30年ほど前にとにかく英語を身に着けたいと思い、その方面の本とか雑誌とか教材ばっか読んでました。営業中の車内でもテープ聞いたりラジオ講座聞いたりして、英検2級も通算5回受験したくらい。
そんな時読んだのが「アメリカの子供はどう英語を覚えるか」とかいう本。 アメリカの子供も生まれた時から英語がペラペラではないわけで、それが徐々に言葉を覚え話すようになる過程を学べば英語学習に役立つのではないかという内容です。
この作者はアメリカ人女性で、来日して英会話学校で講師をするうちに日本人男性と結婚し一女をもうけたとかいうプロフィール。
この本の中で「ん?」と思う箇所があり、それがレッドロブスターというシーフードレストランについてでした。どういうことかというと、親子で外食に出かける際、この「Redlobster」について「パパが毎回RとLの発音を逆にいうので、私たちはいつもゲラゲラ笑っていた。」というもの。
先日も話題にしたRとLの発音の難しさを伝えるエピソードかと思うのですが、日本人の夫がうまく発音できない事を妻と娘が笑いものにするという話にムカッと来ました。
父親が車でレストランに連れて行ってくれるのなら、妻子は大いに感謝すべきであり「やったね、パパ。明日はホームランだ!」と言って娘はチュッとすべきだし、妻はムニュっとしてあげるべきところでしょう。(意見には個人差があります。)
そもそもこのお父さんもRとLの発音が同じというなら別ですが、逆に言ってしまうということは使い分けができているということなので上級者なのでは? こういう場合は「パパ、そこはRとLが逆なのよ。今夜私がベッドで『レッド』な『ランジェリー』を見せておせーてあげるわ。ウッフン。」というのが思いやりというものでしょう。(意見には個人差があります。)
子供の頃に上野動物園の園長をモデルとした漫画を読んだことがあります。そこに「アメリカから来日したライオンの調教師が自分の『西山』という名前を発音できず、ずっと『ニチ』と呼び掛けていた」というエピソードがありました。
こういう風に外国人が発音に困ってたら思いやりを見せるべきであり、そもそもライオンの調教のために来日した先生の発音がおかしいと笑ってたら、ライオンをけしかけられて命の危険もあったかもしれません。それを考えるといかに上記の妻子が思いやりがないものかと。
それはそうと、そんななのでその「レッドロブスター」というレストランの名前が頭に刷り込まれてしまったわけですが、当時はトーホグに住んでたため実店舗を見た経験なし。が、その数年後に埼玉に転勤してきた時に会社の近くで発見しました。
「おお、一度家族で行ってみねば!」と思ってたのですが、ほどなく川越店は閉店してしまい別のファミレスになりました。なので結局行ってません。正しく発音ができないので敬遠しているわけではなく。
なお、前述の本ですが一応読んだ私は今も英語がさっぱりダメで、英検2級はいまだに合格しておらず、です。まあ笑いたければ笑うがいいさ、ワッハッハ。フンだ。