今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

昭和51年の楽器事情

2024年10月15日 | ギターと楽器のこと

 先日は昭和51年4月に行われたコンサートの話を書きましたが、今回は同じ雑誌の広告から見る当時の楽器事情を考察します。

 グレコのエレキギターは4~5万円ですが、この年代の製品は今やジャパンビンテージといわれるようになり、状態が良ければ当時の定価以上、下手すると倍くらいの値段になることもあります。もちろん、当時から今の状況を推察することはできなかったわけで、結構手荒な扱われ方をしたケースも多いでしょう。

 

 そして、やはり高いのがキーボード。電子オルガン、シンセ、エレピのどれもが18万以上。ギターと違って自分の楽器を持ってる人は少なかったかも。しかも、この当時のシンセは多分単音しか出なかったはず。バンドやるのにシンセだけ持ってても、ソロしか弾けなかったのですね。それにしても高いなあ。

 

 そしてヤイリのギターは当時から高かったですね。ここにあるのはマーチンのコピーモデルですが、DY-45というのはD-45を意識したものでしょう。もしかしたら作りはこちらの方が丁寧だったりするかも。価格は半額くらいでしょうか。まあヤイリに20万出すならマーチンのD-18買うという人がいても不思議ではありません。別の雑誌の広告で見るとあちらは25万くらいだし。

 

 当時私は中一でしたが、我が家のフォークギターはグリーンスタンプを貯めて貰ったやつ。クロサワのでした。買えば多分1万円ちょっと。もう一本あった白いクラシックギターは母が知り合いから貰ってきたものでした。

 周りでもヤマハの1万円台のギターとかモーリスが多かったですね。ヤイリは夢のまた夢。マーチンなんて遠い異国の話でした。広告を見てた当時は「大人になって稼げるようになったら、こういうのも普通に買えるのかなあ。」と思ってたのですが、約50年経った今もヤイリもマーチンも買ったことなし。アコギはいまだヤマハとモーリスのユーザーです。フンだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿