今日は3月14日。314というと、私のようなギターオタクは「ミディアムスケール」を思い出します。314というのはナットから12フレットまでの長さが314mmであるという意味ですが、弦の全長では倍の628mmとなります。なので、カタログスペックにて314という表記と628というのは同じミディアムスケールになります。
一般にギブソンのエレキギターはこのミディアムスケールで、フェンダーのギターはナットから12フレットまでが324mmのロングスケールになります。(倍の表記では648mm) ただし、フェンダーでもムスタングとかジャガーとかいうギターは305mmというショートスケールを採用しています。その辺を気にせずにたまたまチャーが好きでムスタング買った人は、次にストラトを使ったら「なんか弾きにくい」とか思うこともあるでしょう。
ミディアムスケールとロングスケールでは、弦の全長で2cmほどしか違わないので「そんなに違う?」と思うのですが、なぜか相当違いを感じます。私は最初レスポールだったのですが、次にストラト持ったら1フレットが凄く遠い気がして「う~む」と思ったので。
また、単にフレット間の長短だけでなく、スケールは弦の張力にも影響します。一般にロングスケールの方が張力が強いのでその辺の好みもあります。それと、ギブソンでも「ナイトホーク」というギターはフェンダーのスケールを採用しており弦長は長いです。昨年ギタリストの西慎嗣さんがライブでナイトホークを弾いているのを見て、終演後に「珍しいギターですね」と話しかけたら「あれはギブソンだけどフェンダーのスケールなので低音も出るし」と教えて下さいました。なので、その辺弾きやすさだけではなく音の感じも違うのでしょう。(まぁピックアップはダンカンに替えたそうですが)
私の場合は手が大きくないのと指も開かないし、ロングスケールのギターでなおかつネックが太かったりすると持ったとき凄く悲しくなります。上手い人はその辺どうにでもするのでしょうけど、弾こうとしたフレーズが弾けなかったりすると本当に情けないので…。ということで、もちろん持ってるギターはミディアムスケールかショートスケールしかありません。ただ、ショートスケールはちょっと張力緩すぎてあんまり…ですけど。
と、思いっきりギターオタクの話でした。3月14日を「ギブソンの日」とするように提案したいです。って、もしかしてもうあったりして。
大富豪のポール・マッカートニー。
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