こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

あわや・・・

2010-05-31 05:28:00 | 我が家
土曜日の朝 買い物に出かけた国道でのこと。場所は右に串本の港が見える交差点で信号が

赤でした。前に数台の車があり私たちはセルフのガソリンスタンドを右斜めに見える位置で

停車したかどうかの時に、私は鈍い音と車が前に進んだような感覚。「え?オカマ?」

運転していたおとうさんも「ぶつかったか?」「なんか当たったような感じやけど」と振り

向くと後ろの軽トラが停車し乗っていた 老年の夫婦が泡食って降りようとしています。

「とにかく寄せて停まって見てみよ」と杉医院のところに車を停め、リアを見るとどこも

凹んではいないし、ライトも割れていない。「当たってないわ」と軽トラを見たらおばさん

が「なんなんよ~」と大声を出しながら、車の後ろに回っています。どうやら、軽トラは

スンでのところでブレーキを踏み、その風圧のようなものが私たちの車にあたったのか?

軽トラの後ろには紅葉マークの乗用車が・・・。そしてその後ろには数台の車が立ち往生。

信号が赤で停まろうとした私たちに続いて、軽トラもブレーキを踏んだところに乗用車が

ぶつかった・・・ということのようだ。私たちには実質の被害も無いし、前の車に従って

ブレーキ踏んだだけで急ブレーキでもないのだ。車間距離が短かったのか、乗用車の判断が

遅かったのかはわからないけど、とにかく巻き添いに合わなくてホッとしたのだ。だから

関係ないよね・・と、そう、後ろの車がどういう風に当たったのか前にいる私たちはわから

ないのだし、その場を離れたのだ。大きく軽トラが当たってきたら私たちも、むち打ちの

洗礼を受けていたのかも。ヤレヤレ・・と思ったけど、前におとうさんがこの車に後方から

バイクにオカマされた時の話をぼんくらさんのブログにコメントで書いた時に、ぼんくらさ

んから 『こんなときは吾関せずはいけません』と言われました。すみません、モロ吾関せ

ずしてしまいました。帰りに同じ場所を通ったらパトカーと現場検証の車が停まっていまし

た。事故の跡のようなものはなく、軽い追突事故のようでしたが、もしその場にこんな立て

看板があれば、やはり行かなくちゃならへんかな・・・

『5月29日午前9時半過ぎ、ここで軽トラックと乗用車の追突事故がありました。当時の

 現場にいた方、事故を目撃した方は串本警察まで連絡ください』って・・・。ドキドキ!

日曜日に同じ場所を通ったけど看板もなく、無事解決したようです。へたすりゃ、玉突き事

故だったよね。
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橋の下

2010-05-28 07:15:00 | 和歌山県


これは近くの橋の根元?の写真。新しく架けかえられて一年になるのかな。以前の橋は

橋の中央部に支柱部分があって台風で大水が出たら、そこに流木が引っ掛かって水を堰止め

るほどにはならないけども、そこに水の勢いがかかってしまって不安といえば不安があった

のだ。堰止められたら我が家をはじめ4軒が浸水してしまう。橋のせいではなく川幅が狭い

うえ、長年の土砂の堆積で川底が高くなり大量の雨で家の前の土手すれすれに水かさが上が

ることもしばしば。越えてきたこともこの20年で2回ある。土手を高くし川幅を広げ、土

砂を取り除き、橋を改修すれば最高だけど、町の予算もあり橋の改修と土砂の撤去だけに

なってしまいました。それだけでも川は見違えるほどきれいになり、橋も広くなったけど

橋の基準というもののせいか、やたらと(あれの名前なんだろ、欄干のはじめと終わりにあ

る橋の名前を書いたものをひっつけてるところ、)それが太く出っ張っているようで、

おかげで橋の横にある道が昔のままのうえ、その道にガードレールを両方に付けたから

狭くなったせいで救急車も入りにくくなったじゃないか!いちおう、緊急自動車の試走は

やって通れることはできたけど、通過に5分かかるのもねぇ・・。

そうそう、橋の下(した)にはこんな基礎があって前から気になっていたの。あの、微妙な

パイプ横の空間、あそこで今どきの子供は入ってみたいとか思わないのか?隙間は30セン

チそこそこ、小学低学年、いや今の子供はスリムだからもぐり込めそうじゃん。昔なら絶対

やんちゃな子が一人はいて、こんなところにもぐり込む者がいたのに。階段からそこには

簡単に行けそうだし、小石をおいたあともあるからここまでは来たのかもしれない。私が

思うに、格好の秘密基地じゃない!!ま、少々、30センチの隙間に頭を入れるとなると

ホッペタを擦りむいたりするかも、上の出っ張りで背中を擦ったりもするだろうけどそれが

秘密基地!簡単に侵入はできないのさ!!黒く陰になっている部分はきっと窪みになってい

て、お菓子やらマンガやら隠しておけそうやん。



橋は川の上に架かるから、二つの根元があるからもうひとつも同じ造りになっている。

基礎の低い部分は堰のようにも見えるけどそうじゃなく、以前の橋の補強だったと思われ、

新しいコンクリートの下の部分は、前の橋の付け根部分だ。だからこの橋は かなり高くな

た。橋の手前は坂になっているのだけど以前は坂道でも前方から来る車の姿は見えたんだけ

どね、今度は橋が高いためかなり橋に近づかないと車が見えない。向こうからかっ飛ばして

来たら回避できない。でも、そんなのはどうも関係ないらしいね、作る方は。であったら

橋側の車が融通をきかしてバックしてくれたらいいけど、最近は絶対バックしない女子もい

てヒヤヒヤもんだ。

 橋の下に二つの秘密基地ができそうなんだけど・・。この近くにはこげと遊んでくれた女

の子が3人と橋のたもとに引っ越してきた男の子が一人いるけど、男の子はゲーム機で遊ん

でて、こんな空間には興味無さそう。私が子供なら、もぐり込んでそのあと親に頭にゲンコ

ツをくらっている・・・だろうな。



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観葉アスパラ

2010-05-27 05:34:00 | 花・植物など


先々週から雨の日があったので、ここぞと庭の草引きを(まじめに)しました。その時に

雑草にまじって畑に植えられているアスパラが生えていたので、びっくり。そりゃぁ、畑に

生えるのよりは新芽とはいえ、貧素というかよわよわしい苗。捨てるよりこれは観葉植物に

してみよう・・・と、げた箱の上でいっこうに育たず枯れだしたシュロの苗を捨てて、アス

パラを植え替えました。その後、げた箱の上に置いたまま忘れていたらなんと、根元から

アスパラが生えてきました。日光に当たらなかったせいか色白の、栄養価は期待できそうに

ない、ミニアスパラです。でも、よく見たら普通のアスパラと同じ仕様になっていて、

冗談で「このままアスパラになったりして」と思ってときどき日光浴もして育てています。



全体の姿はこうですが、これは一週間ほど前の写真。今は、アスパラ一号は背も伸び、形を

少し変え、というか、畑でも採り忘れてしまったアスパラのように伸びて枝をはり出したと

いうような感じです。でも、また根元にアスパラ2号が芽を出してきたので、ワクワクです

アスパラは成長すると見た目が涼しげで、まるで金魚蜂の中の水草のようにもみえます。

 しかし、鳥がアスパラの実をここに落としたか?室内でアスパラ鑑賞もまたいいではない

か!

 ゆうべ室内に取り入れるのを忘れ、朝見てみたらアスパラ二号は他の茎に巻きつくように

伸びていて、これは一号のようにきれいに成長できないかも・・と思いました。何度か外に

置いたため、見なれないフタバが出ていて これは空中を浮遊する綿毛の仕業ではないかと

思うのだ。
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ホタルの季節

2010-05-26 05:30:00 | 和歌山県


 雨が降る日も多くなってくるこれから、こんなチラシが入っていました。昨年も同様の

チラシが入ったと記憶にはあるのですが、『ゲンジボタル観賞のご案内』と銘打っています

ー幻想の乱舞ーとは、なにかドキドキします。ここは先日黄菖蒲を見に行った有田区です。

私たちは行っていないけど、ぼんくらさんがGWに吐生のお瀧さんに向かった道中にある

神社よりまだ奥に行ったところが観賞場所のようです。ぼんくらさんが途中で見た

名前のないお寺は宝生寺(赤門の寺)というようです。

有田区には「ホタルの里づくりクラブ」というのがあって 頑張って美しい自然を守る癒し

の里をつくっていこうとしているようです。いいですね、町内にそんな志を持った人たちが

いるのは・・・。それが町内全地区に広がればあの串本の宮川だってきれいになるかもしれ

ません。鑑賞に来る人に対してのお願いとして、宝生寺の駐車場を利用、懐中電灯を持参し

て足元に注意し、いざ観賞場所では光りは点けず、大事なこと捕獲しないこと!だそうだ。

まさか大勢の人の中で捕獲する人もいないけど、ホタルは自分で飛んでるからねぇ、時間が

来たら小屋に戻る・・というわけにはいかないから、あとは良心に頼るしかないけど。

鑑賞の期間が5月25日~6月10日頃で、小さく※天候や気候によりホタルがほとんど

見られない場合もございますので、予めご了承ください。とあります。文句を言ってはいけ

ません、それも自然のことなんですから。


日曜日にテレビでどこかの町が町おこしにホタルを育てて結構にぎわってきたというのをや

っていた。でも、ホタルの幼虫のえさとなるカワニナだっけ、それは別のところから購入だ

かしてるそうで、それは大きくいえばそこにあるはずのない生物を新しく放流してしまうこ

とになり、新たな自然破壊につながっていくんだって。そのため、どこかの川の魚が調べて

みたら絶滅して、新たに交配種が生存してしまい今は交配種の駆除をしなければならなくな

った・・という。人間が生態系を壊すのは禁じて行かなくちゃならないし、守れる生態系は

力を入れて守っていかねば。。。
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加寿姫伝説の映画作り

2010-05-25 05:25:25 | 和歌山県


熊野新聞(私は以前の南紀州新聞のほうがよびやすいのだけど)に先日、那智勝浦町の

『加寿地蔵』で映画撮影が始まった・・・という記事が載っていました。この『加寿地蔵』

さんとは少しだけど縁があり、二度お地蔵さんの行事を見に行かせてもらいました。この間

も世話人会の中田さんから連絡を頂いてお参りに行ったのですが、その時も映画撮影の

平安室町民家を建てました。映画の撮影をします・・と教えてもらったのです。早とちりな

ちのとさんは、行ったその日に撮影してるのか!!と思っていたのですが、その時は撮影は

なく少し残念だったのです。が、こうして地方紙に記事になっているのですから映画撮影が

始まったみたいですね。お地蔵さんまでの峠道は古道らしく山の中腹をゆったりと上り坂に

なっていて駿田(するた)峠に隣接する山に祠が安置されています。記事にある同尊の関係

者・・というのは、同地蔵の世話人会ので皆さん、手作りで案内板や古道の整備を熱心に

やっておられます。その代表が私のブログにコメントを下さった中田勝康さんという人だ。

直接お話はしたことはないけど、穏やかな人のような感じの方でした。祀られているのが

熊野詣でに来た『歌子姫』と妹の桜姫。酒粕が供えられたことから粕地蔵と呼ばれてきた。

良縁、安産のご利益があり「寿を加える」ことから、加寿姫とも呼ばれるんだそうだ。



この新聞を読んで「ブログに書かなくては」と思って先に延ばしていたら、読売新聞の和歌

山版に大きく取り上げられてしまった。こちらの記事にも地元住民らが出演・スタッフとな

って撮影を進めていると書いています。この記事ではじめて、中田さんがまぐろ仲買業とい

うことを知り、おとうさんと「中田さんって、そんな感じじゃなく、学校の先生か公務員み

たいな感じやのにねぇ」と驚いたしだいで。だって前に音声案内を作ったのは中田さんって

記事も読んだ記憶があったし・・・。記事には中田さんが「伝承を映画にし、熊野の魅力を

発信しよう」と知人らに呼びかけ「熊野映画を創る会」を結成、監督に就任したとある。

 中田さん、監督までやるのだなと感心しその映画の内容も気になり、読み進んでいくと

熊野を旅行中の女性が加寿地蔵で平安時代にタイムスリップして『加寿姫』となり、熊野詣

でをするという内容だと書かれています。加寿姫には銀行員の女性、妹の桜姫には新翔高生

の女の子が演じるそうだ。ほかにも公務員や主婦、OLらが出演、皆さん演技は初めて。

撮影は日曜ごとに行われ、私たちが見た平安室町時代の民家(農家)を中心と古道で撮って

いるという。映画は9月をめどに40分程度に編集、公的施設などで上映する。なかなか

世話人会の中田さんや皆さんは、意欲的にやっています。



中田さんは写真の左から3人目、って中田さんは出演しないのかなぁ・・・。女性の衣装は

どこかで借りたのかな・・。出来上がってどこかで観られたらいいなぁ。
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旧古座町の民話

2010-05-24 05:34:34 | 和歌山県


我が家は読売新聞を購読しています。巨○軍ファンではないですが読みやすさがいいので。

新聞は串本の取り扱店が配達しますが、時々このような『読み物』のチラシが入るときがあ

ります。№260にもなるようで面白い『読み物』のときは私も読みます。先日は

重畳山の牛鬼退治 伝承民話より【串本町(旧)古座町の民話】 という『読み物』でした

ここにそれを引用して書いておきます。

 熊野灘をはるかに見下ろす重畳山は旧古座町と古座川町にまたがる標高三百一メートルの

山でその裾野はゆるやかに広がっています。

 この山は、むかし紀南地方の「女人高野」とも呼ばれ、今から千百年あまり昔の嵯峨天皇

のころには、弘法大師も山頂にこもって修業しており、現在も残されている神王寺の開基と

なったといわれている聖地です。

 ところが事もあろうに、その聖地にいつの頃からか魔物がすみつきました。全身真っ黒い

毛におおわれた牛に似た巨大な怪物で、重畳山をゆり動かさんばかりに「ウォーッ、ウォー

ッ!」と吠える声は、不気味に山から谷へこだまして、村人たちを恐怖のどん底に突き落と

しました。おまけに、山の中でこの怪物に出会ったが最後、うまく家に逃げ帰れたとて、そ

の日から高い熱をだして、遂には狂い死んでしまうのです。

 それでも、村の人達にとっては、山は大切な場所で四季おりおりの山菜を摘んだり、マキ

を取ったり畑を切り開いて作物を植えている人もあって まるきり寄りつかないわけにもゆ

きません。・・・なんとか怪物を退治しなければ・・・と何人かの人が考えたのも無理のな

いことです。けれども怪物退治に出かけた人は、誰一人として帰ってきませんでした。

 みんなあの重畳山の怪物にやられたのです。

 この噂はパッと広がり、もうこの頃では誰一人として山に足を踏み入れようともしません

重畳山の牛鬼・・・と聞けば、泣く子もピタリと黙ってしまうほどで もう村はさびれる一

方です。

 このころ、麓の村にめっぽう鉄砲の上手な若者が住んでいました。村の人々の難儀を見て

なんとか怪物牛鬼を退治してやろうと、その機会を狙っていたのです。

 まず化け物について、いろいろ知っておかなければなりません。そこで村の老人達の間を

尋ね廻って、化け物のことを教えてもらいました。

 なんでも化け物は、相手の後ろの方に本当の姿を隠し、前の方でいつわりの姿を見せる事

が多いそうだと分かりました。ですから誰でも前に現れた姿に気を取られている間に、後ろ

方からガブリとやられてしまうということです。化け物や怪物を退治するときには、いつも

自分の背中の方に注意しなければならない・・・。という事を教えてくれた老人もいました

 若者はあれやこれやらと化け物の知識を頭に入れ、いよいよ牛鬼退治にかかることになり

ました。食糧もどっさり持ち、愛用の鉄砲と笛をもって山に出発したのです。

 村の人達は・・・危ないからやめなさい・・・と、何度も止めたのですが、若者は一向に

聞き入れようともせず、とうとう山に出かけました。

 うっそうと茂った原始林は、行けども行けども果てしなく、とうとう山深いところで日は

くれてしまいました。若者は手ごろな土地を選んで、マキを集めて火を燃やし、持ってきた

大きな握り飯をパクついている時、急に風が吹いてきたのです。その風はなんとなく

生暖かで、一寸薄気味悪くなってきたので若者は、腰から愛用の笛を取り出して吹きはじめ

ました。静かな山の中に、笛の音は高く低く、またある時は流れる雲のようにゆったりと、

ある時には小川の流れるせせらぎの音にも似て、美しく響き渡りました。

 するとその笛の音に誘われたかのように、若者の前に美しい娘が姿を現しました。かすり

の着物を着たその娘は「たしかにこの辺りから美しい笛の音が聞こえたが・・・」と、探し

ていました。この時、若者はハッと気がつきました。村の老人が教えてくれたのはこの事だ

と気がつき、そこでソロリソロリと鉄砲を引きよせて弾をこめ、自分の背中の方へクルリと

向きかえり一気に引き金を引きました。

「ズドーン」という音がこだますると「ギャーッ!」という物すごい悲鳴が聞こえてきまし

た。けれども若者はそれどころではありません。鉄砲と笛を横抱きに抱え込むと、一目散に

ヤマを駆け降りてゆきました。

 そして家へたどりつくと、フトンをかぶって震えていたのです。なにしろ、何人もの村人

をとり殺した怪物です。うまく命中して死んでればよいのですが、手傷でも負うて、仇を

討ちにやってこられては大変・・・と考えれば考えるほど気になってとうとう朝までマンジ

リともしません。

 朝が来ました。怪物はどうなったか・・・と牛鬼の正体を見きわめるべく、若者は昨夜の

ところに行ってみました。すると谷底には牛鬼の死体はなく、枯れ木のような大きな骨が

ゴロゴロところがっていました。けれども若者は気が狂ってしまったらしく「大きかった!

大きかった!」と口走るだけでそれから間もなく死んでしまったという事です。

 ところで、この重畳山で 昭和四十九年八月二十八日の正午ごろに、山口啓さんという人

が逆八の字形の三十センチほどの角をはやした、口の周りが真っ赤な牛のような化け物に出

会ったんですって・・・・・・。

 ひょっとすると野生化した牛だろうという人もありますが、やはり熊野の深い山々は人間

のはかり知れない謎を秘めている。



というお話だけど、牛鬼というのは『ゲゲゲの鬼太郎』によく出てくるヤツだな。なら、

全国各地に牛鬼はいたわけで、鬼という漢字がつくから鬼の仲間?民話や昔話に出てくる

鬼はつのが生えていて、顔が赤かったり強面だから牛鬼が鬼の進化前かもしれない。重畳山

に牛鬼がいたなんて初耳で、ちょっとばかし物知りになった気分のチラシでした。『ゲゲゲ

の鬼太郎』では鬼太郎の敵である ぬらりひょん の手下になっていたような牛鬼だけど

本当は普通の牛だったのかも・・・牛・・・ここ数日のニュースで口蹄疫(こうていえき)

で殺処分される牛や豚の話を聞くたび、胸が痛い思いで。どうしてここまでになってしまっ

たのか、他に伝染するのを防ぐために仕方のないこととはいえ私たちは何か間違ってはいな

いのか?と思う。食用になってしまう牛や豚であるけどそのために産まれただけではなく

命があるという事も知っておかなくてはいけないのだ。科学や医学が発達したいま、防げな

いというのは食物連鎖の頂上にいる人間の怠慢でもあるんじゃないかな。。。とワタクシ的

意見です。

 しかし、この民話、村人は退治しに山へ行ったきり誰も帰ってこなかった・・はずなのに

魔物が前方にいつわりの姿を現し、後方に真の姿を現してるって・・なんで知ってるんだか

物陰に隠れて村人が襲われるのを見て逃げ帰ってきたのか?ならば、戦いもせずに隠れてい

るくらいの人間なら、魔物の正体を見たらそれこそ発狂するんでは?と少し思ったりして。


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マルバウツギ

2010-05-21 04:52:00 | 花・植物など


この間、お墓の掃除に行ったら隣接する山の木に白くて小さい花が咲いていました。

この季節、山のあちこちに見かけるこの花は マルバウツギ という名だそうだ。

ウツギは卯の花ともよばれるのだけど、ウツギと名のつくのはかなり多い。詳しく調べるの

もめんどうなので、書かないことにしよう。

私はウツギの花よりこちらのマルバウツギのほうが好きだ。

お墓の掃除を終えて、ゴミを捨てたところ頭上に赤い実を発見。山桜の実、つまりサクラン

ボだ。



あたりを見回してもこの一個しか見当たらないので、野鳥に食べられたのか落ちてしまった

のか。あまりにもきれいな赤だったので 採るのはやめにした。
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ひなげし

2010-05-20 05:35:00 | 花・植物など


ひなげしの花が、ポツポツと咲き始めました。砕石のなかですからそう力強くも咲けません

この花自体が、折れそうなよわよわしい花だから可哀想でもあるので次回はもう少し考えて

植えてみようと思う。だけど、花びらが紙のようでこの色なんかとても素敵だ。




植えた場所のせいかこんな小さくても、つぼみが付き開花したのだけど百円ライターよりも

小さいのだ。この色は少々きつい感じだけど、昔はこの色か白しかなかったように思う。

今年はひなげしとポピーの種をここに蒔いたんだけど、ポピーのほうは芽が出た数が少なく

残念。

ひなげしは別名ポピー、または虞美人草ともよばれるのだけど薄い色はひなげし・・、

明るくビタミンカラー(オレンジ色)は陽気なポピーという感じだ。

ひなげし

虞美人草というのは中国の伝説からきたもので 項羽の愛人に(愛人といっても中国では

恋人という意味らしい)虞という女性がいたそうで 項羽が敵に追い詰められたときに

虞が舞を舞い、自刃し、埋葬したところから赤い花が咲いたとか・・・虞さんは美人だった

みたいね。ひなげしときたら、私の年代ならアグネス・チャンの『ひなげしの花』、え?

こんな題名だったかな。丘の上でひなげしの花の花びらで好きな人の心を占う女の子の歌で

すね。こんな繊細な花びらを「好き嫌い好き嫌い」と、むしっている姿は今の時代の女の子

では考えられないな。



きれいに咲いたんだけど、あいにく雨に打たれそうなるとこの大きい花頭がアダとなり

折れそうにうつむいてしまう、そう、ひなげしは一度開いたら閉じることはないようです。

そのせいか開花後二日ほどで散ってしまいますが、その後細かい種をつくりはじけるようで

す。そのこぼれ種を期待もするのだけど。ポピーと命名された種を購入して蒔いたら、

ひなげしとはまた違った太めの茎の花が咲きました。それも雨の中です。
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野鳥観察の人

2010-05-19 05:30:00 | 和歌山県
土曜日、こげの散歩も終盤に入った場所で野鳥観察の人に出会った。昨年はたしか、付近

一帯で「あの双眼鏡を持ってじっとこっちを見ている人たちはいったい誰?なに?」という

不安といろんな憶測が老人はじめ私も思ったのだけど、誰かが訊ねたら野鳥観察をしている

人たちだとわかりなんとなくホッとしたのだ・・・けど、ときたま声も録音しているらしく

おとうさんはこげの鈴が邪魔になると気をつかって、コースを変えたりしたそうだ。

 鳥居の前で車をとめ、大きな三脚を据え小さな椅子を置きレンズもすんげ~長いのを地面

に置いて、その人は「こんにちは」と頭を下げたので、こんにちはと返したのだが、会話の

まえに聞きなれない鳥が 高い声で鳴いてお宮近くの山に飛んでいった。その人は持ってい

た紙に何やら書き込んだあと、私に挨拶をしたので「いまのはなんなんですか?」と聞いて

みたら即座に「アオゲラです」と教えてくれた。

アオゲラ

私が思い切って声をかけたのは、昨年も同じような光景になり怪しい人たちのようにブログ

に書いたら、野鳥観察をしている熊本のabarazemiさんがコメントをくれたことがあり、

観察している人は話しかけたら答えてくれそうな感じがしたので、実行したのだ。というか

もうこの歳になると少々ぶりっこしても正体はバレテルでしょ。疑問は解いておきたいもん

「アオゲラ・・」「胸にガラがあって緑色して、頭が赤い、キツツキの仲間なんです」

めちゃ、丁寧に教えてくれます。「知らんわぁ」「知りませんか」と残念そう。こげが先を

急ぐのでその場は去ったのだけど、同じ場所に戻ってきたらまだ居たので疑問をぶつけた。

「あのぅ、テッペンカケタカって鳴くのは?」

「ホトトギスです」即答だ。

「ホトトギス、あ、ね」

「もうすぐ鳴きますね」

「いえ、もう鳴いていたんです今朝。」

「もう鳴いてるんですか?5月から6月ごろ鳴きますね」

この時、ちのとはもう一つ気になる鳴き声も教えて欲しかったんだけど、鳴き声を忘れた。

肝心の鳴き声を忘れたのでは聞けないので、「あのぅ、すずめは犬の毛、巣にします?」

「します。梳いた毛を置いておくと持って行きます。ほかには草なんかも使います。おみく

 じをひくヤマガラも使います・・」

「おみくじを引く?」想像してみた・・鳥がおみくじの筒から一本引き抜くのか?

ヤマガラ

「ふ~ん。」

「ヤマガラは電柱の横になった板の穴に巣を作ることもあり、獣毛が入っていますね。あと

 イソヒヨも使う・・かな」

「イソヒヨね。そうかぁ。」

「イソヒヨ増えましたね。十年前には海にしかいなかったのにかなり奥まできています。」

「そうそう、昔は見たことなかったのに。毎朝 奇麗なのはオスですね」「はい」

「相手がみつからないのか、朝から甲高い声で鳴いています。ありがとうございます」

「また、夏ごろまで月に一度は観察にきます。」

「また聞いていいですか?」

「はい、聞いてください。この犬、変わった色の毛ですね。僕は犬が好きなので・・」

こげもわかっているのか、しゃがんだその人の胸におしりを持っていき背中を撫でて。。と

いうポーズだ。

 なんかすごく勉強したような感じだ。abarazemiさんのいうように聞けばなんでも答えて

くれました。それも即答で。鳴き声でも姿でも鳥のことはわかるらしい。今思ったのだけど

大事な観察中だったのだ・・・仕事の邪魔をしてしまったようで申し訳ありません。

 

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黄菖蒲を見に行く ②

2010-05-18 05:30:00 | 和歌山県


もう少し黄菖蒲に近づけたらいいのに・・と思って橋を渡って堰のところまできました。

でもアップにできるようなきれいなのは見当たらず、こんな感じになってしまいました。

バックが少しボケて、本当なら手前の花が大きく写したかったのだが・・・。



背景に串本西小学校を・・・教室の窓からこの黄菖蒲が見えているはず。私なんかだと授業

中、ぼ~っと外を見てしまうなぁ。黄色って目をひく色です。ふと、この黄菖蒲は岸に生え

ているのか、水中から生えているのか気になり帰り際に探してみました。さすが土手からは

見えないのだ。覗き込むように根元が見えるところを探したら、ありました。



黄菖蒲は水中から生えていました。手前に写ったイヌゴンパチやギシギシは水中からは

育たないと思うので、そこは堆積した土であると思われます。両方とも荒地でもじゅうぶん

生育します。

     

この有田も海に面していて、国道に架かる橋の下が川と海の境目です。昔は漁師さんも多く

いたと思います。よく老漁師さんが橋のたもとにたむろし、沖の方を見ていました。みんな

潮焼けして、いつも必ず誰か橋にいたのが子供心に不思議だったんだけど、あれって波とか

見てたんでしょうね。だから大津波が来るとその橋の下の川口からはもちろん、国道を超え

津波がここまでさかのぼってくる・・・という危険な地区でもあるのだとわかります。

標識には『高いところへすぐ避難!』とあります、ここなら後ろに見える墓地?に駆け上が

ることでしょうか。予想津波 浸水深 の横の人型は直立して落ち着いていますが、その上

の非常口マークのピクトくんは必死になって足元の津波から逃げています。やはり、緊急の

緊張感を知らせる場合、直立より逃げるピクトくんのマークの方が臨場感が表れると思う。

おお!やはり目をひく黄色はここにも使われていたのだ。

 先日、熊野新聞(この5月から南紀州新聞改め熊野新聞となった)に新宮市の市田川(い

ちたがわ)の600株の黄菖蒲が掲載されていました。市田川は大雨が降ると増水の上、

近隣の住宅街に浸水する川でしたが近年改良されました。記事には黄菖蒲を増やして千株単

位にしていきたいと、世話人の方が話していました。川べりに花があるというのは、目を

楽しますだけでなく住人の努力も多分に必要であり、コミュニケーションを持つのにいいこ

となんでしょうね。

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