アサヒスーパードライの発売は1987年3月だったそうで、夏ではなかったのですね。あれが一般的になったのはもうちょっとあとだったと思いますが、私が当時まだビール党でなかったので知らなかっただけかも。
「すごいビールが出た!」と言われる反面、コクが無いだの刺激だけ強くて味気ないという声があったのも覚えてます。とはいえ、絶賛する声は少なくなく、私も最初は「結構いいかも。」と思ってました。
それで翌年には各社ドライビールを発売し、キリンドライは鈴木雅之がCMソングを歌ってて、味と色が結構こってりと濃いものだったと記憶してます。サントリードライは、アサヒのドライをより辛口にした感じでCMにはマイクタイソンが出てました。シャドウボクシングをしながら「I like Suntory Dry!」と言うのですが、清水ミチコが物真似してた記憶があります。全然似てなかったけど。
そして、当然サッポロのドライもあったわけですが、どんな味だったか忘れてしまいました。キリンがアサヒの対極を狙い、サントリーはアサヒの路線をより極めようとした感じだったのでしょうけど、サッポロはアサヒとの差別化があまりできなかったのではないかと。
まあそうやって喜々として飲み比べをしてたということは、1988年の夏ごろには私は既にビール党だったのでしょう。ちなみに、スーパードライを好んで飲んでたのは初期だけで、いろんな事情があってその後アンチになりました。ヒットしたらどこの店でもスーパードライばかりだったり、いかにそれが美味いかくどくどとウンチクを垂れる人にうんざりしたののも事実。
別にスーパードライが美味いと思って飲んでる人はいいのですが、当時の上司が「あれはアルコール度が0.5%高いから得した気がする。」と嬉しそうに言ってて、ああいうのは貧乏くさいなあと思いました。実際はその人はお金に関しては色々あったし。
あれから37年、今もアサヒスーパードライは売れ続けててCMもよく見かけます。ちなみに福島県は本宮にスーパードライのビール園があり、私が住んでた頃の郡山の人はスーパードライが一番美味いと言って他のビールを受け入れず、あれも始末が悪かったのですが今もそうでしょうか。
とにかく何回も言いますが美味いと思って飲んでる人はいいとして、他のビールを認めなかったり、スーパードライを好まない人を見下すようなのはいかんとそのように思うわけです。
あれから37年、別にドライを避け続けても困らないし、入った店がスーパードライしかなくとも文句を言わなくなった私は大人になったもんだと。ちなみに今飲むと極めて普通のビールだという印象。「結局なんでもいいんでしょ?」と言われても否定はしません。だって一般男性だもの。←最近こればっか
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