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「騎士団長殺し」読みました(ネタバレなし)

2019年09月01日 | ブックレビュー

 遅ればせながら村上春樹先生の「騎士団長殺し」を読みました。結構面白かったです。私は特にファンというかハルキストというわけではなく、長編で読んだのは「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」「1Q84」「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」くらい。

 この人の場合は新作が発売されればものすごく売れるわけで、私のように別にファンではないけど読んでみるという人は多いことでしょう。長編とはいえ読み始めて途中で挫折した作品は今のところないので、どれも面白いというのはさすがです。

 それで今回の作品は油絵とか肖像画とかの話があれこれ出てくるし、主人公の住む家とかご近所さんのお屋敷も実際どんな感じか気になるので、映像で見たいと思いました。これはWOWOWあたりでドラマにしていただけないものだろうかと。もちろん私の頭の中でも想像してますが、他の人はどんな風なのを思い描いているのだろうかと興味もありますので。

 そうなるとキャストはどうするかというと、主役は山本耕史か向井理、その友人の雨田政彦には高橋一生、その父親で高名な画家の雨田具彦には田中泯、免色さんには吉田鋼太郎が思い浮かびますが、得体のしれない人物として三上博史でもいいかも。ただし身体を鍛えてそうというとやはり吉田鋼太郎でしょうか。あとは、ドラマの雰囲気を出すには若いころの雨田具彦も是非登場させて欲しいと思いそこは長谷川博己ではどうでしょうか。

 一方の女優陣ですが、あまり明るいタイプの女性が出てこないのでちょっと迷うところ。主人公の妻の柚には蒼井優、免色さんの元彼女には栗山千明、秋川笙子が唯一多少明るいタイプでもいいかと思い菅野美穂で、絵画教室の生徒であり例の人妻には吉田羊と。子役はさっぱりわからないのでそこはおまかせで。

 と、そんなことを考えてるとちょっと楽しいです。なお、毎年ノーベル文学賞の頃になるとハルキストの方々がカフェに集まって、村上作品を朗読しながら発表を待つというのが恒例になってるようです。今回の作品もワッチコンのシーンが多いので、その辺作品と読む個所は考慮されてるのでしょうか。何気なく「1Q84」を読み始めて「勃起は完璧だった」とかいうのが出てくるとドキっとしますし。

 ちなみに今回の本は図書館で借りてきました。村上先生すいません…。