まだ幼き頃、
ひとりで祖母の家にお泊りをした時のことです。
祖母の家の台所が好きで、
ぴかぴかの床の上に梅干しの入ったツボや保存食があったり
わたしにとってワンダーランドでした。
祖母が冷蔵庫からなにやら取り出すので、
何だろう?
私は昔からずっと、冷蔵庫が開いて袋のガサガサっという音が大好きです。
今日のごはん、なんやろ♪
祖母が手にしていた袋の中から出てきた白い物体。
祖母は台所の隅っこに立ったまま。
お砂糖をほんの少し盛り付けたお皿に
その白い物体を引きちぎり、むにゅっと押し付けてパクンと食べるのです。
じーっと見ていた私に
子供はあかんの。
祖母のそばに行くと、とても甘いようないい香りがして。
それ、なに?
あかん、お母さんにも内緒やで! とちょっと恥ずかしそうに笑った。
いつもニコニコした笑顔の素敵な人で本当に優しい人だった。
そんな祖母が私には絶対にくれなかったもの。
で、このわたくしが、そのまま終わるわけがない。
これやったんか!
自宅の冷蔵庫を開けると
その袋はゴムで止められていて、
おばあちゃんとこにあったンとおんなじやん♪
で、お砂糖を盛り付け、むにゅっと。。。
ん? なんや初めての味やな。。。だんだん、うぅ・・・美味いッ!
最初はバレないように少しだけ削りとり、削りとり、あともうちょっとだけ。。。
すっかり、冷蔵庫の前で寝てしまったという話。
園児で泥酔か。
この時のものなのか、多少脳細胞を破壊された感じは今でもしますが。
いつだったか、母が同じようにお皿にお砂糖を盛り付けていました。
先日、よく晴れた日。
今年初のプチBBQ。
神戸市のイベントにお呼ばれした時に戴いた灘の酒粕。
粕汁にでもしようと思っていました。
でもその前にちょっとだけ。
炙ってみよう。
こんがりと炙る。
ああ、なんて良い香りなんだろう。
黒砂糖をつけてみた。
鼻からぬける酒の香。
懐かしい私のワンダーランドが甦ってきた。
つまみ食いとか、
秘密にすると、もっと美味しいんです。
ひとりで祖母の家にお泊りをした時のことです。
祖母の家の台所が好きで、
ぴかぴかの床の上に梅干しの入ったツボや保存食があったり
わたしにとってワンダーランドでした。
祖母が冷蔵庫からなにやら取り出すので、
何だろう?
私は昔からずっと、冷蔵庫が開いて袋のガサガサっという音が大好きです。
今日のごはん、なんやろ♪
祖母が手にしていた袋の中から出てきた白い物体。
祖母は台所の隅っこに立ったまま。
お砂糖をほんの少し盛り付けたお皿に
その白い物体を引きちぎり、むにゅっと押し付けてパクンと食べるのです。
じーっと見ていた私に
子供はあかんの。
祖母のそばに行くと、とても甘いようないい香りがして。
それ、なに?
あかん、お母さんにも内緒やで! とちょっと恥ずかしそうに笑った。
いつもニコニコした笑顔の素敵な人で本当に優しい人だった。
そんな祖母が私には絶対にくれなかったもの。
で、このわたくしが、そのまま終わるわけがない。
これやったんか!
自宅の冷蔵庫を開けると
その袋はゴムで止められていて、
おばあちゃんとこにあったンとおんなじやん♪
で、お砂糖を盛り付け、むにゅっと。。。
ん? なんや初めての味やな。。。だんだん、うぅ・・・美味いッ!
最初はバレないように少しだけ削りとり、削りとり、あともうちょっとだけ。。。
すっかり、冷蔵庫の前で寝てしまったという話。
園児で泥酔か。
この時のものなのか、多少脳細胞を破壊された感じは今でもしますが。
いつだったか、母が同じようにお皿にお砂糖を盛り付けていました。
先日、よく晴れた日。
今年初のプチBBQ。
神戸市のイベントにお呼ばれした時に戴いた灘の酒粕。
粕汁にでもしようと思っていました。
でもその前にちょっとだけ。
炙ってみよう。
こんがりと炙る。
ああ、なんて良い香りなんだろう。
黒砂糖をつけてみた。
鼻からぬける酒の香。
懐かしい私のワンダーランドが甦ってきた。
つまみ食いとか、
秘密にすると、もっと美味しいんです。