ファンフラの愛称で知られる「ファンキーフライデー」は、埼玉のFM NACK5の人気番組で小林克也さんが生放送で9時間しゃべりっぱなしという凄い番組です。およそ知る限り、金曜に運転する仕事をしてる埼玉県民はみんなこの番組を聞いていると言われています。(当サイト調べ)
私ももちろん例外ではないですが、特に9時間目と言われる17時台のコーナーが好きです。この時間は毎回テーマを決めてメールを募集する1時間なわけですが、この番組は私が知る限りリスナーの投稿レベルは極めて高いです。時々克也さんが笑いすぎてメールを読めなくなり「…勘弁してくれよ」という場面にも遭遇するくらい。もちろん、レベルが高いというのは投稿数が多いので、必然的に採用されるメールは面白いということなのでしょう。
それが、今週の9時間目のテーマは「ウクライナ、イスラエル etc. あなたの読みは?あなたの予感は?」というもの。政治的や国際情勢に関するテーマは初めてではないでしょうか。
これについてはコーナーの冒頭で克也さんが言ってました。いわく「普段はこういうことをやらないんだけど、ちょっとみんなの意見を聞きたくなって。」だそうです。そして、米国のラジオ番組事情を紹介してましたが、アメリカは広大な国なので新聞が届かないような地域の人の情報源は主にラジオ。そして、そこに出てくるラジオパーソナリティーは自分の意見を存分に語って支持を得るのだとか。
もちろんリスナーの人気によって評価されるので、極端な右とかその逆の極左とかがウケるのだそうです。ラジオ局はどうかというと、局として中立を表明するとかいうことはなくパーソナリティーに好きに喋らせるのだそうですね。この辺のニュアンスは説明が難しいので今日の17時台冒頭を聞いて貰えばよいかと思います。
そんな感じでしたが、最終的にメールを読み終えた克也さんは「結構みんなちゃんと考えてるのがわかって安心した。」というような事を言ってました。テーマがテーマなので結論とか決定版という意見はないものの、陰謀論にはまってる意見よりは「どうなるかわからないけど平和を祈りたい。」という声が多かった気がします。克也さんも「初詣なんかで家族や友人の健康や幸福を祈る時に世界が平和であることも祈るのが大事なんじゃないか」ということを言ってました。そういう意見に同調してたし、世界中の人がそう思えば戦争なんて起こらないのかもしれません。そこはまあタイムフリーの使える人は番組を聞いていただくのよいかと思います。
いろんな意見はありましたが、この番組はラジオネームではなく実名投稿が基本ですので、こういう日にもしっかりメールを送れる人が多いというのがこの番組の強みなのでしょう。もちろん納得する意見ばかりではありませんでしたが、リスナーの生の声を聞けて結構スッキリしました。世界情勢の先行きはわかりませんが、ちゃんと考えている人が多いのはわかったのはよかったです。克也さんと番組スタッフにアッパレです。