このあいだ、郵便局に用事があってその用事も数分ですむつもりが意外と時間がかかり
大人しく椅子に座って待っていました。新しい切手シートやさまざまな郵便局のパンフ
を見終わりふと記入台をみると 写真のようなポストカードをみつけました。
最初は赤いポスト型のもの。「なんじゃこりゃぁ~」と心で思い、手にしたらそこには
最寄りの郵便局名。「あ、かわいい。」これは口から出た言葉で次に思ったのは
「これで子供たちにハガキを出すと懐かしがって、喜ぶな」と・・・。親って変ですね
というか、私だけかもしれませんが。文章を書くのが苦にならない私は、こういうこと
して子供とつながっていたいなぁとも思うんだけど、今どきの子供(とはいえ成人して
る二人)は男の子というのもあるのか、とんと興味をもちはしません。というか、手紙
やハガキを子供の時から書かないのだ。私の時代は国語の単元に手紙の書き方みたいな
のがあり、家族あての手紙などを書いたものだけど子供たちの教科書を見てもそんな
ものは無かったと思う。いまはメールで簡単に言葉を送って、読んで削除してって
それで終わるので手紙やハガキは古くさいのかもしれません。
小学校時代、母の日が近くなると先生が「お母さんに母の日の手紙を書きましょう」
と今でいう郵便局のミニレター形式の紙を配り、書いて出した。その頃から手紙の
書き方を覚えていったものだけど・・・。
で、二枚買わなきゃと値段を見たら一枚180円、定型外なので120円切手を貼ら
なくてはいけない。「なんじゃぁ~これ一枚で300円もいるやん!でも、一枚買って
・・おっと、こちらはクジラ型のハガキやん。こちらはわりとたくさん書けるし、これ
も切手は120円か。子供に出さずに記念に買ってみよっと」と窓口に行くと局長さん
が「え~買うの?もったいないのに」と言うので「え?でも可愛いよ」と答えたら横か
ら「そのクジラのほうは、前のはお茶碗にごはんが盛っていて上に梅干しのイラスト
やってん」私は大好きな梅干しと白いご飯を想像して「あ、それ絶対いいわ!」
「でポストのはこの局限定なんや」この丸型ポストも見かけないものね。子供の時は
あったけどなぁ、クジラは和歌山県限定だし記念で購入。この日、局長さんは機嫌が
よくて、あとから来たおばあさんの封書が少し大きいので切手代が余分にいるから
あと少し小さい封筒に入れたら80円でいけますよと教えていました。おばあさんは
家じゅう探したけど無いのでこの封筒に入れたと答えたら「ちょっと待って探してみ
るから・・・あった、あった、こっちに入れ替えて表と裏を書きなおして」と、また
別のおじさんが小包を送ろうとしたら送り状をチェックしながら「○○さん、ここに
送るのは初めて?前に送った送り状を持ってきたら50円安くなるよ」「途中で思いだ
したけどもうええわ」とおじさん。いつもはあまり愛想はないんだけど、局長さんが
そんな感じだといいわ・・っと思ったのでした。その前に来た時は新しく異動してき
た若い男の局員はセールストークがすごくて内心「しばらく近寄らんとこ、郵便局」
と思ったんだなぁ。