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映画「帝都大戦」見ました

2019年07月06日 | 映画

 映画「帝都物語」の第二弾です。「帝都物語」はほとんど期待しないで見て案外面白かったのですが、続編があるとは知りませんでした。結果として感想は「余計なことを…」と。

 「帝都物語」は難解と言われるのですが、確かに平将門の霊とかそういうのがややこしいです。が、そんな中でも人間たちのドラマが見ごたえあったので良かったのですが、「帝都大戦」の方は特撮とかCGで怖がらせる要素が多くて興ざめでした。

 「帝都大戦」の舞台は昭和20年1月の東京。戦争の末期ですが、不利な戦局を打開するために敵国の首脳を呪術で倒そうという計画が沸きあがります。その呪術者が丹波先生なのでまさにハマリ役。

 しかし、こういうのを見るといつも疑問に思うのですが、どう考えてもキリスト教徒であろうアメリカとかイギリスの首脳を仏教の呪術者が呪えるものでしょうか。「信じるものは救われる」ですが、信じてなければ怖くもないと。日本人が「エクソシスト」とか見ても、聖水とか十字架とかがそんなに重要と思えなかったりするのと同じです。「怨霊」と聞くと怖いけど、「悪魔」と聞くと別世界のような気がするのと同様で。

 そういう意味で「帝都物語」に出てきた「學天則」は画期的でした。要するにロボットなので心がないから観念的な「怨霊」には負けないと。それでも戦っているうちにボロボロになるあたり、ちょっとウルっと来てしまったものです。

 なので、「リング」における「らせん」というか、「エクソシスト2」というか、「オーメン最後の闘争」というか、「余計なことしやがって」という感じはあるわけです。ちょっと感覚をリセットするためにもう一回「帝都物語」見るかなぁ。