こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

野生悲喜こもごも

2020-07-28 05:30:00 | 生き物
今週には梅雨も明けそうな気配だけど 長い梅雨には野生の動物にも少なからず

迷惑を被っているのだろうか・・・

サル害 は日常茶飯事だ。田舎の家の庭先にはなぜか柿の木が植えられていること

が多く、それでも私が子供のころには そんな庭先の柿の木にサルが来るなんて

全くなかった。山に生えている山柿にも サルが来ているのも見たことがなかった

なのに、いまは庭に人がいても平気で屋根の棟に座り親子で、仲間で毛づくろいや

大きなサルが小さなサルに集団行動のイロハを教えているのか 時に悲鳴や

追いかけられて逃げている姿も見ることがある。うちの柿も毎年 集団でやって来

て盗んでいく。下手に追い払うと屋根瓦をいたずらされて雨漏りすることも体験し

た。だから今年は 打ち上げ花火も競技用ピストルも撃たないことにした。

今、柿は青い実になって少しずつ成長を始めていて 隣の無人家にも 反対側の

家にも柿の木がある。裏山から眺め放題で、好きな時にやって来ては青い柿を

ちぎって食べている。そのサルが 屋根から降りて 道を横切って川向こうの

田んぼに移動を始めていた。早朝のこと。集団でいかずに 一頭ずつ四つん這いで

田んぼに。田んぼにはシカ・イノシシ除けで漁網を使った高い柵があって でも

サルには柵など関係ない。そこに 田んぼの持ち主が朝の見回りでやってきた。

柵を破ってイノシシが入ったということを前日に聞いていたのだけど、どうやらまた

入ったみたいでご主人が田んぼの畔を歩いて見回り、奥さんが道から見ていた。

「お父さん!そこにサルがいる」と叫んだ。ご主人は海で使うような大きなすくう網を

手にして探している。私は途中何度か家に入ったので展開は見るたびに変化してい

た。助っ人を呼んだのか 畔を歩く人が二人増えていた。あっちこっちと動きまわり

奥さんが長い棒で 穂をつけ始めた稲をたたいている。そりゃ無理だわ・・と思って

いたら ご主人がすくう網を持ち上げながら畔を歩き始めた。なにやら獲物を捕ま

えたようで、追い込み電気ショッカーで仕留めたのか?ご主人は猟友会のメンバー

でもあるので、有害駆除をやってくれている。しかし その仕留められていく様子を

こちら側の隣の二階の屋根から仲間たちは見ていたのだろう。ご主人たちが引き

あげても 屋根の上で座っていた。私が買い物出ようとしたときに、ご主人は猟友会

のベストを着てやってきて、隣の二階家の屋根にいるサルの群れと対峙していた。

おばあちゃんは鉄砲の音が一回鳴ったみたいだと言っていた。たぶん空砲を撃った

のかなと思ったけど、それ以降 サルの姿も声も聞かない。これでしばらくは安心

だと私は思ったのだが。

昨日の朝、五時前、道路に猟友会のMさんが来て田んぼを見ていた。私は「またシカ

かイノシシか?」と思っていた。被害が大きいのか長い時間 あっちこっちと歩き回

っていた。Mさんが帰りかけたときに 田んぼの持ち主 サルを仕留めた(と思わ

れる)Aさん夫婦がやってきた。また三人で田んぼを見回って帰っていった。

私洗濯をしようと玄関から外に出て 川向こうのうちの車庫を見たら何かいる。

黒い・・・シカではなく、イノシシだ!イノシシは ひょこひょこと歩き始めたが どう

やら先日聞いた≪きょーじょー持ち≫凶状と書くのだろうか、Aさんがあっちの谷に

足が三本の大きなイノシシがいる。と教えてくれたのだ。くくりわなにかかったのか

足がないのだなと聞いたときに思ったけど 足がないようでもない・・しかしどこに

行くのだ?ひょこひょこと走りだしながら 車庫で姿が見えなくなったと思ったら

次に橋を渡り始めている。住処の谷に戻るのか?と家から見ていて また隣の家の

壁で姿が消えて、次に出てきたときは隣の無人家の入り口・・ってついそこやん。

私は背伸びしながら イノシシがそのまま道なりに我が家のほうまで来るのか、

確認しようとしたけど 隣の茂った田んぼのイタドリの大株が視界を遮りまるっきり

見えなくなった。田んぼに入ったのか・・まぁこんなにススキが茂った田んぼだもん

あたりも明るいし人も出てくるから山に帰ったんだろう・・と母屋に行き 

おばあちゃんにこれこれこうで イノシシが出てきた・・と話して離れに戻ったとき

牛乳屋さんがやってきた。受け取りにでたら 牛乳屋さんのにーちゃんが

「請求書があるから取ってきますね」と車に戻りかけ、こげがワンワンと車のエンジン

音に吠え始め、何気なく隣の田んぼを見たら草むらから さっきのイノシシが出て

来た。思わずにーちゃんに「あれあれみて」と指さしたらにーちゃんも「なんなんです

か?イノシシ?こんなに明るいのに出てくんですか?」と走っていく姿を見ていた。

その姿は 田んぼや畑を荒らしタケノコを掘っていく憎らしいやつだけど 足先が

無いのか、よろけながら必死で走っていく姿に「もう人里に出てくるな、来たら

殺られる・・」と思ったのだ。山奥で生きてきた獣たちが 人里で美味しいものの味

を覚えてしまい居着いた、たしかに山林の荒廃もあるだろうし、時代が変わったのだ

ろうが・・・昔 椋鳩十かなにかで『片耳の大鹿』とかいうのがあったなぁ・・と

いやでも『もののけ姫』にも大イノシシが出てきたっけ・・・

朝のゴミ出しで見たイノシシは また別の谷のイノシシだし・・・ゴミ出しの時に

三本足のきょーじょーもち、手負いのイノシシと出くわすことにならないかと、すごく

怖いのだ・・・
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨続行中

2020-07-15 05:30:00 | 我が家
毎日毎日 よくまぁ降り続くよ・・・といってしまうほどの雨。雨というカワイイものでは

ない今回の命の危険にかかわるほどの豪雨。九州、とくに熊本はずっと降り続く

雨に未曾有の土砂災害、痛ましさが伝わってきます。早めに避難をしようとしても

大きな河川の氾濫には逃げ出せなかったことだろう。二階の天井まで水が来たと

いう体験談を聞き、どうしよう、そんな大洪水になったら・・・。今の我が家には

左大腿骨骨折の手術とリハビリを終え退院してきたおばあちゃんと、耳が遠くなり

足腰も弱ってきたこげがいる。前の小さい川が土手を超えないうちに 連れて

避難しなきゃならない。しかし、以前なら家の縁側から見えていた土手と川の水の

増減が、雑草が伸び放題で見えなくなっている。土手だってどこまで持ちこたえられ

るか・・・夜中などに土手を超えたらもう車は出せない。歩いて裏山の急傾斜への

階段に上がるか、余裕があれば高台の平見へずぶ濡れになりながら行くことにな

る。避難所は 避難所への道路しかできていない。雨風をしのげる建物が建って

いないのだ。高齢者がほとんど地区なのに・・・。いまやこの地区のほとんどが一家

に一台は車がある。車で避難所ができるところに上がったとしても 入りきらない。

着の身着のままで逃げても そこで雨ざらしで立っていたら 誰でもアウトになる

東日本大震災以降、大津波対策、そのための避難訓練は考えられたけど 洪水は

あまり意識しなかったのか?半端ない大雨なので 山崩れもある。災害死はしたく

ない。しかし、それはわからない。それが運命だといわれても ごめんこうむりたい

どうか一日も早く この雨が止んでくれますよう祈るしかない。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野生動物公園

2020-07-05 05:30:00 | 我が家
残念なことに 写真がアップできないのでしばらく文章だけになってしまうことに。

夏休みには 長男君に復旧してもらおうと思っていたら コロナがいまだに収束し

ないし お盆の帰省は高齢のおばあちゃんがいるし、感染者のいる兵庫県から

帰省したって近所の人に私たちが悪く言われたら辛いから 帰るのはやめておきま

す・・・とお嫁ちゃんからメールがきました。あ、そうなんだ・・・私たちは いまのとこ

ろ感染者が出ていないところにいるので お嫁ちゃんの気遣いを忘れていました。

ただ、自粛が解かれて以来 押し寄せる他府県ナンバーの人たちの勢いがスゴイ

ので 「こっちは感染者がいないからやってくるの?」とイライラしていました。

経済を回していかないといけないから・・・って理由で 県をまたいだ遊興目的の

移動を始めたけれど 都会の感染者の激増にこりゃまた地方も一考しなくちゃなら

ないかもしれません。


月曜日の朝のこと、4時半過ぎからおべんとぅを作ったり 洗濯をしていたらどこか

で ガランガランと音が聞こえてきます。私は「あ~ 竹やぶにイノシシが来て

積み上げた竹を掘り上げてミミズを取ってるのかな」と思っていました。しかし、あた

りが明るくなってきたのに ガランガランという音が止むことはなく、ちょっと見てこ

ようと思って見に行ったけど思うところにはイノシシがいません。いないけど音は

ずっと鳴っています。ははぁ これは平見に仕掛けた檻にイノシシが入ったんだ、

うちのタケノコを盗み取ったイノシシ(かもしれない)、ざまーみろ!」とこれでしばら

くイノシシの心配もないわ!と。九時過ぎ 檻を仕掛けた猟師さんと役場の人が来て

銃で撃つのではなく 電気ショッカーで感電死させたイノシシが二頭、平見の道を

引きずりながら下ろしてきた。みれば こげより一回りほど小さいイノシシだった。

火曜日の朝 生ごみの日で私は自転車にゴミ袋を乗せてゴミ捨て場に行った。

橋を渡って、何気なく田んぼに目をやると これから私たちが刈る田んぼの一つに

なにか黒いものが見えた。こちらも 朝五時の目で あると思わなかったものが

こちらを見ている。なんだろ?え?あれは イノシシ?イノシシやん・・・ってデカい。

こっちまできょりは直線で20m?30m?猪突猛進・・・日頃の漢字パズルで鍛えている

せいか 四字熟語がよぎる。追いかけられたら そりゃもうヤバい。私はゴミ袋を

自転車に乗せて一目散に家に戻った。そして家から田んぼをみてみると まだ

イノシシは田んぼでウロチョロしたり ほじくり返している。家から見ても 子牛

くらいに見える。初夏の田んぼの緑(雑草だけど)のなかに 真っ黒いものが動き

回っている。おとうさんを起こして イノシシに見入っていた。いつもなら 奥に

檻を仕掛けている猟師さんが通る時間なのに 肝心なときにやってこない。

イノシシは十数分後 山に戻って行き私は再度ゴミを出しに行ったのだ。

その日の夕方には 家の庭の柿の木にサルが来てお風呂場の屋根で食事会を

したのか 食べかすを屋根に残していた。花火をあげたり競技用ピストルを鳴らし

てもいいのだけど、前回サルに瓦をさわられ雨漏りで天井板をダメにした経験が

あるので今回は我慢した。

二日後の朝 布団のなかで「パコン」という聞きなれない音を聞いた。「何の音?」

と思いつつ、すぐに起きず五分後起きて裏の廊下から裏庭を見て 掘ってる!

あたりをイノシシが掘っていた。ここまでくる?どうやら パコンという音は 置いて

あった植木鉢を転がした音だった。普通なら こげが気付きそうなものだが こげ

ももう高齢で 耳も遠くなってきているし、気づいてくれというのには少々無理なこ

と。いったいどこからやってきたのか?竹やぶへ行くところにはメッシュ網で扉が

あり 隣家との間にもきっちりメッシュ網で囲っているのに・・。侵入口があるなら

早急に対処しないと大変なことになる。朝起きたら うちの庭にイノシシが寝ている

ということもあり得るし、知らずにこげが庭に出て襲われることになる。イノシシの

キバで猟犬が裂かれるという話は昔から聞く。そんなことになっては大変。

探していくと メッシュ扉の横 おじいちゃんが生前メッシュ網に鋼管パイプを

二本横に渡してワイヤーで固定している そのパイプを体当たりで曲げてメッシュ

網と地面が接したところを掘って掘って掘りまくり、メッシュ網も内側に曲げて侵入

した形跡を発見。長い文章より一枚の写真があったらわかりやすいんだけど(笑)

入ってフキが生えた地面を掘り返していた。出ていった場所を探すと 隣家との

境の石垣をの石を崩して出ていったようだ。私は 鋼管パイプと小さいメッシュ網

を持ってきて ハンマーで打ち込みワイヤーでくくった。これで大丈夫・・・

翌朝、もう来ていないだろう・・と思っていたけど おとうさんに聞くと夜中に音が

していたそうな。また確認に行くと 今度は隣家の車を止めた前のメッシュ網の

下を掘って侵入して、またちがうところから出ていた。そこもまたパイプを打ち込み

ワイヤーでくくった。事の次第を病院のおばあちゃんに話に行くも 二回続けて

病院内で知り合った人と話中で話せず 手紙にしたためたら こっちに来ないよう

網を張ったら・・・って。網だと草刈りの時巻きつくので いっそメッシュ網でやった

ほうが草刈りの時も安心だとおとうさんと決めたのだけど、なんせ この雨で

何もできない。金棒と横に渡すパイプはある。メッシュ網がないので買ってこないと

いけない。今まで サルとシカの心配はしたけど アナグマやタヌキもあったな

とうとうイノシシか・・・。どうやら田んぼにいた子牛サイズのイノシシは三頭いて

こげサイズは12匹はいるらしい。有害駆除で全部捕まえてくれたら安心なんだけ

ど。ほんと、無料の私設野生動物公園 状態だわ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする