霊場那智山からの帰路を走っていると 前方に高架になった道路が見えてきます。
恥ずかしながら 和歌山の紀南地域には初めての構造物です。那智から新宮に向け
て、国道の渋滞緩和と災害時の道路として造られた・・みたいな。でもでも先々週
の週刊新潮だか文春だかで 取り上げられていたそうで、関西の『ムーブ』という
番組でやっていました。それはそれは高価な道路らしく、一キロ82億円相当とか
全長といってもそんなに距離はないはず。これが開通すれば今の国道は下の道と
呼ばれるのだけど、渋滞緩和といってもたかだか12分しか短縮にならないんだっ
て。たしかに JR 那智駅前やAコープなち前は普段も渋滞がち、お盆、お正月、連
休には狭い国道にびっしり観光バスや車が並ぶ、他に新宮・三重県に向けての道が
ないので悲願と言えば悲願の道路ということになるわけ。
新しい道から海が見えるのだろうか?自動車専用道路になるのか!運転が上手で
ないちのとは もう今からドキドキ。たった12分のために走るのか!
テレビで言ってたけど、エライ先生が出たところにはなぜか必要を疑問視する
道路が造られてる・・・北海道にもムネオ道路とか・・・和歌山は二階道路ね。
田辺から山をぶち抜きぶち抜き新宮までつながると、串本は消滅していくなぁ。
たしか、三重にもこんな橋脚が並んだところあったけど たしかに時間は短縮され
てもそれでいいのかって思ってしまう。
この交差点は この道路につながるための分岐を造っています。これは「ちきゅ
う号」を見に行った時に撮影したんだけど、前方の青い車が橋を渡ろうとしていま
す。それはそれで正しい。私たちも後に続いて入って行こうとしたときに、もう一
つ手前に進入禁止の標識が見えますね、そこに向かって左からゆっくりと軽自動車
がやってきて、なんと進入禁止ゾーンに入って行ったんです!「なんなんだ!あの
車は!」あそこは対向車が串本方面に向かって走ってくるゾーンだろ!逆走してる
」向こうから車がきたらいっかんの終わりだ。私たちは橋を渡ってその車に追いつ
いたら うちのおじいちゃんよりおじいちゃんが運転していて、なんと青い車と
ウチの車の間に入ってしまっているじゃん。まさか この運転で 新しい道路を
走るのか・・と思うと他人事ではないようなゾッとした出来事を体験しました。
そうそう開通は三月三十日だったと思う。二十九日に愛知県へ行くので帰りは
通って帰ってくるわけだな。新宮のあのバイパスにつながるのね・・。やっぱり
思うだけでもちのと、ドキドキです。