タイトルでお分かりのように またもやハチの巣が・・・。見つけてしまったのは私だから 当然見過ごすことは「できへんよねぇ」。。。だ。
先日、雨の日のこげの散歩のときに前方から車が来たので こっちに来るのだと思い町道に面した橋の上で待避していた。右手にうちの車庫とそのうしろに農具小屋が付いている。農具小屋は
シャッター二枚の二室、その後ろに稲刈り後の稲束を干すサガリの脚にするスギの杭が何十本も放り込んでいる。雨除けのために屋根が付いてるけど 入口には扉もなく、今までその状態で
しばらくきていたと思う。以前は戸板で見えなくなっていたようにも記憶があるような気がするのであったとして、以後おじいちゃんは出し入れに面倒だから外したんだと思う。
でも、耕作をやめてから杭を畑に使ったり こげグランドのメッシュの杭として使ったけど 年がら年中湿気のある田んぼに支柱として打ち込んでいたら数年したら杭も腐ってしまい
それを抜き取って金棒と替えた。わけわからん人々に田んぼを貸した時に おばあちゃんたちはそのサガリの脚も使っていいですよ、といったらシカ除けのネットを張るのに使ったはいいけど
針金で網と杭をくくりつけ、片付けるときには針金を田んぼの中に捨てるわ こげのグランドにまで捨てるわ でいまだに草刈機で刈ったらなにがしかのものが巻きついたり 跳ね上がってき
たり、危険極まりないときがある。何年たっても あいつらは要注意グループだと私は思いこんでいます。
そのサガリの脚の小屋に 一匹のスズメバチ系のハチがホバリングして浮いています。私たちがそばにいることに警戒をしているかのようなホバリングなので「おそろしいからね、こげ、
近寄らんとこ」と歩き出すと そのハチが小屋の中にスッと入っていったので、ハチの巣を作る場所を偵察か?と気になって この間のお墓にミツバチの巣ができてしまったから
ミツバチの巣を狙うためにこの辺にスズメバチの巣ができたりしたら一大事。それよりなにより 町道に面しているので 万が一人が歩いていようとおかまいなしに すっ飛ばしてくる
奴らの仲間の車がこの小屋に当たりでもしたら まさにハチの巣を突いたような騒ぎになって だれの責任?となると小屋にハチの巣を作らせて駆除していなかったうちの責任・・・って
奴らなら言ってきそうだ。少子化でこの辺を登下校する小学生も中学生も皆無に近いけど 川があるから川遊びに来てハチに襲われたらだれの責任?・・うちの小屋から出はいりしている
ハチなら駆除していない・・って言われる・・・よね・・・
と帰宅後、おばあちゃんに報告すると「とらなあかん」と言います。その答えは予想できた。というのも もう10何年か前に私たちの住む離れの軒下にスズメバチが巣を作っていて、
駆除することに。その時は 業者さんに依頼することはあまり一般化してなくて この辺の人ならたいがい自分たちで駆除していました。恐ろしいことだけど 夕方暗くなってからハチの巣に
殺虫剤をスプレーする、噴射しまくるのです。当然 防御のために厚着をし、この時は夏だけどダウンジャンバーにバイクのフルフェイスヘルメットでゴム手袋、殺虫剤の押すところに紐を
掛けてそれを竹の棒に固定し、垂らした紐を下から引くとそれが指の代わりになって噴射する・・という工作めいたものを数本作って、周りが暗いから懐中電灯で照らす役と 噴射役と
分かれて実行したのだ。昔は 殺虫スプレーの代わりに灯油を湿した布きれを棒につけ、火をつけて巣の中に突っ込んで焼き討ちしたりしたようだ。こちも危険度がたかい。
巣の中に入ると 火って一瞬消えたりしたら 怒ったハチが襲ってくるでしょ、この間お墓の時にも オジサンは灯油を湿らせた布を墓石のすき間近くに差し込んでいたので、あたりに
灯油の匂いが漂っていたけど、灯油の効果は高いらしく それでハチが怒って暴れるんだそうだ。おばあちゃんは 10何年もまえにやったことをこの高齢化した家族でやったらいいと
いうのだ。それが一番 安上がりなんだけど でも私は危険すぎるからやりたくない。へたに素人がやって刺されたら「業者に頼んだらよかったのに」と人がいうのは想像できる。刺されたの
がおばあちゃんだったりしたら そんな年寄りまで引っ張り出して・・とも言われる。それにおばあちゃんは過去にアシナガバチやスズメバチに刺された過去がある・・・。おばあちゃんは
心のどこかに ミツバチのオジサンに頼めば取ってくれる・・というつもりなのは私はわかっている。でも、ミツバチではなくたぶんスズメバチ系。オジサンも80歳だよ~
刺されたりしたら その家族に申しわけない。ちゃんとした業者さんなら お金はかかってもまえにキイロスズメバチの巣を駆除してもらったときには 串本町からのハチ駆除補助金が出た
し・・と思うから おとうさんに言うと絶対自分が駆除するとは言わず、オジサンにも頼まないだろうから 業者にやってもらおう・・と 言うだろう。で、夕食の場で 私が言いだした。
おばあちゃんは「取らなあかんけど。」暗におとうさんにハンターをさせようと・・・そりゃおじいちゃんがおとうさんの年のころなら 自分で取っただろうから おとうさんもやる気を
出して自分から「取る」と言い出すのを待っている感じだ。おとうさんはそんな気が全然ないから「取ってもらったらええ」と一言。「取ってもらったらええって、お金いるし」とおばあちゃ
ん。「補助出るやろ。おばあちゃんはオジサンに頼んだらと思いやるけど、オジサンも80歳やで。万が一刺されたら 家族に悪いで」と言ったとたん おばあちゃんマジ切れしちゃいました
「知らん!!ハチのことは一切 知らん!」と一言言って黙ってしまいました。そうなる結果は想定外だったので その後のごはんは3人とも黙って黙々と食べて 私は洗い物を済ませ
離れに戻ってきました。自分の知り合いに頼めばやってもらえるけど 当の家族がやらないことをやってもらって事故が起きたときにどうするのか・・・ってところが、おばあちゃんは
考えてない。たまに この長女的一方的思考がでてくるので これが出たら自分が一番正しいから譲らない・・のよね。なんでもそう、食パンは あの食パンでないとダメ。売り切れて
いたりしたら ほかのものではダメ。なので いつも多めに買い置きして冷凍保存。売り切れていたらまるで私が悪いかのように、早めに買いに行かんから・・みたいに言うのだ(笑)
外食しても必ず「これは美味しくない」と絶対言う。お米がおいしくない・・・と。身内ならまたか・・と思うけど他人が混ざっていても 空気読まずに言うときがあるから 年寄りだから
という点を引いても、私は「長女的一方的譲らない思考」だと思うことにしている。次女三女ともなると 上に従わされる場合が多いため 状況に合わそうとするのだが、長女長男は
こうしておいたら正しいのだ!とくるので「・・・まぁ ほかの方法も考えてみたら」と言ってもうちのおばあちゃんは 自分が正解みたいになることが多くて・・・はははは(笑)
翌日、梅雨時期でもあるし万が一この巣にハチが入っていたら大変なので ハチの巣は小さいけど(ソフトボールくらいの大きさ)業者に電話したら さっそく夕方来てくれました。
現場に案内したら「ハチ入ってますね。取りやすい場所だし すぐできますが1万5000円と消費税です。役場に尋ねたら4月から補助金が出ているということなので 」と教えて
くれました。「巣の大きさで出る出ないじゃないんですか?」「大きさではないですよ」というので いくらか戻ってくるんだからやってもらいました。私は 家の駐車場から
前回のような宇宙服みたいな格好で駆除にかかるのかなと見ていたら ネット付きの帽子と長靴にとわりと軽装な感じ。手には袋と網のようなもの・・・今回は場所も低くて 腰のあたり
で 巣も小さい・・・
こんな感じ
取ってみて 肝心のハチがいなかったらどうしよう・・・ハチの姿は一匹しかみていないから・・・という不安もあったけど 駆除が終わって見せてくれたハチの巣の残骸には
一匹のハチと 産み付けられた卵・・業者さんがいうのには「1週間もしたらハチが飛び回っていましたよ、このくらいの時でちょうどよかった。道のそばだし子供さんや お年寄りとか
刺されたら大変でした。このハチはコガタスズメバチと言う名前です。前回はキイロスズメバチ。あれは凶暴ですからね。気をつけてください」「今年、ハチ多いんですか?」「去年くらいか
らハチの巣の駆除は多いんですよ」と言われました。
きのう さっそく役場に提出する書類を持ってきてくれた業者さんに「また 次があればよろしくお願いします」とお礼を言ったら「こちらこそ」と笑われました。これで一安心だけど
散歩の時も あたりにハチの巣がないか気になって、気になって(笑)