引っ張りだこの様子。こういう曲がラジオからしょっちゅう流れてきたら、ついつい口ずさんでしまうでしょうね。富山の人は幸せ者です。
で、そんな彼女たちの曲ですが、amazonでのレビューを見たら「顔はブサイクだけど曲は最高にいいと思う」ですって。ごむたいな。傷つきやすい年代だと思うので、私がもうちょっとまともなレビューを書きますか。いずれにしても、彼女たちの初々しい歌声を聞きたい方は、是非CDをお買い求め下さい。どーですか、お客さん。