一昨日のお昼前のこと。この日は 生協さんの配達が来る日で ちょうどお昼時に
来るから 早めにお昼ご飯を済ませるのです。台所に続く廊下を「お昼だお昼だ!」
と駆け足で走っていた私、台所に入った時に上り口の部屋からガタン!と大きな音が
して、「おかしいな、朝から一生懸命掃除機をかけて片付けたから 何かが落ちたり
するはずがないのに。さっきまでこげが寝ていたけど・・・」不思議と、こげになにか?
と上り口の部屋に行くと、こげが 立ち上がってはいるものの様子が変。後ろ脚から
おしりにむかって下がっています。どうしたん?こげ、立っていられんの?私が慌てる
からか こげが私のほうに歩きだすものの下半身ががくん、がくんと落ちていきま
す。こげ自身 体がいうことをきかないのがわかってないのか立ち止まるどころか
歩こうとするのです。「ちょちょ、待って。」私が駆け寄って下半身を撫でるとしっぽを
ふってくれます。その時「とうとうきたか。高齢犬だし、マヒがしたのか。しかし 獣医
さんに行くとしても部屋から出さねばならず 玄関は段差がありすぎてこげが
上がりにくくなって台をつけてはいるけど、この状態では私一人で下せるか不安が
よぎります。さっきまでおばあちゃんが畑にいて お昼だから家に戻った音を聞い
ていたので、私はこげの体を支えたまま「おばあちゃん、おばあちゃん、ちょっと来て
こげがおかしい」と叫んだのです。しかし、叫ぶ相手も高齢者で耳も遠いため返事が
ない。こげの体も下がってくるし もう一回 おばあちゃんを呼んだ。もう来ようが
こまいが なんとかこげを玄関に出さないと・・。こげもゆっくりながらも歩き始め
段差の台をドスンドスンとなんとか下りたときに、玄関先におばあちゃんが現れた。
「こげが変っていうから、杖も使わず来てしまったよ、どうしたん」私はこげがこうなっ
たことを説明し、どうしようか・・医者に連れて行っても一人じゃ下せんし、もちろん
乗せることも無理だわと思いつつ、思案していたら、こげは水を飲むために水入れ
まで自力で歩きだした。おばあちゃんとそのあとをついて「左の後ろ脚が おかしい
な。マヒかな しびれてるのかな、」おばあちゃんは「痛くはないみたい、痛かったら
キャンキャンいうわな」最初部屋で見たときよりも 下半身が落ちていくこともなく
そのまま井戸のところまで来たから 水入れに水を入れ地面に置くと、こげは近
寄ってきたと思ったら そこでおしっこをしてしまった。普通ならここで叱るのだけど
もう足を上げることをせず 突っ立ったままで 我慢していたのが出てしまった、み
たいな様子なので叱ることもできない、ただ見ているだけ。こげは 出すものを出し
て一安心したのか 母屋の勝手口で横になった。とりあえず 私はお昼ご飯を食べ
どうしようか考えることに。状況をおとうさんにメールで知らす。獣医さんの診療は
午前中だけなので 一度電話をした方がいいか、あれこれ思いながら食べた食器
を洗って こげの様子を見に行くと、私を見て立ち上がったので「立ち上がらんでも
いいって」と声を掛けながら近寄っていくと、普通に歩きだした。下半身がガクンと
落ちていくこともなく、いつもの歩き方。持ち直したのか?しかし、医者に行くのは
やめても 今日の散歩は無しやで!といったのだが、そのあといつもの散歩の時間
まで午睡。生協さんがきても 吠えることも無かった。あれは、いわば人なら 足が
しびれた?みたいなことだったのか?きょうも 足には支障もなく過ごしていたけど
今回のようなことが いつまた起きるかもしれないと思うと辛いし怖い。
多分、一番不安なのはこげなんだけど・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/04/c44f9b3e5e69a7e2d7874046121d542c.jpg)
玄関先のこげの台。若いころは 簡単にジャンプして飛び乗ってたんだけど、今は
無理(体重もオーバーしてるし)。