早いもので もう4月も終わりになろうとしています。毎日過ごしている時間がどれだけ 気にもとめないものか
その時その時を無駄にしていることが多いから 月日の経つのが早いと感じるのかもしれません。その時その時を
有効に、濃密に、キチンと使っていたら実感として心も体も覚えているんでしょうが、そんな反省をしながらも
同じことを繰り返してしまう、「あぁそういうものよ、人間なんて」と開き直る自分が悲しいです(笑)
それは、おじいちゃんの四十九日を迎えるか過ぎた頃のことでした。私とおばあちゃんは(ほぼ)毎日の
朝夕、仏壇で手を合わせています。私は「もうええ加減この年になって 般若心経くらいは唱えられなくちゃ」と
日夜 経本を見ながら唱えています。約三百文字あるそうですが 写経よりはその場でできることですから
身につけてわるいものではないでしょう。でも、百日以上たつのになかなか覚えられません。努力が足らないの
でしょう。おばあちゃんのような高齢者は 口からスラスラと出てくるくらい 過去に耳で覚えたものは
カンタンには忘れていかないようです。昔は自宅でお通夜やお葬式を執り行って、お通夜の席には近くの
人でお念仏を唱えてくれる人が複数いて、来てもらってお通夜を始めた記憶があります。私は自分の祖父の
葬儀が≪お葬式≫の儀式の最初の記憶なので、仏間にそんな念仏を唱えてくれる人が座っていたのを覚えて
います。今は、自宅で葬式をするより葬儀屋さんのホールを借りてすることが多いので、お参りに行っても
和尚さんのお経で始まるお通夜しか記憶にありません。それぞれ宗派が違うとお経も違うのかもしれませんが
とにかく般若心経ができれば 困りますまい・・。私の祖父は 毎朝毎夕仏壇で唱えていました。子供心に
か~ん、ぽくぽく・・か~ん、ぽくぽくと鐘と木魚の音で目を覚まされたことと、心経の部分部分の言葉が
記憶に残っているので 信仰というものは信仰心を持つ前の脳裏になんらかの形を染み込ませていくものだと
この頃思い始めています。あるとき、おばあちゃんが「凹、仏壇のろうそく二本のうち一本を用心で、ろうそく立て
から外した?」と仏間から戻ってきて聞くので「い~や、そんなことはしてないしぃ。第一、この間 ろうそくに
火をつけてお経を唱えて戻ってくるときに火を消してないことに気がついて、こわくなって LEDのニセろうそくに
置き換えて以来、私は生ろうそくに火をつけていない」「おかしいんや、朝ろうそく二本あったのに 片方しか
ない」とおばあちゃんが言うのです。「ん~、それは ネズミかなんかがくわえていったとか?」
「でもろうそく立てが倒れたないし、鉛筆一本くらいの長さやで」「じゃ、二本立てたっていう記憶違い?」
「片方だけだとおかしいから、ちゃんと二本たてた!」とおばあちゃんもむきになってくるので、「不思議やね」
としておくことにしました。ネズミがろうそくをかじるということは聞いたことあるけどなぁと思いつつ、
古い家だし、農家だったからネズミがいついていても不思議じゃない。過去にも開かずの押し入れみたいな
ところを掃除したら、ネズミが服をかじっていたとか言ってたやん・・猫がいないからしかたないか。
この話はこれですみ、またある日おばあちゃんが「夜中に玄関戸になにかが二回当たった音がして怖くて
眠れなかった」と言います。夜に飛べる鳥ってそうそうありません。「フクロウかコウモリかなぁ」
山のそばにある家だし、昔は納屋にコウモリが飛んできたし・・・。なんでも 怖がるバァサンだわ~
と内心思っていた私。今度は私がお風呂に入っていたところお風呂の外側の壁に何かがざざざ~とこすりながら
去っていく音を聞いてしまいました。「おぉ!これか?おばあちゃんが体験した不審な音は。でもこの音って
物に例えたら、そう、あれだわ!壁を広げた傘が擦っていく音みたい」と翌朝 これこれこんな音がしたと
おばあちゃんに言うと「鳥やな。コウモリかイソヒヨか。鳥なら怖くないな」と一安心。ろうそくの一件は
解決してないけどそれはまたいずれ・・・だ。
それから日をおかず、今度は離れの私たちの家でも天井裏で音がし始めました。それは ささささっと走る音
だったり、「トンッ!」と高いところから着地したような音だったり。これはネズミだわ~何度も聞きなれた
音だからこそ安心していたけど 何度も繰り返されては気になるし天井を見上げて「スーパーボールでもあれば
天井にぶつけてやるのに!」とノーコンの私が言っても効き目がないため、長い棒を持ってきて次に音がしたら
そのあたりを「ドンッ」と下から突いてやることにしました。棒を置いてからは音がしなくなって 天井裏から
見てるのか?と思い始めたある早朝、早起きの私はさきに一人で朝食を食べていた、そのとき 天井裏で
何かが、ネズミよりも絶対大きなもの、でも猫ではない。それは体を天井裏のハリとか壁に当てながら
どんくさい飛び歩きのような音だったので、棒を手にするよりもその音がどこにいくのか 見上げていました。
しかし、それから音はしなくなったのでおばあちゃん報告したら、お風呂の壁といいそいつは鳥類やろ!という
ことに。母屋同様、離れも古い。母屋は明治35年に建ったらしくあちこち改築はしているけど強度はないね。
離れでも築60年くらい。熊本地震のような地震だと一瞬で潰れてしまう・・・古い家だもの、何かが入り込んで
巣くっていても少々のことでは驚かなくなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/63/bc9fb97c0a3f2f5488bae82dbc8ea647.gif)
その時その時を無駄にしていることが多いから 月日の経つのが早いと感じるのかもしれません。その時その時を
有効に、濃密に、キチンと使っていたら実感として心も体も覚えているんでしょうが、そんな反省をしながらも
同じことを繰り返してしまう、「あぁそういうものよ、人間なんて」と開き直る自分が悲しいです(笑)
それは、おじいちゃんの四十九日を迎えるか過ぎた頃のことでした。私とおばあちゃんは(ほぼ)毎日の
朝夕、仏壇で手を合わせています。私は「もうええ加減この年になって 般若心経くらいは唱えられなくちゃ」と
日夜 経本を見ながら唱えています。約三百文字あるそうですが 写経よりはその場でできることですから
身につけてわるいものではないでしょう。でも、百日以上たつのになかなか覚えられません。努力が足らないの
でしょう。おばあちゃんのような高齢者は 口からスラスラと出てくるくらい 過去に耳で覚えたものは
カンタンには忘れていかないようです。昔は自宅でお通夜やお葬式を執り行って、お通夜の席には近くの
人でお念仏を唱えてくれる人が複数いて、来てもらってお通夜を始めた記憶があります。私は自分の祖父の
葬儀が≪お葬式≫の儀式の最初の記憶なので、仏間にそんな念仏を唱えてくれる人が座っていたのを覚えて
います。今は、自宅で葬式をするより葬儀屋さんのホールを借りてすることが多いので、お参りに行っても
和尚さんのお経で始まるお通夜しか記憶にありません。それぞれ宗派が違うとお経も違うのかもしれませんが
とにかく般若心経ができれば 困りますまい・・。私の祖父は 毎朝毎夕仏壇で唱えていました。子供心に
か~ん、ぽくぽく・・か~ん、ぽくぽくと鐘と木魚の音で目を覚まされたことと、心経の部分部分の言葉が
記憶に残っているので 信仰というものは信仰心を持つ前の脳裏になんらかの形を染み込ませていくものだと
この頃思い始めています。あるとき、おばあちゃんが「凹、仏壇のろうそく二本のうち一本を用心で、ろうそく立て
から外した?」と仏間から戻ってきて聞くので「い~や、そんなことはしてないしぃ。第一、この間 ろうそくに
火をつけてお経を唱えて戻ってくるときに火を消してないことに気がついて、こわくなって LEDのニセろうそくに
置き換えて以来、私は生ろうそくに火をつけていない」「おかしいんや、朝ろうそく二本あったのに 片方しか
ない」とおばあちゃんが言うのです。「ん~、それは ネズミかなんかがくわえていったとか?」
「でもろうそく立てが倒れたないし、鉛筆一本くらいの長さやで」「じゃ、二本立てたっていう記憶違い?」
「片方だけだとおかしいから、ちゃんと二本たてた!」とおばあちゃんもむきになってくるので、「不思議やね」
としておくことにしました。ネズミがろうそくをかじるということは聞いたことあるけどなぁと思いつつ、
古い家だし、農家だったからネズミがいついていても不思議じゃない。過去にも開かずの押し入れみたいな
ところを掃除したら、ネズミが服をかじっていたとか言ってたやん・・猫がいないからしかたないか。
この話はこれですみ、またある日おばあちゃんが「夜中に玄関戸になにかが二回当たった音がして怖くて
眠れなかった」と言います。夜に飛べる鳥ってそうそうありません。「フクロウかコウモリかなぁ」
山のそばにある家だし、昔は納屋にコウモリが飛んできたし・・・。なんでも 怖がるバァサンだわ~
と内心思っていた私。今度は私がお風呂に入っていたところお風呂の外側の壁に何かがざざざ~とこすりながら
去っていく音を聞いてしまいました。「おぉ!これか?おばあちゃんが体験した不審な音は。でもこの音って
物に例えたら、そう、あれだわ!壁を広げた傘が擦っていく音みたい」と翌朝 これこれこんな音がしたと
おばあちゃんに言うと「鳥やな。コウモリかイソヒヨか。鳥なら怖くないな」と一安心。ろうそくの一件は
解決してないけどそれはまたいずれ・・・だ。
それから日をおかず、今度は離れの私たちの家でも天井裏で音がし始めました。それは ささささっと走る音
だったり、「トンッ!」と高いところから着地したような音だったり。これはネズミだわ~何度も聞きなれた
音だからこそ安心していたけど 何度も繰り返されては気になるし天井を見上げて「スーパーボールでもあれば
天井にぶつけてやるのに!」とノーコンの私が言っても効き目がないため、長い棒を持ってきて次に音がしたら
そのあたりを「ドンッ」と下から突いてやることにしました。棒を置いてからは音がしなくなって 天井裏から
見てるのか?と思い始めたある早朝、早起きの私はさきに一人で朝食を食べていた、そのとき 天井裏で
何かが、ネズミよりも絶対大きなもの、でも猫ではない。それは体を天井裏のハリとか壁に当てながら
どんくさい飛び歩きのような音だったので、棒を手にするよりもその音がどこにいくのか 見上げていました。
しかし、それから音はしなくなったのでおばあちゃん報告したら、お風呂の壁といいそいつは鳥類やろ!という
ことに。母屋同様、離れも古い。母屋は明治35年に建ったらしくあちこち改築はしているけど強度はないね。
離れでも築60年くらい。熊本地震のような地震だと一瞬で潰れてしまう・・・古い家だもの、何かが入り込んで
巣くっていても少々のことでは驚かなくなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/63/bc9fb97c0a3f2f5488bae82dbc8ea647.gif)