朝ドラの「らんまん」が終了しました。やはり実在の人物がモデルで、実績のある人の話だと安心して見られますね。とはいえ、今回は脚本がよくて主演の神木隆之介、浜辺美波の二人が素晴らしかったのが間違いないです。
始まる前は「浜辺美波が毎日見られるならいいか。」という程度の期待だったのですが、それぞれの人物の描き方が良かったし、適度に波乱万丈はあったものの極悪人が出てこないというところが、本当に爽やかな印象でした。
悪人と言うと高藤がその位置づけかもしれませんが、当時の偉い人というのは妾を持つのも普通で、薩摩の人ならそういう描き方になるのでしょう。(この人は実在のモデルはないようですが。)
個人的には、ここ10年くらいというか「あまちゃん」より後の作品では一番面白かったです。(「あまちゃん」は別格ですので。) 脚本の面白くないドラマは、いくら登場人物の細かい心理描写で盛り上げようとしても無理がありますしね。
半年の長丁場ですが、最後までほぼダレなくて8月の末くらいに「そういえばもう終盤か?」と思ったくらい。何度もいいますが、脚本がよくできてたと思います。特に好きな俳優が出てないのに、毎日興味深く見ましたし。
ということで、主演の二人以外にも出演者のすべてとスタッフを評価するものであります。前作、前々作があれだったので「朝ドラももうネタ切れか?」と思ってたのですが、今作では「やればできるじゃない?」という感じでした。朝ドラも捨てたもんじゃないです。次作も期待します。