2019年2月24日、徳若の万代大澤醸造で西宮蔵開2019年のイベントが開催されていたので
西宮に出かけていました。
その時に訪れた場所を写真紹介していきます。
今回はその第6回で
白鹿記念酒造博物館を取り上げます。
白鹿記念酒造博物館の記念館は内部撮影が禁止の為、酒蔵館を中心に写真紹介します。
西宮散策シリーズの過去記事
西宮散策記 on 2019-2-24 その1 夙川公園
西宮散策記 on 2019-2-24 その2 西宮砲台
西宮散策記 on 2019-2-24 その3 西宮神社 境外末社 住吉神社
西宮散策記 on 2019-2-24 その4 洗戎川 旧水門の壁画 By 浜脇中学校美術部
西宮散策記 on 2019-2-24 その5 旧辰馬喜十郎住宅
白鹿記念酒造博物館の基本情報
住所:西宮市鞍掛町8−21 TEL:0798-33-0008(代)
開館時間:10:00~17:00 休館日:火曜日
入館料:一般は400円 中小生は200円 団体は2割引
開設:昭和57年(1982)4月
公式サイト:
https://www.hakushika.co.jp/museum/
上の写真は白鹿記念酒造博物館の入口で
企画展「節句の人形 特別出展 御大礼 高御座と
五節舞 美しき舞姫たち」のポスター
上の写真はリーフレットより当日の催し物が紹介されています。
上の3枚の写真は入口の酒林(さけばやし)と説明板
記念館の目玉の一つとして笹部新太郎コレクションの展示があります。
桜守と言われ、91年にわたる生涯を桜に捧げた笹部新太郎氏の所蔵していたコレクション
全部の寄託を受け「笹部桜資料室」を付設して収納整理及び調査研究が行われています。
毎年、桜の時期に「笹部さくら展」が行われています。
上の写真は笹部新太郎の略年表です。 出典:リーフレット「西宮市 笹部桜コレクション栞」
関連として笹部新太郎が昭和35年(1960)より住んだ神戸市東灘区岡本の自宅
(現在は岡本南公園(櫻守公園))への訪問(2013-2-20)時の写真を添付しました。
下の7枚の写真
雛飾り
酒蔵館
下り酒
井戸
入口の酒林
昔の酒作り工程
1.洗米・浸漬
あらかじめ精米されたコメを洗い浸漬させる工程です。
灘五郷では水車を使用した精米作業が行われていました。
2.蒸米・放冷
3.麹つくり
日本酒造りは「一麹、ニ酛、三造り」と言われ麹つくりは大切な作業です。
蒸した米を、日本酒の元となる麹にする工程で、「製麹(せいきく)」とも呼ばれます
麹菌を米に付着させ、米の中で麹菌を繁殖させます。
4.酒母(別名:生酛(きもと))つくり
糖をアルコール発酵させる「酵母菌」を育てる工程です。
5.醪(もろみ)仕込み・発酵
上記工程でできた酒母の中に宮水、蒸米、麹を3回に分けて仕込みます。
これは三段仕込みといいます。
一日目の仕込みは「初添」、2日目は仕込み休み「踊り」、3日目は「伸添え」
そして、4日目が「留添え」と続きます。17~20日でもろみつくりが終わります。
糖化とアルコール発酵が同時に行われる並行複発酵の工程です。
6.圧搾
7.濾過と火入れ
搾ったばかりのお酒にはまだ微細に浮遊物が残っていて白濁しているので
タンク内で10日程静置させます。このことをおり引きと言います。
おり引きを終えた新酒は殺菌する為62~65℃の温度で加熱します。
このことを「火入れ」と呼びます。
8.貯蔵
約6か月熟成されます。
9.樽詰め(瓶詰)
上の写真は樽作りの展示
酒造りの道具
明治時代の酒造り工程
阪神淡路大震災の被災と旧酒蔵舘