NHK紅白歌合戦というと年明けに再放送やってる感覚があったのですが、実際は全然ありません。オンデマンドでちょこっとやってたかと思うのですが、それがわかって以来毎年録画することにしています。特に昨年の「あまちゃん」関連なんて、ブルーレイに保存版でとってあるくらい。
さて私はというと、子供の頃というか70年代はまともに見てて楽しんでて、80年代というか高校生くらいになると「ケッ!」と思うようになり、大人になったら「いまだに紅白見てるやつはバカ」とか思ってました。
が、ここ何年かは毎年見てます。理由は特にないというかわかりません。流行歌の世界が低迷して来たので、その現状を確認したいと思ってみているようなものかもしれません。で、そういう者として昨日の紅白の感想を書きましょう。
全体としては、あんまり面白くはなかったです。知らない曲が多かったのもありますが、折角司会に起用した吉高由里子のキャラが生きてなかったような気がするのと、全般的に嵐に依存しすぎというあたりが。一応紅白歌合戦ということになってるので、紅組歌手の紹介まで嵐がやるのはいかがなものかと思うわけです。
そして一番文句言いたいのは大トリの松田聖子。うちの家族には「あなたに逢いたくて」をカラオケのレパートリーにしている者がいるのですが、聞いた途端「2コーラス目がない!」と怒りだしました。わざわざ大トリにしておいて、短縮バージョンで歌わせるのはひどくないですか?と。あの曲が長いってのもあるかもしれませんが、嵐は6分近く歌って、松田聖子は3分半だったし。
サザンオールスターズについては、あの映像だけまったく紅白とは別の世界になってたので、個人的には無くてもよかったと思います。あのおかげで松田聖子が割り食ったのかもしれないし、他にも紅白っていうと出たくて仕方ない人も多いのだから、もうちょっと別の人出してもよかったのかもしれないし。ファンのことを考えるなら、会場に行けなくとも見たい人はWOWOW契約すればよかったですしね。
中森明菜は見たい人もいただろうから、あれは別になんとも。個人的には中森明菜自体に期待するところはあんまりないので、あれくらい歌えば満足する人は多いのだろうと。折角ならもっと歌声をじっくり聞かせる曲ならよかったのにと思うくらい。あとは中島みゆきがNHKホールで歌わなかったのが残念。NHKホールで歌わない人は出さなくていいと思ったりするわけです。
元々がアンチ紅白でしたので「面白くないなら、いい加減やめたらええやん」と思うものでありますので、今年もやるのなら抜本的な改革を望みます。なくなると寂しいと思う人がいるとかいう声もあるでしょうが、うちの親も何年も前から既に脱落してますので、どういう年代を対象にしてるのでしょう? なんかあればAKBとかももクロを踊らせとけばゴージャスな雰囲気になると思ってるようじゃダメです。うちの母は嵐は割と好きらしいけど、AKBは嫌い、ももクロ知らない、パフュームはわからない、なので赤組が勝てるわけはないだろうと。
ちなみに意見には個人差があります。あくまでも個人的な意見として忘れないうちに書いておこうと思った次第です。皆さんはいかがでしょうか。