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自分で確認してみようと

2007年10月14日 | 日記・雑記・ただの戯言
 朝から「サンデージャポン」でも「アッコにおまかせ」でも例の内藤VS亀田戦の話題でした。私は実際試合を見ておらず「TBSの実況が亀田寄りだった」とか「亀田が反則三昧」とかいうのはわからなかったので、とりあえず見てみることにしました。とはいえ録画してなかったのでマルッとYou Tubeにて。いい時代になったものです。以下感想です。

 試合自体については、ほぼ一方的な内容。実況によると「亀田がプレッシャーをかけてる」との事でしたが、文字通り亀さんになって頭を下げて突っ込んでるだけではないでしょうか? あれではまともに試合にならない上に手数も圧倒的にチャンピオンが上回ってたと見ました。

 で、実況についてはたしかに亀田寄りであると思いました。細かい事を上げればキリがないのですが、見てない方で興味のある方は映像をご覧下さい。リアルタイムで見てればイライラするのもわかります。あれは局から強い支持があったのか、それともアナと解説者が気を回した結果なのかはわかりませんが。

 それと内藤選手がテレビでも言ってた反則行為ですが、たしかに8R以降でクリンチの際の太腿パンチは確認できました。10Rでは内藤選手もアピールしてましたが、それについて解説者が「相手の反則をアピールするときは、自分にとっていい展開になってないということですよね」なんて言ってたのも印象的でした。

 サンデージャポンでは内藤選手のこれまでについて紹介してましたが、テリー伊藤氏が「なんか昭和の匂いがするね。田舎から出てきていじめを克服するためにボクシング始めて、貧乏に耐えながら夫婦で頑張ってチャンピオンになるなんて、昭和の頃の話だよね」と言ってました。彼にしてはまともなコメントで感心しました。

 が、考えてみればそういうドラマがあって苦労の末に世界チャンピオンにまでなった人をとりあげずに、これまで亀田親子ばかり持ち上げてきたメディアにそもそもの問題があるのでは?と思いました。「亀田親子によってボクシング人気が盛り上がった」なんていう人もいますが、ちゃんと取材していれば視聴者の興味をひく素材というのはいくらでもあったでしょうに。

 それにしても内藤選手は素晴らしいキャラクターです。ファイトスタイルも結構変則的なフックがブンブン飛んで来て魅力的だし、コメントを聞いていてもウイットに富んでいて面白いです。そういう人をこれまで取り上げずに来たメディアには「屁タレ!」と言ってあげましょう。