NHK-BSの「ザ・フォークソング~青春のうた~」という番組を見ました。途中からだったのですが、全然内容をチェックしてなかったので、ステージでしゃべってる人を見て「誰や? このおっさん?」と思ったら下田逸郎さんでした。この人を見るのは「アコースティックレボリューション」というイベントをテレビで見て以来だと思います。あのときは大村憲司さんと斉藤ノブさんとの三人のステージでしたが、大村氏のギターが凄くいい音をしてた記憶があります。
この下田逸郎氏については、「踊り子」とか「SEXY」とか最近聞く機会があったのですが凄くいいと思います。ただしリアルタイムでは存在は知ってはいたけど理解できなかったので、小学生には難しかったのだろうと。
で、番組の最後に出てきたのがカルメン・マキさん。私はもちろん「時には母のない子のように」で知ったのですが、その後いつの間にかバリバリのハードロック系のシンガーになったりで、よくわからん人というイメージでした。もちろん「時には…」もよくわからん歌なのですが。
が、何年か前にうちのバンドが参加したライブの対バンがカルメン・マキのロック時代のコピバンだったので「結構好きな人多いんだなぁ」と思った次第。そのバンドはファッションまでコピーしてたので熱狂的ファンが多いと推察します。
今日は寺山修司さんのことを結構語ってましたが、あらためて聞いてみるとまさに詞を伝える歌ですね。今日は2曲しか歌わなかったのですが、迂闊に近寄るとバッサリ切り捨てられるような迫力がある凄いステージでした。
もしかして「時には母のない子のように」は歌わないのかとも思ったのですが、これも寺山作品なので今日はフォークシンガーとしてのカルメン・マキでした。なんにしてもいいものを見せて貰いました。
再放送は11月29日にあるようですので、興味のある方はご覧下さい。いや、興味のない人も見た方がいいかも。