こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

備えあれば・・・

2013-02-27 05:30:00 | 我が家
   

先だって、夕刻になって「午後9時から午前5時まで断水するよ~」と放送があった。

いや、こんなふうに可愛くは放送しませんよ。断水するからご迷惑をおかけしますが

ご了承ください・・というような感じでした。9時までには時間もあるし、それなら

早めにお風呂もすませて、朝食に使う水も溜めておかないとなりません。最悪の場合

午前5時を過ぎても、工事が終わらなかったり、終わっていても濁った水が出たりする

かもしれません。あらゆることを想定しておいた方が、気持ちも楽な気がします、こん

なときは。朝食のご飯も仕掛けたし、コーヒー沸かすためとお茶用の水をやかんに溜め

ポットにはお湯を入れておきました。あとはトイレと・・・と考えながら、バケツ一杯

では足りなくない?と思ったのでした。私は10時過ぎに布団に入るけど、おとうさん

は夜中遅くまで起きています。その間、何度かトイレを使うやろ~、もともと旧式の

水洗トイレだからタンクが最新式のトイレと比べて大きい。水量は前に水道屋さんに

少なめにしてもらったからいいんだけど、それでも一度流せばバケツ一杯は補充しなけ

ればなりません。我が家は昔の隠居所の建物なのでトイレ、台所はあってもお風呂は

母屋に行かないとありません。現代建築のようなお風呂の横にトイレがあれば、お風呂

の残り湯をバケツや電動汲み取りホースでタンクに入れられるだろうけど。母屋の

お風呂も一度外に出てトイレ(並んでいるのに)という、外に作っているのです。

農業をしてたから、土足でもトイレに行けるようにしたつもりだろうし、汚れた衣服で

お風呂に入れるようにしたのは、それはそれで理にかなったことでしたが、おじいちゃ

んたちも老化し始めて、やっと家の中にお風呂やトイレがないと不便だということに

気がつきはじめたのです。が、いま母屋にお風呂とトイレを付けるとなると工事期間中

おじいちゃんたちが住んでいられる場所がないのです。寝るだけなら子供たちの二階が

あるけど、階段でたぶん転がり落ちるでしょうし、私達の家も居間と寝間、玄関、台

所、トイレという、もう本当にテレビ『ビフォー&アフター』で母屋をリフォームし

たいくらいです。だけど、私は自分の代になったら絶対母屋をリフォームしてやるぞ!

と思っています。短い一生、なんで私だけがこの古い家で鬱鬱と暮らさなくてはならな

いのか!!と思うのだ。母屋の不便なところを切り取って、少しでも暮らしやすい、

私達が年とって、どうせ子供たちに見捨てられるのはわかってるからいいように改造し

てやるのだ。あ、本題から離れましたね・・・

 で、バケツのほかに何かに溜めておけばいいやん・・・あ、ちょうどいいものがある

一昨年の紀伊半島大水害で、新宮の姉一家に頼まれて購入した水用ポリタンク、結局

コメリに大量入荷して金物店で注文したものと重なってしまい、こっち用に残しておい

た未使用のがある。あれに溜めればいいやん・・・。と思ったのだ。で、洗面所で

水をポリに入れながら(洗面所を直しておいてよかったわ!蛇口が伸びるから台に乗せ

て悠々と溜められます。内心、やったーと思った瞬間、「あほや!あれがあったのに」

と、鈍な頭に自分でもあきれてしまいました。次男君が高校生の頃だったか、クラブに

持っていく氷を水道水で作りたくなくて、アルカリイオン水のペットボトルを買ったの

だけど、使い切る前に秋になってしまった。それが一箱、賞味期限をとうに過ぎ、

東京の姪っ子が放射能汚染で水がない!となったときにも、次男君と串本町内で水を

買いに走って集めたものが一箱、これはまだ期日が残っている。期限が切れたペット

ボトルの水は非常時のトイレ用に使うべし!ということにしてたのに、つい、うっかり

忘れていた。ペットボトルならタンクに入れるのにもこぼすこともなくできるし。空に

なってもまた水を入れてトイレ用に保管しとけばいいのだ。まったく、頭は鈍く、硬く

なっていく、ヤレヤレ。でも、それはそれで気がついたから、こんなときに行動に移し

ておかないと、また廊下の隅に置きっぱなしになるので、いい機会だと思いトイレの横

に出して置いた。それが、写真です。自分の失敗をおとうさんに「ほんまにあほやわ、

ポリがもぅ満タンってところで、ペットボトルの存在を思い出したんや。」と笑ってい

たら、またもや放送が。なんやてぇ!工事が終わったってか!!ものの1時間ほどで

終わる工事やったんか!!このポリに入れた水代、どうしてくれる?と私はブツブツと

文句を言ったのだ。いくら言ってもお役所様には届かへんけどね。おばあちゃんは

その水は花にやったらええやんと言うけど、運び出すのも大変や。結局は捨てる羽目に

備えあれば憂いなしやけど、ポリの水ってなかなかきれいに捨てきれずに、少量残るの

よね。それに菌が付いたりしないかしら?まぁ非常時なら、貰った水も煮沸しないと

いけないかもやけど。で、今は消費期限切れのペットボトルの箱をトイレの横に置いて

います。もうすぐ3月がやってきます。各地で地震が起きているし 日ごろの備えを

もう一度確かめなくてはなりません。備えていても、まず避難しても家が倒壊すれば

なにも持ちだせないかもしれないし、家が古すぎて避難する前に 凹さんはボコッと

ひしゃげているかもしれませんね。やはり、家をなんとか強化せねばと、無い袖を

振りまくってるんですがね・・・・宝くじのCM見てて、腹の立つったら。いくら

善行を積んでも当たらないんだよ、おまけに億の家を建てているキムラタクヤが

「どうか5.5億を当ててくれ」なんて言ってるのがフザケタCM以外なにものでもない

と、テレビのこちらで文句を言っているのでした。
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ツチグリ

2013-02-25 05:30:00 | 花・植物など
   

毎日毎日寒い日がまだまだ続きます。天気予報では「今年一番の寒さ」というフレーズを

もう何回聞いたことやら。今年一番、今年一番と最低気温が更新されていっているのかと

思うだけで、がび~んとなります。いままでは暑いのはイヤ!だったのに、こんなに冬が

寒いとなると、冬も嫌になります。冬期だから、植物も冬物しかないと思っていましたが

どうも、このツチグリというキノコの一種は違うようです。この前、お墓におばあちゃ

んと花を替えに行ったのです。ちゃんとしているおばあちゃんですから、年越しの(節

分)時にも、花を替え落ち葉を拾って掃除をして来たので、墓石の裏に面する溝もきれい

にしたそうで、一応私に落ち葉がないか見ておいて・・・と言います。私は「きれいやで

風が吹いたのか葉っぱは飛ばされたみたいやし」と言いながら、「あ、でもなんか実が

落ちて・・・落ちたというか鳥が運んで来たのか、柿の実?腐ってるわ」と言ったのが

上の写真です。柿の実が小さい時に落ちたら、腐ってこんな感じになるのです。でも待て

よ、今は2月。柿の実どころか柿の木には葉っぱ一枚付いていません。おばあちゃんが

2月初めに掃除したというから、この実があれば取り除いているはず。「なんか、へん

なものがある」と手を出して。実の部分をツンと押したら、「ほっわっ!」と小さな音が

して、実の先にある穴から細かい粉のようなものが噴き出してきたのです。

「うわ!変なものがへんなものを噴きだした!!」と私が騒ぐのでおばあちゃんも

「なにが出てきた?」と見にきました。「これは・・・」と言ったきり黙ってしまいま

した。「ね、変なものやろ。で、ちょんと押したらこの先の穴から、ぽわっと粉が出て

きたんや。見た感じ、柿の実みたいやけど、ほら、このガクみたいなところは硬いし、

これ自体地面から生えたみたいで動かへんわ」と 私が触って試してみたこと、見た感じ

のことを報告します。「う~ん、これは、山にあるなぁ・・・足で踏んだらぽっぽっと

音がして、粉が出てくるヤツやけど、私が知ってるのとはちょっと違う」とおばあちゃん

は言います。私も 想像します。山にあるっていうのはキノコの仲間やな。まえに何かを

調べた時に読んだような気がする。キノコの仲間には 不思議な生態のものもあるから

調べてみるとおもしろい結果になるかも・・・と写真を撮ったのでした。

 で、調べたらホコリタケというものかと思ったのですが、ツチグリですと教えてくださる方が

おりまして、タイトルも ツチグリと訂正しました。ありがとうございます。検索した時にも

ツチグリかなと思う節もあったのですが、違った感じに見えたので私はホコリタケとして書いたの

で、こうして教えてもらうと大変嬉しく思います。

 
動画で穴から粉(胞子)を出して大人が遊んでいるものがありました。

別名も多く、この形から由来したように思えるものもあり、またこの穴からでた胞子が

耳に入ると耳が聞こえなくなるという迷信まで言い伝えられているとか。たしかに、

つつくと中から何かが出てきたらなにか災いがありそうな、でもなんで耳に入る?・・

ふつうなら「吸いこんだら」とか「目に入ると」とかで迷信ができそうなもんだけど。

  

これだとホウズキの実のようにも、またミカンを剥いてそのまま放置したような

感じにも見えるやん。おばあちゃんは、その昔これを踏んで粉を耳に入れたのだろうか

最近、耳が遠いのはこのせいではないか?私は地面からどのように生えているのか見た

かったけど、ガクのようなものはめくることができなかったし、発見した時は毒でもあ

りそうに思っていた。ところで、だ。キノコは梅雨~秋の時期のものでしょ。

どう頑張っても11月ごろまでが生息期間だと

思うんだけど、このツチグリ老体は、最近の人間のお年寄りのように元気なのか?

この寒空の下、何を思ってここまで成長したんだろう?と思うと何かしらの危険な状況

に地球が陥っているのではないかと不安になりました。『ウルトラQ 』とか『ミステリ

ーゾーン』だと、地球外生物がやってきて地球侵略・・なんて話の展開になっていくん

だけどな。それにしても、ツチグリのガクのような部分は ミカンの皮をめくるよう

にめくれてきて、頭の球形が出てきたのかそれともキノコのジクが形を変えたのか、

不思議でなりません。検索しても若い姿のものがほとんどで、おまけに仲間を多く連れ

たものがほとんど。一人きりというのは無いに等しい、ということはやはり地球侵略の

ひとつかもしれへんなぁ・・・・と、書きましたが、教えて下さった≪たまたまお邪魔しました≫

さんが教えてくれた、ツチグリについてのNHKの動画では晴れた日にはめくれる部分は閉じていて

雨が降ると開き、まるい部分に雨粒があたるとてっぺんの穴から胞子が飛び出し森の中へと飛んで

いく・・・と説明されていましたので、私としてもビックリと一つ物知りになったような気持ちで

す。だけど、真冬に成長しているのは やはりここが本州最南端の町だから?ツチグリに根性が

あったから?それともやはり温暖化なのでしょうか?
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寒かったです

2013-02-22 05:30:00 | 我が家
20日は寒かった。

前日の雨のあとだったからかもしれないけど、朝、洗濯しに外に出るとその時は、そう

寒いと感じなかったのに、それを干しにかかったらもう指先が切れそうになってきたので

す。そんなことは年に数回はあるけど、干し終わってすぐさまファンヒ―ターの拭きだし

口に指先をもっていきました。そんなときいつも思うのは≪八甲田山の犠牲者はもっと

寒かった≫と。雪中行軍の兵隊さんは、あまりの寒さに気も狂っただろうし助かった人も

凍傷で手足切断したって映画でいっていた・・・そのことを思うと、これくらいの寒さで

何をビビる・・・。いや、比べては申し訳ないのだけど。朝5時から洗濯機を回して、

凍りついた物干し竿に洗濯物を干していくと、パリパリに凍っていく。寒い寒い。

寒いはずだ、門扉が夜中の雨のしずくごしに凍りついて、力を入れないと開かなかった。

これは初めてだが、おばあちゃんの情報ではこの日はお友達の家の門扉も凍っていたし、

外に停めた車のカギ穴も凍っていたという。

 太陽が出て、花壇を見て回ると案の定、霜柱ができていた。この間の『す・またん』で

森アナが「霜柱って絶滅したん?」と辛坊さんに聞いていたけど、そりゃ都会ではみる機

会も減ったやろ・・・私が子供の頃には通学路も舗装されていなくて日陰のところでは

霜柱ができていて、踏み踏み登校したけどいまのように靴底が厚くなかったのですぐに

つま先が冷え冷えして嫌な思いをしたんだけど、バカだから翌朝も同じことをしながら

登校したもんだわ~。なんてことを毎年、寒い朝に思いだすのだな・・・

 

芽を出していたクロタネソウの苗も霜がおり、まわりの園芸土も持ち上げられています。

前の日の雨で、水分を含んでいるからよけいに持ち上げられたようです。

 

土部分は楽勝のようですが、砕石のところは重かったのでしょう。こうして見ると、

霜柱はエノキダケみたいです。雪国でないだけでも喜ばないと、暖房費もこの灯油高だと

大変よね。

 

朝日が差し込んでいます、ここでは砕石の小さいものを持ちあげていました。踏むと

気持ちよく崩れるけど、そんな子供じみたことはもうしません。太陽が出たら 霜柱も

融けて持ち上がった土もしゅるしゅるっと元の高さに戻るんでしょうね?

 ハッと気がついて「あ~ごめんごめん、霜除けをするのを忘れてた」と思わずパンジー

の鉢植えに駆け寄ると、無残な状態になっていました。

 

暖かい日もあるから、霜除けを外しておいたらこのありさま。。。元に戻るかと思ってい

たけど、ダメージはきつかったようでまだ、しゃんとなりません。


きのうのローカルニュースで 串本町内でツクシが出たって。古座川町ではネコヤナギが

芽吹いたってやっていました。ネコヤナギは我が家のが早かったなと思い、ツクシは

大きさが負けていました。

  
               2月14日撮影

後ろに見えるのはこげの脚、こげグランドにツクシを探しに行ったらこんな小さいのしか

みつかりません。ツクシの先端は一つ一つが つぶれた六角形になっています。

 



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舞台あいさつ

2013-02-20 05:30:00 | 和歌山県
古い話になってしまったし、記事にするかどうか迷っていたけどネタ自体がないので、

これで・・・ということになってしまいました。まぁ、記事自体も速報というわけではない

から。連休を挟んでしまったから遅れた格好になってしまったんやね・・・と思っておきま

す。

2月13日付け熊野新聞から


           映画『千年の愉楽』先行上映会

昨年交通事故で亡くなった若松孝二監督作品『千年の愉楽』の先行上映会が 新宮市民会館

で10日あった。上映会には 出演している若手俳優3人も来新し舞台あいさつをしたと

書かれています。メーンキャストの 高岡蒼佑・井浦新・高良健吾が舞台あいさつをしたの

で2回の上映会に計1105人が来場したそうな。それにしても、高岡蒼佑のそうすけ、

井浦新のあらた、高良健吾のこうらといい、すんなり変換できない名前には苦笑いだわ。


映画は三重県尾鷲市須賀利町を中心に撮影されたそうで、紀州に生を受け女性たちに圧倒的

な愉楽を与えながら死んでいく美しい男たちを 助産師のオリュウノオバが回想するという

展開らしい。高良は一昨年にも中上作品の『軽蔑』で主人公を演じ、その後何回か新宮へ

来ているという。記事には「川を渡ってトンネルに入って新宮に着くという景色を覚えた」

とあるから、名古屋回りでJR利用してやって来るんだ・・・。新宮の仲之町を歩いていると

道の下に線路が見える箇所があって、なんか不思議な景色に思うのだ。きっとそのあたりは

トンネルなんじゃないかと昔から思っていた。

 私にすれば高岡某が美しい男なのかはわからないけど、高良くんはきれいな男子だと思う

し、井浦新は個性的な役者さんだと思っている。初めて「だれ?」と思ったのが映画

『20世紀少年』のなかのヤバイ集まりの熱狂的信者キムラだったか、それがすごく気にな

っていたけど、あの三部作には役者数が多すぎ誰が誰やらわからなかった。その後、

フジテレビの『ニュース速報は流れた』というドラマで髪は伸びていたけど「この人、あの

人や!」と無茶苦茶、自分しかわからない表現をしていました。そこで初めて名前を知った

けど、そのときはARATAと書かれていたような。で、意識してCS放送の番組表をみていたら

『蛇にピアス』という映画にも出ていたので、あぁキャリアはあるんだ・・・ってこの映画

に小栗も出ていたんだけど、なんかグロくておばさんはついていけません。で、だ、この

前には小栗とテレビドラマに出てたやん。『蛇に』にも高良君がでていたんじゃないかな。

なんで、高良君が新宮にこうもやって来るのかわかりませんが、そのうち故原田芳雄みたい

にお灯まつりに参加するようになるかもしれない。今回の挨拶でも「次こそは参加したい」

と言っています。新さん(我が家ではなぜか新さんと呼ぶ)は7年前にお灯まつりに参加し

たのに続いて今年参加したという(え~来たのぅ、新さん)そんな情報は耳に入らなかった

ぞ!新さん、お灯まつりは大好きだというから、次は私の小栗も連れてきてほしいな。

 

記事の見出しではまるで新さんが高良君よりメーンみたいに思ったんだけど、映画自体観て

ないし、観るつもりもないんだけど紀州にこんなきれいな男子が、いるはずもない。



そうそう、昨年はあの佐藤浩市も新宮にやってきた。会いに行きたかったのに次男君の引っ

越しで新宮を通過して、同じ空気を吸っただけで残念だった。佐藤浩市も今週末封切りの

映画で主演している。が、たぶんこちらも大ヒットとはいかないと思う。あまり商業的に

儲からない映画に出演しているのをみると、ファンとしては寂しい気もする。ヒットする

映画がいい映画とは言えないけど、観る側のレベルも低いから話題性の高い映画に飛びつく

ゆえに興行成績がいい・・・という あまり映画界にはためにならない結果になっていると

思う。

 あぁ。ダメだこりゃ…自滅
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すごいよね!

2013-02-18 05:30:00 | いろいろ
いやぁ 生きている間にまさか隕石の落下を見ることができるなんて思っていなかったから、

ロシアに落下したってニュースは、ほんともう映画のワンシーンみたいで感動しました。

その日のニュースは隕石騒動ばかりで、それが翌日も続いた時にはもう辟易はしたけど、

私の≪ミーハー天体好きの一生≫でも、隕石落下は思いもよらなかったのだな。100年ほど

前のそれもロシアの大地に落下して、森林をなぎ倒した写真をめにするたびに「こんなことが

実際見ることできたらどんなだろう」と・・・。そうしたら、もうすごいの一言だもん。

映像を最初見た時「またまたぁ、飛行機とか人工衛星の事故なんじゃないのぉ」と言ってしま

うくらい、でもあの衝撃波と爆発音のようなもの、閃光、どれもこれもアニメや映画でみるの

と同じなんだねぇ~。今度は市街の被害じゃなく落下地点の、クレーターがみたいやん。

それがなかなかニュース映像には出てこず、やっとみたのが氷が張った湖の想像したものより

うんと小さい穴凹、穴ぼこだった。「え~こんなの?チッチャイやん!」私の地球に激突した

隕石のイメージはあの『ドラゴンボールZ』のフリーザだかべジ―タだかの、乗って来た球形

のカプセルがすんごい大きさの穴ぼこを作っていた、それだったのに・・・。まぁあのカプセ

ルは人間大の大きさが収まるくらいのものだから、あのくらいのクレーターになったんだろう

けど、今回の隕石も大気圏に突入する前は直径17メートルくらいあった、1万トンくらいだ

っていっていたから、砕け散り燃え尽きながらやってきて最終的に、すごく小さくなってしま

ったんだろうね。地球に恐竜がいた頃の恐竜絶滅の一因はもっと大きな隕石が、ジャカスカ

落ちてきて、気温がうんと下がってしまったって説もあるから、今回は負傷者だけですんで

不幸中の幸いなんだけど、でも本当は一人くらい犠牲になっているんじゃないかな。

 日本にも 小さな隕石落下事象もあるけど、ほんの微々たる確率になる。なんでまたロシア

なんだろ・・・やってくる角度が合うのか?ロシアだから、まぁまぁ情報をだしてくれたほう

だろうけど、これがかの国や地下核実験をカードにする国だと、本当のことなんて提供してく

れるかわかったもんじゃない。もしかしたら、敵対する国が爆弾を撃って来た!なんて、

こと言いだしてミサイルをお返しに撃ってくるかもしれません。それにしても、いまやすぐに

動画投稿してくれる世界の人々の素早さには圧倒されますね。私なんか近くの梅畑に目を

奪われるだけで、そういや動画の撮りかたも忘れてしまったわ。

   
                  梅の花

   
        梅の花には青空が似合うと思う。桜にはイマイチな感じ

   
                  山間の梅畑 

みなべ梅林や田辺の梅林では見頃になっているらしい。今年も美味しい梅干しがたくさんでき

ますように。こんなところに隕石落ちずによかったわぁ・・・


※でも日曜夜になって、湖の穴ぼこは隕石落下じゃないって報道を耳にした。潜って調査し

たけどなにも無かった・・・からだと。怪しいな・・・だいたいアメリカだって宇宙人が

落っこちてきたって嘘か真かの情報を、ひた隠しにするから信じる者信じない者があーだ、

こーだと騒ぐのだよ。ミーハー天体好きの私は、まぁ信じてみるのも暇つぶしになっていい

と思ってんだけど。ロシアもその路線でいくのかも・・・いや、宇宙の秘密を知る何かを

見つけたのかもしれない。うまい具合に湖に穴が開いてたなんて、ワカサギ釣りでもしてた

のか?それにしてはひとつの穴ぼこしかなかった・・・謎だな(十分これでも暇つぶしにな

りますやん)。そのうち湖の穴ぼこが隕石ではなかった、という報道が書き消されて、

隕石落下の穴ぼこと元に戻ってるかも・・・ようは 報道っていい加減かもな・・・(まぁ

私ほどいい加減じゃないけどさ)
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いただきものの日

2013-02-15 05:30:00 | 我が家
一昨日の朝 おばあちゃんをメガネ屋さんに乗せて行くことになり母屋で待っていたら電話がな

った。おばあちゃんは私が待っていることを知っているので、私を待たせたらイラッてくると思

ったようで、「はいもしもし」と言っている声がつっけんどんに聞こえていた。親しくしている

友達だったようで挨拶もそこそこに「えー、なに?たんぼ?・・あぁ とんぼ・・・。もらうよ

でも今から出かけるから、帰りに寄るよ。たんぼととんぼを聞き間違えてん」としきりに謝って

いる様子が、私にもわかった。車内でおばあちゃんが「たんぼ作ってないのに、いまたんぼ作り

やるって言うから、おかしいと思ってたら「とんぼを造っている」と言っていたんや。耳も遠く

なったもんや、ハハハ」と笑っていた。そうか、とんぼしびを貰ったので分けてくれるという話

か・・・ということは、我が家にもやってくるのか?とんぼしび。とんぼしびは魚だ。私はお造

りが好きで、この前日にも夕食にとんぼしびの造りを買って食べていた。魚を生で食べられる

民族に生まれてよかったとつくづく思う。思うし、その食文化を「ここも自分ちの漁場だ」と

荒らしにやってくる人間には食べさせたくないと思っている。日本の美味しいものを札束を

ヒラヒラさせて食いつくしたあげく、日本人を忌み嫌う民族には私の好きな魚だって食べられて

欲しくないのだ・・・。環境に悪いものをまき散らしながら、なんとかそれを除去しようとする

気もないんだろう、また技術だけ盗むんだから。と、かの国の人々に文句の一つも二つも言いな

がら。と、帰りに立ち寄ってとんぼしびをもらってくる。とんぼしびはマグロの仲間で、びんな

がまぐろ・びんちょうまぐろとも言います。このへんではびんながとよく聞きます。

  おばあちゃんが抱えてきたトレーには目玉のあたりのアラと尾に近いところの切り身がふた

つ。どちらも大きく二人暮らしでは三日は食べられそうです。当然、我が家分もあるので夕食に

もらうことに・・・。小さいほうの切り身をもらって、さぁこれをお造りに・・・でも昨日も

食べてるし・・。と悩んでいたらおばあちゃんが「嫁いできた頃に炊き込みご飯を姑さんが好き

で、今で言う大根飯やな。刻んだ大根と魚はなにやってんろ?とんぼも使ったんやろな」と言い

ます。私はイメージを膨らませますが、大根飯ってかの≪おしん≫という朝ドラで日本中を涙に

誘った苦しい時の日本の話で、北国の貧しい農村から子守り奉公に出される少女が食べていたこ

としか浮かんできません。あれはお米の量も少ないお粥のような感じだったけども、それでも

おしんちゃんは「食べられて嬉しい」と言っていた。それにこのとんぼしびを入れて炊くのか?

でも炊き込みご飯好きな私は「これで決まりやな」とニヤリとしたのでした。しかし、どのくら

いの醤油の量かわかりません。まぁ午後からゆっくりと考えよう・・・とこげの散歩に出かけた

のでした。途中、メールが入り、ぼんくらさんが「いますさみまで来ています。渡したいものが

あるから」というのです。慌てて歩きながら返信文を書こうとするのですが、画面が光って何が

書けてるのかわかりません。何度もミスって文章が途中で削除してしまいます。慌てるからだと

思っていたんだけど、なんだか操作音も聞こえません。みれば携帯のパワーがないやん。へたに

打っていたらぼんくらさんの返事が来る前にダウンするかも・・・。早く家に帰らないと・・と

「散歩してるから一時間後くらいになるけど」と打ちます。ぼんくらさんがすさみのお友達の家

に寄っているのか、姫に向かって走行中なのか判りませんが一時間後にすさみを出発するとなる

と、遅いかな、こげの気分次第の散歩だから・・。あぁそうや今夜は炊き込みご飯やから、あの

とんぼを捌かないとあかんやん。お米も洗って水をきらなあかんやん。頭の中で段取りのパター

ンをあれこれしながら、なんとか早めに帰宅できました。あ~、ぼんくらさんに渡すものもあっ

たんや。あれも用意して。あれどこ置いたかな・・・お米も洗って。よし着替えてメールを打つ

としよう。ぼんくらさんは落ちあう場所に到着していて、なんとかそう待たすことなく行けたよ

うに思います。

  その後、家に帰ってとんぼをどうするか・・・お造りもいいけど翌日に照り焼きにしてみよ

うと思い、照り焼き用に切り分け、尾に近い部分を炊き込みご飯用に。残った部分は二人分の

お造りには足らないし、とりあえず冷凍にしておこう・・・。

で、写真を撮ってみました。




たぶん、美味しく見えるほうがカメラのお料理モードで写したほうです。どっちが?って記憶が

曖昧なんです。とうとうボケ始めたのかもしれません。記憶ではカメラを持ち出し、そのまま

写したあと「あぁお料理モードってあったけど、あれで写すとどうなんやろ」とモードを替えた

ような・・・。だとしたら上がおまかせモードで、下がお料理モード。でも見た感じ上のほうが

美味しそうに見えるのはなぜ?と思うので私の記憶自体がおかしいと思うのです。二人分だから

お米は1.5合、にとんぼしびと大根の刻んだものにお醤油は・・・だいたい炊き込みの時は

具材が入る分水を少々控えてもご飯が軟らかくなるので水は1合でいいか、だし醤油を使うと

だしもあるし、おおさじ3杯でいいやろ、あとは小栗の味の素を少々で。で、できたのが

  

少し色が薄くなったけど、なんでもかんでもアバウトでやったからこんなもんでっしゃろ!と

自分で自分を納得させ、ちょっとご飯が硬い感あるけど。水は1.2くらいか・・・。写真は

中心が黄色く見えるけど、たまたま、湯気と重なってだ。おこげもちょびっとできたし。


   
              りくろーおじさんの店

ぼんくらさんからいただいたのが、≪りくろーおじさんの店≫という箱に入った、手渡された時

ずしりと重く感じたので、何やろ、美味しいものだと思ってましたが帰って開けてビックリ!

  
              大きなシュークリーム

一つ一つ包まれた大きなシュークリーム、手にしたらひとつでもかなり重い。ということは

このシューの中にぎっしりとクリームが詰まってんのよ!!大阪のスイーツは、ビックリやな

二個をおばあちゃんちに持っていく。おばあちゃんは「ぼんくらさんに何か持っていったんか」

と聞くけど、「新宮の昔の鉄道の記事と 狛犬の記事が載った冊子」と答えたら「なんやそれ」

みたいな顔をされたわ。たぶん、こんなもののほうがぼんくらさんの口に合うんでは?と思って

るんやけど。いつもいつもいただいてばかりで、申し訳ありません。なにか こぅ珍しいもので

もあればいいんだけど・・・。あ、もう一つこれもいただきました。

   
         レンズクリーナー 老眼鏡を拭いたり携帯を拭いたり

もうメガネが手放せなくなってきたのでこれは繰り返し使えるので、重宝します。


※大きなシュークリームは おばあちゃんは「感動した」、おとうさんは「食べ応えあるわ」の

一言でした。こっちに来るだけでもガソリン代がかかるのに、気を使わなくていいですよ、ぼん

くらさん。





   

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春はすぐそこ

2013-02-13 05:30:00 | 我が家
タイトルはウキウキしそうだけども、実際はまだまだ寒い。冷たい・・・というほうが合っている

感じです。それでもやはり草花には 季節の到来がわかるのか 少しは春の兆しを見せてくれます

   
                 我が家の菜の花

撮影時は二月の初めだったので二十本ほどいただいた苗の中で、三本しかつぼみを膨らませていま

せん。他の苗はまだ葉っぱしかないのに、非常におませな三本です。
   
   

それにしても、毎日寒い日が続いているとこんな畑の中の黄色い菜の花がとても暖かく見えるのは

人間ならそう感じとれるものなんでしょうね。暖かい日にはもう蜂もやって来ていたりするし、

感覚ってのは不思議です。咲いた咲いたと喜んでいたら、おばあちゃんがやってきて言うのです。

「まだ咲いてない菜の花の葉っぱ、食べられへんのかな」と。私は「う~ん、どうやろ」と答えに

つまっていると「この間オークワで買った惣菜の《菜の花あえ》美味しかったから。これで作れん

かな」と言います。あ、それは私が試しに買ったら意外と美味しかったのでおばあちゃんに薦めた

やつやね。なんか四国産の菜の花を使ったとか書いていた、全然苦味のない《菜の花あえ》だけど

春に飢えていたせいかもしれません。「たしかに、肥が効いたのかよく茂ってるし、チヂミもある

から美味しそうやね。今度苗をくれたKさんに聞いてみるわ」と返事をしたのでした。

   

で、先週やっとその質問をKさんに言ったとところ、「あ~食べんほうがいい、絶対食べんほうが

いいと思うよ。種の段階で消毒をしているから」と言います。貰った菜の花は園芸用の出荷するも

ので、そのための消毒やらなんかをしているそうだ。でも菜の花を作り始めた頃に、農家のおばあ

さん二人が、苗を間引いたときに食べたそうだ、「うん、美味しかったよ」ということだけど。

観賞用に咲いたのなら、しっかり鑑賞してあげようか・・・ということにしました。

そのときに「うちに菜の花、葉っぱがわさわさ茂ってつぼみもまだついてこんのや。日照時間のせ

いかな」というと「それもあるけど、肥料のやり過ぎだと葉っぱばっかり育つんや。うちは畑に

打ち込むときにやって、育ちだしたら液肥を二回くらいやるけど」と言われ、あ~そうか、苗を

貰ったときに、おばあちゃんと牛フンを打ちこみ根づいてからもなにかおばあちゃんがやっていた

そのせいなのか・・・・写真のような太い茎を持つ菜の花に育ってしまいました。

   

せっかくこの間のピンクネコヤナギと菜の花を合わせて生けようと思っていたのに、花は生けたら

咲いてくるよというアドバイスももらったんだけど、この茎に圧倒されてしまいます。


             

生けながら「やっぱ真ん中の花は、高すぎやし後ろのヤナギも高いな」と思った通り、写真で見て

も変やね。このあと菜の花を短めにカットしました。今は玄関だけ春はすぐそこまで来たような

雰囲気だけど、昨日の夕方から降り出した雨は、チョ~冷たい雨でした。



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すさみ町で

2013-02-11 05:30:00 | 和歌山県
今月初め、おばあちゃんの歯医者さん通いに付き添って(というより、運転手ですが)

隣町のすさみ町に行きました。それまでにも三度ほどその歯医者さんに乗せて行ったのです

が、おばあちゃんを下ろしてすさみ郵便局に私が歩いていき(歯科医院と目と鼻の先にある

郵便局)、歯科医院の駐車場に戻ろうとしてこんなものを発見。

 
           周参見代官所・奉行所々在地跡案内

恥ずかしながら、私は隣町のすさみのことは全く知りません。旧串本町が東牟婁郡(ひがし

むろぐん)に編入されるまえは、すさみ町とおなじ西牟婁郡(にしむろぐん)に属していて

中学校のクラブの郡大会は西牟婁郡内の中学校として参加していましたが、いまは東牟婁郡

となりました。高校生になってすさみ町内から串本高校や古座高校に入学する生徒も多く、

そこで「あぁこの人も同じ大会で見たことあるわ」と思うことも多かった。でもやはり、

なんとなく串本町内の人とは感じが違っていたようなたぶん すさみ町の人もそう思ってい

たでしょうね。その違いが、もしかしたらこんなところにあるのかもしれません。

すさみ町のこともよく知らないうえ、生まれて育った串本町についてもよく知りません。

こんな立派な、文字が日に焼けて消えかけたりしない表記物を串本町ではあまり見かけない

から、あるといえば文字がハゲて何を書いてるのか判らない木製の看板が多いからかもしれ

ません。その点すさみ町は 私のような町外者にもすさみ町の歴史を知らしめようと表示し

ているのでしょう。江戸時代には紀州藩の直轄地として お代官様がこの地に任命されて

きていたとあるし、中辺路(なかへじ)町から那智勝浦町の一部まで統括していたとありま

す。串本町も一部が統括されていたとあるのは和深辺りまでかなと思いました。当時は

国道などないからそう紀伊半島の先までは、簡単に行けなかっただろうし、昔から古座川町

はすさみ町に抜けて行くことが多かったと聞いたことがあります。串本に出るよりは田辺に

行き来していくことのほうが便利だったのかもしれません。串本にも代官所とかあったので

しょうか?もし なかったということなら南の果ては野蛮な村だったのかも・・・



書かれている小学校は歯科医院の横のようですが、いま工事中のため全貌はわからず、まし

て他所者の私には そこに行って聞く勇気はありません。ただこうして写真を写しておいて

つぎの通院日に探索をしようと思ったのでした。が、この日でおばあちゃんの通院は終了し

てしまい何がなんやらどうまとめていいか、わからず・・・。

書かれている言葉から歯医者さんのある敷地は昔、代官所の本館跡だったのでしょうか?

「青木」という木が植えられていたのか?その木はいまも残っているのか、気にはなります

が教育委員会がこの表記を設置したのも15年前のことですから、この工事中の校庭にある

のか・・・。というか、ここに学校があるのか、なにもわからずに記事にしてしまいまし

た。



 江戸時代、遠い昔です。このあと日本は徐々に変貌を遂げて世界の中の日本という国に

なっていきます。そのための 貴重な人材もあまりにも進歩しすぎる思考のために早々と

命をおとしていったわけですね。そうよ、『八重の桜』では もう私の小栗吉田松陰が

死んでしまったやないですか!!私が見たのはチャラい若かりし吉田寅之助時代と、獄中

で思い悩み、潔く死んでいくという姿しかありません。ただ 教科書でみた松陰の絵と

小栗の扮する松陰がヅラのせいかよく似ているやん!と思っただけです。死んでいかない

役柄を次回はお願いしたいものです。

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言わんこっちゃない!

2013-02-08 05:30:00 | 我が家
火曜日のことです。朝から私は生協さんが来るのを待ち、おばあちゃんは宅配してもらって

いるパン屋さんを待っていました。が、おばあちゃんは魚屋さんまで行ってくるというので

確認のために「おじいちゃんは家にいるん?」と聞くとおばあちゃんはブスッとした顔で

「ぶら下がってきているシイの木を伐ると言って近所に出て行っている」と言います。

おばあちゃんは出て行ったと思っていたのですが、30分ほどして戻ってきてまた私のとこ

ろへやってきて「そこまで行ったらおじいさんが滑り落ちた、と言って戻ってきていて

見たら腕やら足やらすりむいて、皮がむけてるんや。それで家で消毒したりカットバン貼っ

たりして、いまから魚屋さんへ行ってくるから」と言います。おばあちゃんは前々から

山に上がったりするおじいちゃんに足が弱っているから、転んで怪我するからやめてくれと

それは私達も何度も言っているけど、おじいちゃんはとても言うことを聞きません。いつか

はこんなことが起こると、いやもう過去にも何度も同じようなことを起こしています。

家で処置できるほどならそうひどい怪我にもなっていないし、手当てしながらおばあちゃん

は「ほらみんし、あそこの木はよその山のやしぶら下がっていても、人も通らないとこの木

やからほっといていいのに。今度という今度は足が弱ったのがわかったやろ!と言いまくっ

たら、うんって言うたわ」と言います。私も、これでしばらくはジッとしているだろうと思

い、まぁ顔を見てこようとおじいちゃんのいる母屋に行くと、おじいちゃんはおばあちゃん

に散々叱られたのか?こちらもブスッとしていました。おばあちゃんの話では シイの木が

伐られた拍子に自分も頭から滑っていったようです。それにしても顔にひとつもすりむいた

傷はありません。大事をとってその日はお風呂もやめて寝たそうです。水曜日になり朝、

おじいちゃんが「医者まで乗せて行ってくれ」というのでわかった、とお医者さんまで付き

添いとなりました。おじいちゃんの話では滑った時にあばら骨を打ったのか痛いような気が

するのでレントゲンを撮ってもらいたいというのです。私も歳も歳やし 打っただけでも

骨折したりするかもしれないから心配です。お医者さんでは、患者さんはほとんどお年寄り

です。診察室に入って先生に説明をして、その傷口を診せる段階になって衣服を脱がそうと

したら、これがまたジャンバーの下に毛糸のチョッキ、シャツ、肌着を二枚も着ているうえ

家で処置したカットバンに沁み込んだ血が肌着までしみ込み、おまけに絆創膏が肌着に付着

して腕がスッと抜けません。処置室で傷の手当てをしますから待っていてくださいそのあと

レントゲンを撮ります、とのことで処置室に行くと看護師さんが「ありゃ~、皮膚が薄皮で

むけてるね。何をしたの?転んだの?」と聞くので私が事の全貌を話したら「でも、気にな

ってしかたなかったんやね」とうまいことおじいちゃんの機嫌を損なわないようにフォロー

してくれます。あとから処置室に入って来た女性は偶然にも私が行く化粧品屋さんで以前、

働いていた人だったので「おとうさん、元気やねいくつなん?」「86」「86歳で山に

行って木を伐るって。自分がやらなあかんと思うんやね」とそこでもまた誉め讃えるように

言ってくれます。お気持ちは嬉しいけど、あまりね本人がまた性懲りもなく同じことを繰り

返すようにやる気を持たせるのも、困るんですよ~と私は苦笑いするしかありません。

お医者さんが言うとおり、ひびが入ったり骨折していたら深呼吸はできないはず、痛くない

なら大丈夫ですよと言って撮ったレントゲンでも異常はありませんでした。今度はまた

脱いだ肌着からジャンバーまで衣装付けが大変です。うちのおじいちゃんは人一倍服を着る

のが下手なような気がします。男性一般が皆そうなのかもしれません。体が年老いたらそれ

なりに、工夫すればいいと思うんだけどそこは、身についてしまった癖というか習慣みたい

なものかもしれません。女性にも手伝ってもらって衣装付けを終わり自宅に・・・。それで

午後からはゆっくりしてると思ったら、また車で出て行きました。私はその間に伐り落とし

たシイの木をなんとかしておかないと、またおじいちゃんが気になって手を出すのでは・・

と、おばあちゃんと家まで引きずってこようと出かけたのです。行ってみて想像よりは少し

丈のある木で、おまけにそのシイの木の幹から何本も出ていてその一本を伐ったらしい。

じつは、シイの木の下には道幅1mほどの坂道で上がっていくと避難場所になっています。

避難路として区長さんが見に来たときもシイの木を伐ったほうがいい、という話にお隣の

おじいちゃんが「それくらい自分で伐れるよ」と言っていましたがお隣のおじいちゃんは

亡くなり、区のほうでも伐る話は出ていません。たぶん持ち主の許可とかなんでしょうね、

うちのおじいちゃんはその枝がうちの斜面にぶら下がってくるのが気になっていたから、

伐りにかかったんだと思います。持ち主が伐ったと文句をいうなら、避難路として使う道の

安全を持ち主として確保してほしいとも言えるのでしょうか・・・よくわかりませんが。

  
              横たわったのが問題のシイの木

写真は私とおばあちゃんで引きずりおろすまえのもの。じつはおじいちゃんが伐ったあと

この一本は坂道に生えたビシャコの木に引っ掛かって、切り口を天に向けた状態でした。

下の広場に落とすには ビシャコを伐ってしまわないといけません。

  
          この左側から道におじいちゃんは滑ったらしい

  

おばあちゃんとビシャコを伐ろうとした時に急にサイレンが鳴り響きました。

「なんな!!」とおばあちゃんは驚いていますが私は「あ、ソロモン諸島の津波かも」と

言った途端町内放送が「津波注意報が発令されました。海岸や河口に近づかないように」と

繰り返します。ソロモン諸島でM8.0の地震が起きたと言っていたけど日本に津波が到達す

る時刻がこの時はまだわかりませんでした。ちょうど休みを取っていたおとうさんがこげの

散歩の途中、「急にコースを変更したとおもたら、おったんかぁ」とやってきました。

いますぐ津波が来るとなったら避難路に立っている三人と一匹はセーフです。来たついでに

おとうさんにビシャコを伐ってもらい、安心したのかこげはまた散歩に。私とおばあちゃん

はシイの木はとりあえず、ここに置いて、ビシャコを家まで引きずっていくことに。

怪我が癒えたらおじいちゃんのことだから、またビシャコもシイも小切ってゴミを焼くたき

ぎにするのでしょう。

木曜日、再度怪我の具合を診せにお医者さんへ。おじいちゃんが施されているのは最近、

使われるようになったぺたっと絆創膏のようなものを貼っただけで、皮膚の再生を促すもの

で5日くらい貼ったままにしておくという、まえにぼんくらさんが受けたようなものかな?

と思うのですが。次は土曜日に、そのときビチャビチャになっていたら貼り替えますと言わ

れました。待合室でどこかのおばあさんが「昨日の放送で、あたしゃ避難場所に行った

んや」と言っていました。注意報でも避難するなんて やはりそれくらいの心構えでいない

といけないのか!とドキッとしました。そういや、NHKのニュースで串本町の映像が出ていた

けど「あれはどこよ?」と真っ暗な風景に道路とビルの灯りと一直線に光り輝く伸びた道み

たいなのは、あれはどこ?串本にあんなところあるの?それに潮岬に向かう周遊道路を写し

ていたカメラ、あれはどこに設置されているの?いつも見るナンタン台からの風景とは違う

ものを映し出されたら、津波よりも「そのカメラはどこから撮ってんの?」といらんことに

気がいった私達でした。津波は20センチということでしたが、被害がなくて安堵ですが

おじいちゃんといい地震・津波といい いつ何時しでかすことやら・・・・




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裁縫女子 二

2013-02-06 05:30:00 | 我が家
さて、前回マチ針を打ってワッカ部分に挟み込んだカーテン部をミシンで縫いつけることにしま

す。

   

   
              端部分の処理

   


慎重にゆっくりとミシンを走らせてきて、最後の最後でワッカ下でカーテン部を挟まずに縫い終

わってしまいました。それもあるけどミシン針の下の白いビニールはもともとの不織布のカーテ

ンの両端に縫いつけられていたカバーです。これを使って私も上部の端カバーにしました。

もちろん写真のとおり 失敗しているのでもう一度ワッカ下から縫い直し、ビニールにも挟み縫

うわけです。

   
              上部は終了

で、ミシンの上糸と下糸を処理します。ミシンで返し縫いをすればいいんでしょうが、ビニール

が短すぎるし、この糸処理がけっこう好きなのでします。このあとは カーテン丈が短いので

足す部分をハギレから切って、付け足します。ここでミスが出ました。まず縦方向に両方縫って

しまって、「あれ?なんかおかしいやん」と思ったんですが・・・・。広げて確認したらなんと

足した部分が筒状になっていたのです。こんなこと、今までだと頭に血が上って「しらんわい!

もうや~めた」となるのですが、昨年からの私は実に何かに没頭しているほうがいいのか、

没頭していたいだけなのかわかりませんが「ちゃぁ~」と嫌いな たむけんのくだらないギャグ

まで口にしてしまい、それがまた自分でもオカシイ・・・。

   
               筒になっていた

どこで間違ったのか、簡単です。先に付け足す部分の横を縫わなければならなかった・・・と

いうお粗末さ・・・全く、自分でもあきれます。地図も読めずに方向もわからずに、裁縫の縫う

順序も間違えるって、いままでなんで生きてこれたのか・・・なんでもかんでも、いい加減だっ

た自分がそこに見えてくるんだから、裁縫は自己嫌悪になる簡単な試験紙のようです。

凹さんは、それでも「ここまできたんやし、あとちょっと頑張れば衣装ケースのカーテンとして

一応のかたちになるんや」と、まぁここでも「一応の」という自分に甘い言葉を付けています。

ここで、怯まずせっせと縫い間違ったミシン糸を解いていきます。長さは50センチ位だから

苦にはなりません。解く時はいつも、これまで家庭科の時間に失敗して解いた時のことを思いま

す。小学校ではミシンを使うといっても雑巾を縫ったり袋物を縫ったりでしたが、中学校では

ワンピースだったか、あれには四苦八苦・七転八倒(こんな時に使うのか?)したわ。あんな

授業今はやってないでしょう。私の頃は男子は家庭科ではなくて 技術ってのをやっていたわ。

なんか楽しそうな感じやったけど・・・なにをやっていたんだろう・・・。女子は栄養素がどう

のとか調理の手順とか、まぁ良き妻、賢い母になるための授業だったんでしょうが、現代社会が

抱える問題が少子高齢と就職難となるなんてことは教わらなかったし。男性のデザイナーや

料理専門家なんていっぱいいるやん。女性の建築家や工業デザイン家も・・・やっぱさぁ、

同じように教育を受けていれば私だって、別の生き方してたかもしれないし、こんなにミスった

糸を解くこともなかったかもしれない。解くのは解くなりに神経も集中するんや!と頑張りなが

らも 学生時代のIちゃんという寮の友達を思い出します。彼女はお医者さんの娘で女子高に

進みましたが、そこでの家庭科の宿題に浴衣を縫うというのがありまして、夏休みの宿題なわけ

です。高校生活は学校の寮に入っていたので、終業式後に家に戻ってその宿題をするのですが

彼女の母親は 付き合いのある呉服店に持っていて縫ってもらったんだそうで、その話を聞いた

私はすごくショックでした。自分で解くこともなく余裕で仕上がった浴衣を提出するなんて、

羨ましいと思う反面、やっぱズルイよな!同じころ私はブラウスの提出にのたうち回り、母親に

指図され、文句を言いながらボタン穴かがりをしていました。幸い串本高校では浴衣の提出とい

うのはありませんでしたが、この時も家庭科の成績はよくなかったですね。ミシンの糸のかけ方

も理解できたのは自分のミシンを持ってからだったので、その頃から裁縫の下手さは変わらない

けど、あまり苦にもならなくなった、進歩ですね。

  というわけでカーテン上部もくっつき、丈も増長して出来上がりました。どんなもんだい!

と衣装ケースに掛けに行って絶句、もう片側も下部分がビリビリになっています。人目につか

ないけど、いっそのこと両方付け替えるほうが見た目にえぇか?となって再度ハギレを買うこと

になって、仕上げたわけです。

   
               私なりに頑張ったやん

   
            少々横幅がキツイかな、でもま、こんなもんでしょ。

もう、力まかせに開け閉めをしないでくれよな、おとうさん。


  
コメント (2)
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