今日のひとネタ

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ハロウィンを一人で見ると

2007年10月31日 | 昔のテレビ番組の話題
 映画「サスペリア」の宣伝コピーは「決して一人では見ないで下さい」でしたが、そりゃまぁ映画館に行って一人っきりで見るのは無理というもの。それに対抗したのでしょうが、映画「ハロウィン」のラジオCMの宣伝コピーは「一人で見てもいい。だが、誰も助けてくれない。」というものでした。(多分)

 「ハロウィン」は1978年製作のアメリカ映画ですが、日本での公開は多分1979年だったと思います。当時私は「ハロウィン」が何を意味するか知らなくてどういう映画かさっぱりわかりませんでした。

 私が映画「サスペリア」を見たのは確かテレビの月曜ロードショー。当時高2だったかな? 見たいと思ったものの両親とも家にいなくて一人で見るはめに。「やはり一人で見るとよくないことが起こるのか?」(←結構怖がり)と思い、結局当時の実家の番犬(ヨークシャテリア♂4歳)を膝に抱いて見ました。が、あの映画は派手なコピーの割に前半にちょこっとドキッとさせるところがあるだけで、たいして怖くも面白くもありませんでした。あれなら「オーメン」の方が100倍怖いです。

 一方「ハロウィン」がどうかというと、こちらは一人暮らししてるときに深夜枠で見ました。結構面白かったです。なによりあの医師のキャラクターとブギーマンのしぶとさがイケてます。第1作しか見てませんがシリーズ化したのも頷けるところ。

 ただ私は「ブギーマン」と聞くと宇崎竜童氏を連想してしまうので、あんまりホラー映画とはイメージが直結しません。最近は遅ればせながらサディスティックミカバンドのファーストアルバムを聞いてるので、あれを考えると元祖ブギーマンは加藤和彦氏の方かもしれませんが。

 ところで「恐怖劇場アンバランス」というドラマをご存知の方はどれくらいいるでしょう? あれの冒頭のセリフは「心臓の弱い方、お一人でご覧の方はこの『恐怖劇場アンバランス』はご遠慮下さい」でした。このドラマの放送は1973年だそうですから、1977年製作の「サスペリア」のコピーはこれのパクリだったんですね、きっと。

 そういう事をあれこれ調べてたら、この「恐怖劇場アンバランス」が最近DVDで発売されたとか。見てみたい気もするのですが全部買う気はなし。洋物のコアイドラマでは「悪魔の手ざわり」ってのもありましたよね。ま、今の若い人は知りはれへんやろなぁ…。