今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

家の光じゃなくて家光だったという

2020年04月11日 | ドラマレビュー
 小学生の頃に仲雅美主演の時代劇「家光が行く」というのをやってました。調べてみたらこれは1972年10月から放送された日テレ系のドラマで、当時私は小学3年。ただ、うちの田舎は日テレ系の局がなく、土曜の午後に放送してた記憶があるので半年遅れくらいでやってたのかもしれません。

 何がどうかというと当時私は徳川家光なんて人は知らず、このドラマを「『かこう』がいく」だと思ってたと。小学生低学年男子が時代劇に興味があるわけはなく、「なんかよくわからんタイトルのつまんないドラマやってる」と思ってたわけです。多分正解を知ったのは中学になってからでしょう。

 ちなみにこのドラマは「竹千代家光は将軍になることが決まっているが、春日局の厳しい教育や城内の堅苦しい生活に我慢できなくなり、着流しで風来坊の竹さんとなって町に飛び出す」という話だそうです。「暴れん坊将軍」系ですね。ちなみに春日局は加藤治子だそうですが記憶なし…。

 さて、将軍家光というと今日はBSプレミアムで「柳生一族の陰謀」をやってました。映画は1978年1月公開でした。「陰謀は許さん!」「夢じゃ、夢じゃ、夢でござる」というのは流行りましたよね。私は何年か後にテレビで見たのですが、この結末を見て一緒に見てた父がムカムカと怒りだし、「こんなのが許されるんなら、忠臣蔵も四十七士が返り討ちに遭って、最後は吉良上野介と大石内蔵助の一騎打ちにしたら盛り上がるんとちゃうんか!」と思いつきの割にはなかなかそそる構想を口にしてました。

 それで今回のドラマですが、たいして期待もしてなかったら案外面白かったです。吉田鋼太郎が迫力あるのは当然として、柳生十兵衛が溝端淳平って?と思ってたら、それも良かったです。あとは女優陣が斉藤由貴もミムラも迫力あって絶妙でした。今回90分だったのですが、映画並みに130分位にした方が陰謀のゴタゴタが絡み合って盛り上がったかも。

 私は映画を何回か見てるので人間関係というか勢力図がわかってたからいいのですが、もしかしてまったく予備知識なしで見たらちょっときついのかもしれないと思ったのですが、その辺どうでしょうか。ナレーションと字幕でもっと人物紹介あった方がよかったとか。

 今回はナレーションが西郷輝彦だったのですが、この人は映画版では徳川忠長だったんですね。その辺もいろいろ映画へのリスペクトというか仕込みを感じて良かったです。

 ところで、家光というと徳川三代将軍ですが、15代までスラスラっといえる人はどれくらいいるでしょう。私は幕末オタクでなおかつ奥右筆秘帳の愛読者でしたから、9代10代あたりと13代以降は得意なのですが、試しに全部書き出してみたらダメダメでした。わからなかったor間違えたのは6、7、11、12でした。ま、知ってたからといって自慢できる機会も無いですけど。