今日のひとネタ

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有吉ジュンとかランデブーとか

2019年07月11日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 もう20年ほど前から探していたレコードがあって、それは有吉ジュンさんの「あげるものはなにもない」。たま~にヤフオクで見かけても結構高かったりするので買いませんでした。もちろん中古レコードが置いてあるような店ではまったく見かけず。

 それがふと検索してたら「アイドル・ミラクルバイブルシリーズ」というCDに収録されているのを発見。Amazonではバカ高かったのが、なんのことはないソニーミュージックダイレクトという公式ストアでは普通の価格で買えました。しかも注文した翌日に発送されたという。

 有吉ジュンさんは、西野バレエ団出身で歌手としては1976年9月に「涙があればいい」でデビュー。デビュー当時のプロフィールによると大阪市出身で昭和32年生まれ、身長161cm、特技はモダンバレエだとか。

 彼女については、関西の人ならMBSヤングタウン火曜日のパーソナリティーとして、その他ではお笑い漫画道場のゲストにしばしば出てたり、あとはソニーのベータマックスのCMに出てた人という印象でしょうか。

 ヤンタンは1977年10月から79年8月まで担当してたそうですが、当時私もオール阪神巨人の物真似コーナーが大好きで毎週聞いてました。ベータマックスのCMは「カメラ映りのいい顔をベターマスクっていうそうです。ソニーのビデオはベータマックス」というセリフは有名かも。あとは芸能人運動会の重量挙げで優勝してたこともありました。

 デビュー曲は当時知らなかったのですが、2曲目の「ランデブー」は甲斐よしひろ作詞作曲ということで話題になり、彼女を意識したのはその時から。この曲は甲斐バンドがアマチュア時代からステージでは歌ってた曲でデビュー当時の楽譜集にもこれが掲載されてました。(その後、アルバム「破れたハートを売り物に」に収録された「ランデヴー」とは別の曲) 甲斐バンドはデビューしてからもこの曲をライブでやってたそうですが、私は聞いたことありません。ただ、これを歌うときに甲斐さんがステージを走り回って息が切れ「デーブー デーブー」としか聞こえないから長岡さんが傷ついてたというネタが「セイヤング」でありました。

 と、余談はその辺にしておいて問題の「あげるものはなにもない」のこと。これは1977年の発売。前作の「ランデブー」はロックンロール調でアイドル歌謡としては結構いい出来だと思います。おまけに有吉ジュンさんは可愛いし歌もパンチが聞いてて魅力的だったので、結構気になる存在でした。そんな彼女がセクシーな衣装でこの「あげるものはなにもない」をテレビで歌う姿が頭に焼き付いてて、その後気になる曲となりました。が、何しろ当時いたいけな中学二年生はこういうお色気歌謡ともいえる曲のレコードは買えなかったと。何回かテレビで見たけど割りといい曲だったような気がしてその後中古レコード買おうとしてたのは前述の通り。流通してないというのは、結局ヒットしてなかったんでしょうね。

 それをあらためて聞いてみたら、まぁ結構魅力的ではあります。思ってたのとはアレンジが違って、案外ドドンパっぽいというかなんというか。ジャズっぽいような気もするのですが。(どうもうまく表現できん) なんにしても今回ジャケット写真も見られたし、有吉ジュンさんのシングル5曲のAB面全部聞けたので満足しました。5曲目を聞くと確実に歌唱力はアップしてるし、もっと人気出ても良さそうでしたが。その後芳野藤丸師匠のライブでコーラスやってる映像も見た事あったので歌の仕事は続けてたようですが。

 なにしろこのCDはその他に青木美冴、秋本圭子という私にとってのアイドルが揃ってますので、有吉ジュンさんを追っかけてて思わぬ良い買い物をしました。(CDの詳細はこちらをご覧下さい) あとのお二人についてはそのうちにあらためて記事を書きましょうかね。どうせあたしゃアイドルおたくさぁ…。