前にCSで録画しておいた「クリス松村の注文の多いレコード店」という番組を見ました。ゲストは太田裕美さん。クリス松村氏は太田さんの相当なファンだというのは見ててわかりました。「しあわせ未満」についてとか、「恋愛遊戯」に関するコメントは的確というか、歌謡曲の聴き方の姿勢がすごく好感が持てました。妙なキャラで目立つだけのタレントではないんですね。(失礼…)
その中でクリス松村氏が「太田さんがキャンディーズに入る予定だったという話があるんですが真相は?」と、ズバっと切り込んでました。この話は今も都市伝説として語られますし、この番組でも「業界の人でもよくそういう風にいう人がいるんですけど…」とも言ってたくらいで。
結果、太田さんはその噂をキッパリ否定。まずスクールメイツが歌う「愛のハーモニー」のレコードジャケットが出て、そこにはキャンディーズの3人も太田裕美さんも写ってました。なので一応接点はあったわけです。恥ずかしながら、私はこのレコードのことは知りませんでした。
その後、キャンディーズの結成のきっかけになった「歌謡グランドショー」のマスコットガールのオーディションがあって、スクールメイツからそれを受けることになった5~6人か7~8人の中にキャンディーズも太田さんもいて、そのときはあの三人が選ばれたというだけの話だそうです。
この話については、まだキャンディーズが解散前に太田さんも含めた4人が並び「太田裕美はキャンディーズに入るはずだった!?」という雑誌の記事を見たことあります。記事は白黒で、雑誌は月刊明星だったか週刊明星だったか。そんななので、私はその記事の中だけでのネタだと思ってました。なにしろ事務所同じだし。それがいつの間にか「実はそうだった」という都市伝説のように膨らんでしまったのでしょうね。
まぁ今回はネタ元が太田さんの話からだけなのですが、「歌謡グランドショー」でのキャンディーズの役割を見ると、一部で言われているようなキャンディーズのデビューに向けたメンバー調整とかいう複雑な事情はなさそうで、かなり信頼性は高いと思います。
ということで、今回は自身の備忘録としての記事ですが、これをもってこの噂は終わりにして貰いたいですね。太田さんを入れてキャンディーズを再結成しようなんてとんでもないことをいう人はいないでしょうけど。
キャンディーズの三人は1973.4に渡辺プロダクションと新人養成契約を結び8時だよ全員集合のレギュラーとなり、1973.9にプロデビューしてます。
太田裕美さんは、ステージ101契約終了後もスカウトされず、1974.12にNETのオーディション番組で優勝しようやく渡辺プロダクションと新人養成契約を結びました。ですから、太田裕美さんがキャンディーズに加入は絶対にあり得ません。
やはり単なる都市伝説というか、芸能雑誌ので話題作りだけのネタだったんですね。私もこの噂は終わりにして欲しいと思っていたので、情報はありがたいです。