先月までCSで放送されたドラマ「日本沈没」は全話録画したので順番に視聴中です。半年の放送なので全26話ですが、22話目でついにフォッサマグナから日本列島は折れ曲がってしまいました。これまで九州、関西、北海道と地震が地上巡業をしていましたが、ぼちぼち関東地方にも迫ってきてます。
このドラマには毎回ゲストがでるのですが、小川知子が男勝りのパイロット役だったり、加茂さくらが子持ちの女トラック野郎だったり、下條アトムと水沢アキが田舎の純愛カップル役だったり、林家喜久蔵が農家の息子、穂積ペペとか小原秀明が北海道の純朴な若者役だったりで、その地味な存在感から目が離せません(?)。
で、その22話では中学生カップルが出演。男子は「超人バロム1」や「なぞの転校生」でお馴染みの高野浩幸君、女子の方も見覚えがあって「誰だっけ? もしや?」と思って調べてみたら、この人は中村亜子さんという人。そうです、あの「桃尻娘」でお馴染みの亜湖さんです。この回は1975年の放送ですが当時から出てたんですね。愛嬌溢れた笑顔が印象的だったので、当時このドラマを見てたらファンになってたかも。で、その後「桃尻娘」を見てショックを受けたかも。
それはそれとして、ドラマ版は映画とはちょっと感覚が違います。毎回村野武範扮する小野寺と地方の人との触れ合いがあるのですが、灯台に残された人を助けに行った自衛隊ヘリが海底火山の噴火で墜落したときに、見てた人が「う~む、あれだと船でも近づけないし…」とか言ってて、「ちょっと! 自衛隊員の心配してよ!」とか思いました。
あとは島民全員の避難よりは、最後に残された2人くらいの救助に焦点が当たってたりして、私が原作を読んで感じた「国とは?」「国家とは?」「国民とは?」「国土とは?」とかいう安全保障の根本的な問題よりは、規模からするとミクロ的な部分が強調されてるので違和感大です。多分それが制作側の狙いなのでしょうが。
それと映画版では総理大臣が丹波先生だったのですが、ドラマ版では山村聰が演じてます。この点ではドラマ版を評価します(笑)。評価しないのは、小野寺と玲子の恋愛関係がお互い粘着質なのに進まないこと。いきなり由美かおるが看護婦になっちゃうし、入浴シーンはないし。ブツブツ…。