今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

渋滞は嫌いじゃ

2004年06月20日 | 日記・雑記・ただの戯言
 本日の東名高速上り線。静岡方面からの帰りでしたが、スイスイ進むので「快調!」と喜んでたら、海老名SAを過ぎたあたりから渋滞。なんと車8台の事故ですって。ということで、その5kmを抜けるのに1時間40分くらい。好きな人はいないでしょうが、こういう快調に進むときの事故渋滞は勘弁して欲しいっす。不注意で事故った奴は土下座して詫びるべし。特急電車が2時間以上(だったかな?)遅れたときは、特急料金払い戻しになるんだから、高速も渋滞が起きた場合は払い戻しを検討してもらいたいもんです。渋滞が起きるってことは、通行量が多くて儲かってるんだろうから。

 ところで、SAの売店でいろいろ見てたら、「うなぎパイ」はいいとして「生八ツ橋」から「ますの寿司」までいろいろありまして、この節操の無さは好きです。なおかつ、帰ってきて「オレンジデイズ」を見てたら柴咲コウが結構いいかな?と、まぁそういう休日でした。(どういう休日だ?)


お巡りさんご苦労さんです

2004年06月18日 | 日記・雑記・ただの戯言
 夕べの犯行現場近くには湾岸署も七曲署もありませんので、本川越駅前交番に行きました。西武線の駅前ですが、
「大門く~ん、これは一体どういう事かね~?」
「この事件に関する限り、自分は…自分です。」
「大さん、よぉ~くわかりやす。」
てな会話は無く(それは西部警察か?)、ほのぼのとした良いお巡りさんでした。

 ただ、困ったのはシグマリオンが何かというのを説明できなくて「ん~、小さいパソコンのようなもんで…」とは言ったものの、PDAという単語は理解できそうになかったので結局電子手帳という事にしました。「中古での価値だといくらくらいですか?」と聞かれて「まぁ5千円くらい。」という話にしたところ、「え~手帳だと1冊なんですが、電子手帳だと1個?1台?」と聞かれたり。結局1台ということにしたのですが、「間違ってたらあとで直します。」ですって。なんかお役所仕事の匂いが。

 さらに、車種の記載では
「車はホンダの…あれはなんですか?」
「オルティアです。」
「え~っと(とペンを止めて)オルテガでしたっけ?」
「オルティア!」
「オルテ…オルテ…、まぁ普通乗用車ですね。」
「オルティア!」
というほのぼのとしたやりとりがあったりしたのですが、駐車場の周りの民家の庭に捨てられてないか探してくれたり、親切な人ではありました。本物の拳銃を近くでじっくり見られて嬉しかったとか、そういう趣味はありません。

 なお、さすがに被害届には書けなかったのですが、盗まれたポーチの中には10年以上前からためてたチケットの半券が多数。みちのくプロレス数枚、全女、リングスなど。あとは尾崎亜美25周年記念コンサートの半券もあったり。それと、CDの帯がいっぱい入ってたのですが捨てられちゃったでしょうねぇ。

 また、うちの事務所には経験者が二人いるので、被害が領収証2万数千円分だと言ったら、「被害少なくていいですね。」という奴や、「あんまり気にしててもあかんで。」という人など。ただ、今後のことを考えて、ガラスの修理を頼むとともに盗難防止警報システムも注文してきました。いや、それにしても川越は治安悪いわ。

 なお、ちょっと出かけますので明日(19日)は更新休みます。


ムチャクチャ腹立つ!

2004年06月17日 | 日記・雑記・ただの戯言
 本日車上荒らしに遭ってしまいました。場所は本川越駅近くのコインパーキング。時間は午後7~9時の間。帰ろうと思って走り出したら、窓が閉まってるはずなのに風の音がするので変だと思ったら、左後ろの三角窓をカチ割られてました。今回の被害は、シグマリオン1台が入ったポーチと仕事で使った領収証が入ったポーチ。

 いつも使ってた駐車場なので、まさかとは思ったのですが、こういう事もあるんですね。現金とか高価なものを置いてなかったのが幸いですが、今は愕然としています。しかし、うちの事務所は総勢6名ですが、川越で車上荒らしに遭ったのは3人目。ちと治安が悪すぎやしませんか?

 さて、その犯人がシグマリオンを持って行ったという事は、本日投稿しようとしてたひとネタが開きっぱなしだから、多分読んでることでしょう。そうすると、私がどこの誰で毎日どんな事を書いてたかはわかるでしょうから、このページに辿り着いてるかもしれません。以下は犯人へのメッセージ。

 「お前の卑しい根性は絶対に許す事は出来ないが、少しでも良心というものがあるのなら、ポーチは返しなさい。他人には無価値でも、仕事で使った数万円分の領収証の束は私には貴重である。シグマリオンも本体だけだと既に中古市場では価値のないものだろうから、売り飛ばすのはあきらめて私に返しなさい。今日の駐車場にそっと戻しておけば、私が取りに行く。

 また、信じないかもしれないが私の特技は呪いをかける事である。これだけ怒りのパワーを全開にしているのだから、お前はきっといい死に方はしないだろう。近日中に逮捕されるかもしれない。罪は罪だから、さっさと自首すれば呪いはといてやる。覚えておけ。」


心ときめくとき

2004年06月16日 | 日記・雑記・ただの戯言
 ぼちぼちHDD+DVDレコーダーが欲しいと思い、機種選択のため物凄く久しぶりに「特選街」を買いました。そしたら、やたらと心ときめく自分がいるのに気がつきました。結局AVオタクなんですね。(アダルトなビデオの方ではありません。別にマニアではありませんので。まぁいただけるものならいくらでも引き取りますが。)

 初めて買ったビデオデッキは三菱のHiFiファンタスというやつで、マドンナがCMに出てました。あれは16年ほど前ですが11万くらいしました。それがあーた、普通のHiFiビデオデッキ買うんだと、今なら1万円台ですよ。それを考えると、DVDレコーダーも10年くらい待てば安くなるのでしょうが、今夏にアテネオリンピックがあることを考えると、そうも言ってられませんので。

 当然、これまでにため込んだビデオのDVD化も主な活用目的です。映画はどうせDVDで出回ってるのがほとんどだからいいのですが、音楽系と格闘技系はそうはいきません。なので、折角標準モードで録画したテープが健在のうちにと思う次第です。永久保存版にしたいのはBSでとったライブが多いのですが、亜美師匠をはじめチカブーン、上々颱風、BAHO、デイブメイスン、モダンチョキチョキズ、シンディローパー、小野リサ、ゴンチチ、TOPS、渡辺美里、Princess Princess、憂歌団、など。格闘技系はリングスがほとんどですが、KOKトーナメントは是非残したいと。みちプロも持ってるんですが、もとの画質がよくないんですね。

 ということで、過去の蓄積をデジタル化する作業も楽しみですが、今後BSで放送されるライブも高画質で残せると思うとさらに楽しみなのでした。しかし、特選街見てると最近の機種ではBSアナログのチューナーがない機種も多い様子。どなたか「シャイでおちゃめでビール腹のあなたにはこれがお薦め!」というアドバイスを下さる方はお願いします。


ナニは無事だよ人生は

2004年06月15日 | 日記・雑記・ただの戯言
 暑い日が続きますから、股間が蒸れないように大事にしましょう。…という話ではありません。(タイトルの元ネタは天才秀才バカ) 先日、あるドラマのビデオを見ていたら「もう浪花節だけじゃ人は動かないんですよ!」というセリフがありました。この時は娘(中一)も一緒に見てたのですが、果たしてこのセリフが意味するところを理解できたかどうか、はなはだ疑問なわけです。

 普通の大人なら通じる話であっても、子供にはわからないというケースは多々あります。先日「トラック野郎」のビデオを見てたら、せんだみつお扮する三番星玉三郎の「もう僕はお金だけに生きます。キンイロヨルマタですよ!」というセリフがありました。もちろん金色夜叉の事ですが、これも子供に理解させるのは無理でしょう。(まぁいきなり婦人警官が「マシンの性能テストです」と言って、桃次郎のファスナー降ろして手を突っ込むとかいう映画なので、子供には見せられませんが。)

 あるいは、時代劇を見てて「幼なじみの筒井筒よ。」とかいうセリフがあったり。これを見て「は? ツツモタセですか?」という子供がいたら可愛げがないというか異常ですが、理解できるのはどれくらいの割合でしょう? これは元々が今昔物語でしたか? (ちなみに「ツツイヅツ」と入力するとポケットATOKではちゃんと変換されました。)

 問題は、浪花節にしても金色夜叉にしても筒井筒にしても、今はわからないとして、子供達が大人になってわかるようになるかどうかというのが疑問です。振り返ってみて、自分が浪花節とか金色夜叉をいつ覚えたかというのは記憶がないのですが、こういう日本人にしかわからない大人の表現っていうのは大事にしたいと思う次第です。ドラマのセリフで「子供にはわからないから使わない」という事を検討するケースが、実際にあるかどうかはわかりませんが。なお、時代劇でよくある「この俺様としっぽりとよぉ…」なんていうのも大人の表現ですね。

 ちなみに、子供に対して浪花節についての理解ができてるか聞いてみようかと思ったのですが、浪花節の起源は何で、どういうところから「義理人情=浪花節」という意味になったかというのを説明できそうにないので聞きませんでした。こういう大人の怠慢が、子供の文学的な感性を育てないのかもしれません。

 次元は違いますが、会社の後輩が「恐怖新聞」を知らなくて驚いた事があります。まともな社会人なら、「あしたのために」とか「大リーグボール養成ギブス」とか「キミのためなら死ねる」とか「母シャチゆずりの巴投げ」とか、そういう語句には適切に反応してもらいたいと思う次第です。「漫画ばっかり読んでてええんか?」という声もあるでしょうが、そもそも本を読む習慣の無い人は漫画も読みません。ただし、私自身は今は漫画読まないんですよね、ほとんど。


ドラマは女優で選ぶ

2004年06月14日 | ドラマレビュー

  今クールで最初から見続けてるのは、「愛し君へ」「光とともに」「ホームドラマ」くらい。途中から見てるのは、「子犬のワルツ」「オレンジデイズ」など。ドラマが不調と言われますが、確かに「これだ!」というのはありません。主人公が病気とか、目が見えない、耳が聞こえない、子供が自閉症、交通事故の遺族、とそういうのばっかりですもんね。

 で、最初は見てなかったのに、割といいかな?と思うのが「オレンジデイズ」。青春ドラマとしては結構いいかも。「愛し君へ」よりもいいと思って、よく考えたらやっぱり菅野美穂より柴咲コウの方がいけてると。菅野美穂は鶴ヶ島出身らしいので応援したいのですが。

 ということで、女優には注目しますが男優には興味なし。「愛し君へ」の主役が藤木直人じゃなくて、藤原釜足でも殿山泰司であってもなんの違和感もなく見ることでしょう。…とはいえ、いきなり出てきたら違和感あり過ぎでしょうか?

 男優以外で最近見かけた可愛い男の子というと、平川地一丁目の弟の方。もてるでしょうねぇ。別に口説こうとかは思いませんが…。


アローンアゲイン

2004年06月13日 | 日記・雑記・ただの戯言
 「ホームドラマ」というドラマの主題歌になってるんですね。懐かしい曲ですが、最近よく耳にします。ただ、ギルバート・オサリバンというのがなかなか覚えられなくて、よくジョン・オバニオンと間違えます。なお「ギルバートおさわりバー」だと思ってた人は反省して下さい。

 ところで、夕べは子供がホタルをもらって来ました。ゲンジボタルだそうで結構大きいのですが、虫かごに3匹入れて部屋を暗くすると、何事が起こったかと思うような緑色の光が飛び回ります。世界で初めてホタルを見た人はビックリしたでしょうね。

 で、昨日ビデオ屋に行ったら、たまたま半額になってたのでDVD3枚借りてきてしまいました。が、新作映画はともかく、旧作の音楽DVDも1泊二日で返却せねばならず、今朝は子供と食事をとりながらダウンタウンブギウギバンドのライブを見るはめに。小3生には難しいようです。(アタリマエカ)

 また、映画のほうは「精霊流し」と「ゲロッパ」の2本。「ゲロッパ」の方は、涙アリ笑いアリで結構楽しめました。「初恋地獄篇」と違って、夜中にうなされることもないし。「精霊流し」の方はまだ見てません。んあ~返却期限が…。


寝ざめが悪い

2004年06月12日 | 映画

  夕べ飲み過ぎたとか、鼻が詰まるとかいうのとは別の次元。原因はビデオ。夜中に「初恋・地獄篇」を見たのでした。社会人の一般常識として皆さん当然この映画はご存知かと思いますが、お子さんとか若い人のために説明しておきましょう。これは、1968年公開のATG映画で監督は羽仁進。

 あらすじは以下の通り。「主人公シュンは、幼い頃父と死別し母に捨てられ、上京後の住み込み先のオヤジは同性愛者で、いたずらされる日々。恋人のヌードモデルのナナミとも、そんな心の傷が原因でギクシャクし、いまだに童貞。笑顔が無く暗い性格のため無理やり「笑う会」に入れられたり。おまけに、仲良くなった幼児とお医者さんごっこ(?)してたところを、浮浪者の男に見られ騒がれた挙句とっつかまってしまう始末。しかし、ある日吹っ切れたシュンはホモオヤジの誘いを跳ねのけ、ナナミとのデートに向うが、そこに衝撃の結末が…。」というような感じです。

 これでも充分書きすぎでしょうが、私はこれを初めて見たのが関西の深夜テレビ。そのときの映画解説は浜村淳氏で、この人はとにかくあらすじをしゃべりたがるのですが、あろうことかこの時は「衝撃の結末」まで最初にしゃべっちゃいました。私としては、その後にも何か展開があるかと思ったのですが、本当にそれで終わりだったといういわく付きの映画です。

 要するに、若い頃に見たわけのわからない映画を、大人になってから見ると本当の意味がわかるかもしれない、という思いで見たのですが、「こりゃやっぱり受け付けない。」と思う事しきり。夢に出てきたのはその「笑う会」のシーンでして、「笑いは健康の源です。大きな声で思い切って笑いましょう!」と、いかにも暗そうな人が無理やり「ワハハハハハ。」と冷めた声で叫ぶんです。まぁそんなこんなで、明け方にそういう夢を見たらいかに不幸かというのを皆さんにも体験して欲しくて紹介したと。残念ながらDVDは出回ってないようですが、レンタルビデオで探すと見つかるかもしれません。ど~ですか、お客さん。

 でも、これってキネマ旬報の1968年度の日本映画部門第6位なんですよね。当時の評価は高かったのか? ちなみに、全編モノクロです。ついでに言っときますと、恋人がヌードモデルなくらいでそういうシーンはてんこもり。ふっふっふ、段々興味を持ってきた人の姿が見えるような…。(本当か?)


松浦亜弥から多国籍軍まで

2004年06月11日 | 日記・雑記・ただの戯言
 夕べのNHKテレビ「夢・音楽館」のゲストは松浦亜弥。テレビ欄の紹介では「一流ジャズプレーヤーと共演」となっており、彼女のファンではないので当然プレーヤーの方を目当てで見ました。果たして参加したミュージシャンは、アレンジがトロンボーンの田村?とかいう人で、あとはギター今剛、ベース高水健司、ピアノ中西康晴など。(ドラムは忘れました。) なおかつホーンセクションは大人数で、トランペットがエリック宮城をはじめ5~6人、トロンボーンも何人かいて、サックスも山本拓夫をはじめ何人も。

 これらの名前は一瞬のテロップで流れたので、さすがに覚えられませんでした。が、少なくともリズム隊の人達は普段からJ-POPの歌物のレコーディングを支えてる人達なので、ジャズの一流プレーヤーというのは違うのでは?と思いました。こういう場合、JAROに訴えてもよろしいのでしょうか? ちなみに、ジャズについてはスペクトラムのリーダーであった新田一郎氏が、難波弘之氏のラジオ番組に出演した際、次のように言ってました。「なんかジャズって難しいもんだ、難しいもんだって言われるけど、そんな難しいんだったらやりたくないじゃない?」ですと。(ただしこの人は練習の鬼だったので、スペクトラムの音楽が簡単だったわけではありません。)

 おそらく世間では「ジャズ→難しい→演奏する人は偉い」というイメージがあるのでしょう。ヤですね。ということで、NHK関係者は自己批判すべし。「松浦亜弥が凄腕ミュージシャンと共演」とすれば問題ないです。ジャズはやるのも聞くのも高尚なもんだというイメージで、かっこつけるためだけに聞くのはダメでし。もう20年ほど前ですが、秋本奈緒美が桂三枝にジャズの歌い方を教えるという風景をテレビで見て以来、私にとってのジャズはタレントの一発芸というイメージになってしまいました。それと、ほんまもんのコテコテのフリージャズは好きじゃないです。ということで、「ジャズとはどういう音楽か?」というのを、小学生にもわかるように40文字で説明するというコンテストをやると面白いかもしれません。入賞者には古新聞古雑誌をプレゼント。(って、こればっかり)

 ところで昨晩の番組内容ですが、松浦亜弥が自分のヒット曲をジャズ風のアレンジ(という言い方も適当なのか?)で歌ったり、「買い物ブギ」を歌ったりしたのですが、もう堂々としたものです。歌唱力もアイドルとしては上級の部類に入るし、本当に旬の脂の乗ったアイドルという感じですね。彼女のスタッフは、収録後にモニターを見てバンザイ三唱してた事でしょう。けど、私は彼女が好きじゃないのでパス。大事な受信料を一流ミュージシャンに払うのだから、もっと有効に使ってもらいませんと。なので、年内に尾崎亜美さんをゲストに呼ぶのなら許す。

 さて、その尾崎亜美さんですが、テレビ朝日で12日(土)深夜1時55分から「ミュージックソウル」という番組が放送されます。関東以外の方には申し訳ないですが、愛エプロン~新日本プロレスという流れでそのままテレビを見てると出てくるでしょう。ちなみに、ミュージックソウルの後にはなぜか金子正次の特集番組があるそうです。わたしゃこれは映画館で見たんですよね。結構好きな映画でした。子供の役は本当の娘さんだったと聞いたような気がしますが。まぁ番組見りゃわかるのか。

 話はまったく違いますが、ついでに一言書いときますと、なし崩しで自衛隊を多国籍軍に参加させようというのには反対。もう一度国会できっちりと議論してもたいたいもんです。いい加減憲法第9条をないがしろにするのは辞めて欲しいのですが。皆さんはどう思われます?

 以上、とりとめのない話で、松浦亜弥から多国籍軍まででした。タイトルにそそられてしまった人はすいません。


エフェクターと私 その1(コンプ編)

2004年06月10日 | ギターと楽器のこと

初めて買ったエフェクターはコンプレッサーでした。「なぜコンプか?」というと、単純に一番安かったから。高校生の頃に、雑誌の通販の広告で見た4千円くらいの組立キットだったのですが、そんなこんなのエフェクターの話を何回かに分けて書こうかと。ただし、ここで言うエフェクターとは「エレキギターの音色を加工するもの」を指します。ついでに、細かい用語説明はすっ飛ばしますから、興味の無い人はすいません。

 で、私はというと工作が苦手で、組立キットを買っても当然自分では作れません。しかし、そこはアマチュア無線研究部の若い衆に知り合いがいっぱいいて、そういう奴は機械をいじくりたくて仕方ないわけで、「オレにやらしてくれぇ~!」と言うわけです。ということで、そのやり場のない半田ゴテのはけ口として、これを差し出したのでした。手数料なしで働いてくれた上に、妙にスッキリした顔になったりして…。

 その頃使ってたのは、ヤマハのトランジスタアンプだったのですが、ボリュームは一個だけで、なぜか「ディストーション」というつまみがありました。しかし、これを10にしてもサッパリ効果がなく、初心者の私は「???」と思ってたのがコンプのアウトプットを10にして繋ぐとギンギンに歪んで、「あれぇ~こんなの初めてぇ~」という快感に浸れるのでした。今考えると、ギターとアンプを買ってからコンプを導入するまでの半年ほどは、クリーンな“かしまし娘”のような音色で弾いてたものと推察されます。まったく何を弾いてたんだか…。そもそも、元々2ボリュームか3ボリュームのアンプであれば、こんな事にはならなかったかもしれません。

 この機械の面白いのは、デザインが海外の高級メーカー品とそっくりなこと。なので、黒マジックでそれっぽく「MXR」と書いておいたら、友人のベーシストには「どえりゃーたけーもんつこーとりゃーせんか?」と驚かれました。(名古屋の奴だったので。) ただ、音質は妙な癖があってアタックがカットされる「スカッ」という音が露骨でどうも馴染めず。結局ブースターとしてしか使ってなかったっちゅう事ですね。今は既に手元にはありません。その後、大手メーカーの製品も使った事がないです。

 なお、私はエフェクターのなんたるかについて語れるほどの知識も理論もありませんので、一応自分の経験と好き嫌いだけを語ろうかと。昔は若気の至りか、無知の極みか、ギター雑誌の広告にのせられたか、単純に面白そうに見えたか、その辺はともかくいろいろな物に手を出して来ました。しかし、今となっては、エフェクターなんちゅうもんはディレイとブースターだけでええんちゃうの?とも思うようになりました。「ブースターはエフェクターか?」という声もあるでしょうが。

 ちなみに、このエフェクターという言葉は和製英語であり、欧米ではアタッチメントとか、もっと単純にフットボックスとか言うと、成毛滋氏のラジオ講座で聞きました。もしかしたら、現在は海外でも通じることがあるのかもしれませんが、その辺だ誰か詳しい人がいたらおせーて下さい。ということで、今日はこれまで。別に毎日続けるわけではありませんが、次はフィルター系の話をば。