日曜日、久々に映画を観てきました。いやぁ 今回は観ることができたらいいかな、と
思っていたので観ることができなくてもCS放送になったときでいいかも・・・と。
公開が5月7日からですからひと月遅くなり、ジストシネマでは最終週で朝9時40分
からと夜8時からの二回しか上映がありません。なんの映画か?他に上映している映画
は『パイカビ(パイレーツ・オブ・カリビアン)』と『もしドラ(もし高校野球の女子
マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら)』『軽蔑』『岳』・・・
もちろん私が観るのは『岳』の小栗くんです!!でも~『軽蔑』に出ている高良健吾
(こうらけんご)も男前です。瞳がキラキラしている男子なんてこの世にいたのかと思
わせられます。入場を待つ間(朝一の回ですから、9時20分からの上映チケットを
買う人をみていた)、『パイカビ』を観る小学生(男子が多い)、『もしドラ』を観る
小中学生(女子ばかり)、『軽蔑』は若い女性や私より年上の男性で、なんでかという
と若い女性たちは高良健吾くんの美形に惹かれたのだろうし、男性はたぶんこの作品が
新宮出身の中上健次原作であり、新宮市内や太地で撮影ロケがあったためだと、私は
思っている。地元のエキストラも多数参加したと熊野新聞で載っていたし、公開前の
試写会も市民会館で高良健吾くんたち出演者もやってきたらしい・・・。でもたぶん
高良健吾くんはNHK朝の連続ドラマ『おひさま』で、主人公の陽子さんの旦那さん役
でなかなかきれいな坊主頭をしているのだ(戦争に行くからね)、それで女性たちが
こぞって映画鑑賞に来たのだと私はふんでいるのだ。
『岳』は9時40分からだから、ロビーに残ったのは数組って4組しかいません。
若いカップルと私達夫婦となぜか「なんで?」と思える老夫婦。でも私はこう思ったの
だ。「きっと夫婦で山歩きとか、もしかして若い頃登山とかした夫婦で この映画は
昔の事を思い出すために観にきたんだ・・・と。
『岳ーガクー』の原作はコミックだそうです。私は小栗が主演映画を撮っていると知っ
たときに、それが人気コミックだと知り深い内容も知らなかった。公開前にテレビ各局
で宣伝のために小栗が出ていて「あぁそんな内容か」くらいの知識で映画を観たわけだ
チケット売り場にあった ご自由にお持ち帰りください のパンフ。そうは書いてなか
ったけど、積まれていたから一冊いただいた。右の写真の小栗がこりゃまた私好みの
笑顔で、左は「くみちゃ~ん」と吹雪の中で叫んでる顔だ。私はこのような雪山に登っ
たことはない、私が行く山は杉やヒノキの針葉樹が植えられた山で、遭難はしないけど
山を甘く見てはいけません。小栗のような山岳ボランティア島崎三歩(さんぽ)が救助
にきてはくれません。三歩はすごい、北アルプスを庭に育った山をこよなく愛する登山
家で、暇があれば山に行き、頂上でコーヒーを沸かして「あちち」と言いながら飲み、
夜は崖から吊り下げたゴンドラみたいなので星を身近にしながら寝ている。今いる場所
から遭難者のいるところまで、的確にかかる時間をいい慌てることなどない(登山家が
慌てたらあかんものね)。なんでだろうなぁ、小栗の笑顔がとてもいい。クサイ台詞
もクサクナイ。私のひいき目かもしれないが・・・。他にもクールな渡部篤郎や佐々木
蔵之介が出ている。風景も老眼の目には優しく、こんな景色を一度でも見てみたかった
と思う。その前に 重装備には耐えられるか心配だけどね。
三歩は言います「山に捨ててはいけないのは ゴミとなに?」久美ちゃん(長澤まさ
み)は「・・・」 観ていた私は「この映画からして山で遭難→あきらめ→死やろ、
あきらめやん!」と思ったのさ!でも答えは「命」・・・そうよねぇ命を捨てたらあか
んわ~と一人うなづく。あ、でも小栗のかぶってるキャップあれいいなとか、私は映画
に集中しないみたい。でも山男って設定にしては体細いなぁ・・・BE-PAL誌の写真より
映画中のほうがいいなぁ・・・「また、山においでよ。」小栗に助けられたらおばさん
また山に行くわ!!でもでも、一昨日テレビ観てたら7月の深夜ドラマで小栗、カッパ
になるっていうやん!カッパ=河童やで、特殊メークで。その原作もコミックっていう
やん、小栗!壊れたのか??でも映画の中で心臓マッサージをしながら「生きろ!」と
いうシーンは、あれはドラマ『獣医ドリトル』でも死んでいく野良犬に「戻ってこい」
と心臓マッサージをやっていた。あの時の小栗を思い出したわん!ってこれも原作コミ
ックだったんじゃ・・・
いくら映画でも、吹雪の中 高山で走ったらヤバいのでは?でも尾根を走るあのシーン
真っ白な雪の上を駆けてく姿は、惚れ惚れします。以上、一方的な小栗評でした。
映画は観てくださいね!ところでだ、映画にひたっていたら通路を挟んだ後ろの席から
ひそひそ話し声が。最初は小さかった声がだんだん大きくなって老夫婦がどうも言い争
いを始めたようで、ガサガサ、バタン!っと誰かが出てった。「なにか気にいらない
シーンでもあったのか?」とまたまた集中力を欠いてしまった。観客4組はエンドロー
ルまでしっかり観て、場内が明るくなり私が振り向いたら、おばあさんが慌てて出てい
った。どうやら旦那さんが怒って映画の途中で出てったみたい。う~ん、おばあさん
小栗ファンだったのか?
今朝の『おひさま』で高良健吾くんは実家のお蕎麦屋でお蕎麦をこねていました。そし
て出征していき、私もグススっと泪がでたのでした。