
日本全国、ここ数週間クマ出没のニュースがテレビ、新聞でにぎわいました。さすがにあの
町なかを歩く大きなクマの写真と、木から下りてくる親子連れのクマの映像にはここまで
きたか・・・とも思ったのですが。そんなに食糧がないのか、冬眠前の食餌行動とはいえ
人里に来てしまうクマには同情してしまいます。
23日の土曜日、こげの散歩に行ったおとうさんが帰るなり「クマが出たんやと」と言った
ので「まさかぁ。どこでよ」「ほんまに、上田原で出たって、放送したみたいや」
「え~。午前中ならガス展示会で町立体育館にいたから聞こえんかったんや」で、その次の
注意放送を期待して待っていましたが、その後もその翌日もそのまた翌日も放送がありませ
ん。散歩に行ってこげをかわいがるKさんに「クマはどうなった?」Kさんは猟師の人と
よく話をするのでたずねたら「あ~、あれはのウソやったらしい。なんでもマツタケ山の
人がクマ出たと言ったらしい。猟友会が串本、新宮から行ったらそんなに言うたらしいで。
人が入らんようにロープまで張ってたとか聞いた」なんやぁ・・・ふざけた話や!!
田辺の奥とかにもツキノワグマはいるから、この辺に出たって不思議ではないのだ。同じ
紀伊半島やもん。何年か前のも古座川の松根かどこかで木の幹に爪跡があったって町内放送
がありました。三尾川のおじさんいわく『マツタケの季節に多い話』だとか。マツタケも
今年は豊作というから、必死こくのね。新宮でこの間20キロ採ったって記事も目にした。
マツタケを盗られないよう、クマの名を借りるなんて、そこまでしてマツタケかぁ。売るた
めのことだと人間、状況読まなくなるのね。私達がその後、クマ騒動がどうだったのか、
誤報だったとか訂正しますとかの放送を聞かないまま、写真の記事が熊野新聞に掲載されて
また新しいクマなのか?と心配になります。?【熊野新聞にクマの記事】?
この記事が出る前には近所の人は「あれはカモシカと見間違えたんちゃうか」との声もあり
でも、うちのおじいちゃんが言うのには「何十年か前、森林組合の人と古座川の山へ行った
とき、十メートル以上のヒノキの高いとこの木の皮がはがされていてクマが剥いだと聞いた
」って。調べるとたしかにスギ・ヒノキなんかの木の甘皮部分を食べるとあるので、クマが
いてもやはりおかしくない。このクマ騒動で 散歩の時に外していたこげの首輪の鈴も
着けていくようになりました。クマに人間がいることを先に察知してもらうためだけど、
曲がり角で出くわしたら、生きてないと思うわ。噂じゃ、正当防衛なら鉄砲で撃てるけど
背中を向けて走っていくのは撃てないらしいとか・・・。クマ出没はラーメンだけでいいの
にね。
この記事をここまで書いたあと、昨日の午前中に串本町役場の産業振興課から放送があり
クマは発見されてないけど、らしい痕跡があるので山に入るときは鈴をつけるか、ラジオを
鳴らすとかしてください、という内容でした。そうか、やはりクマもあり得るということの
ようです。散歩中とか出てきませんように・・・。