こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

梅雨入りした。

2019-06-27 05:30:00 | 生き物
関西エリアと九州の一部がやっと 昨日梅雨入りしたそうです。

これで干上がりつつある川にも 水の流れる音が聞こえる・・・なんでしょうね、あの

普段は気にしない水音が妙に恋しく思われるのは。あと数日で 草刈りも終わること

になるのですが、この梅雨入りのおかげで おまけに台風も接近するというおまけ付

で 草刈りの休止期間になってしまいました。その間に ブログの更新をする予定

が、なんやらかんやらで進みそうにない。忙しいのよ~おまけに ばね指の中指が

服用をちょっとやめたら カックンカックンと伸ばすのに覚悟を持ってしないと伸ば

せないような状態。薬もなくなってきてるから 診察にいかないといけない。それも

この雨の期間中にやりたいのだけども・・・


最後の田んぼ、広いので七等分に分けてみる。相変わらず 午前中に刈って午後か

らそれを柵に運び込む。午前中二時間ほど刈るので草の量は知れているし、午後に

なると 乾燥し始めて重くもない。ただ、 一人での作業は 近所のおじさんには

思わず手伝ってあげなあかん!という気にさせるようで 何かと手伝いに来てくれ

て、でも 有難いのだけど熱中症とか けがとかされたら辛いのです。御年80歳の

おじさんはこの日、私が柵を移し替えようと鉄棒を引き抜きにかかったのを見ていた

らしく、やってきていとも簡単に全部の鉄棒を引き抜いてくれた。有難いのだけど

私は 外側の三本を抜いてそれを内側の延長にしたかったのだ。そう説明したのが

おじさんは耳が遠いので聞こえなかったようで 全部抜くことになってしまった。

おじさんは 指先が痛くてお箸も持てないとか 腰が痛いとか会うたびに言ってい

るので そんな体を他人の私のために酷使して万が一何かあったら 家族になん

とお詫びしていいやら・・・手伝ってくれなくてもいいからと何度も断ってもテキパキ

と進めていくので 私ももうどうとでもせい!という気になって おじさんが引き抜

いた鉄棒をまた新しく田んぼに打ち込み柵を作っていきました。柵を四角に囲み

ながら 中にある秋に刈って積み上げた草を少しずつフォーク型の鋤ですくっては

新しい柵に入れていく。6月27日現在、七分の四まで刈って 柵に入れ終わった。

何度か繰り返して、草が数年前の層になったそれはもう

立派な腐葉土・たい肥状態なところに来た時に その中からデカい虫が出てきた。

「うわ~こ、これはなんだ!クワガタの幼虫?違う、角がある・・・」私は 見てはいけな

いモノを見つけてしまった。というか、昆虫は女子はあまり好まないので 小さい時

から コオロギは飼ったけど クワガタ・カブトムシ系は触ったこともない。

掻き出す腐葉土から次々と白いものや 半分形になったカブトムシが出てくる。

足元を見たら 作業中に気がつかずに踏みつけたものまで目に入ってしまった。

オーマイゴッド!じゃないか・・・私たちが年に二回草を刈って積み上げている中に

こんなに産み付けられていたとは。そのくせ カブトムシなんか飛んでも来ないし

クワガタなんか ちっちゃいヒラタクワガタ系のものが子供たちが小さいころ網戸

にしがみついているのを見つけて、大騒ぎしたくらいだ。私は クワガタやカブトム

シの生態は知らないのだ。


カブトムシが 角を突き出して大きくなってくるなんて・・・メスのカブトムシのような

状態で そこから角が出てくると思っていた。そうそう 飛んでくるのはメスばっか

りでした。最近は 子供が成長するとともに 見かけなくなったなぁ。あれも子供が

いないと 盛り上がらないのか(笑)飛んでこないのかもしれない。こんな立派な

ものが十数匹出てきたので、そのたびに直接触れないように草や腐葉土にのせて

新しい柵の 積み上げた草の中に入れておいた。それらが無事に成長するかは

自信がないけど・・・


こちらは もう黒光り(黄色い円)していた。その上は ただいま成長中みたいな

茶色のカブトムシだった。

そうそう 先日の国道のトンネル付近でたくさんの蝶々が舞っていることを書いた

あの、蝶々の名前がわかった。地方紙に掲載されていた。

     凹撮影

      熊野新聞掲載写真

名前はテングチョウという タテハチョウ科で北海道南部から沖縄まで生息してい

る蝶々だそうで、数年から十数年に一度 大量発生すると書いています。林道の

水辺で一斉に飛び立つ姿は圧巻だとも、しかしその量がすごいだけで 体が地味

すぎて (笑)。新聞には当地方では多く見られるが 東京都では 絶滅、青森県で

は準絶滅危惧などのレッドリストになっているそうだ。いやいや、虫はどれでも

大量に目の前に現れると 気分を害する場合もある・・・。

草刈り中に 草の株元を刈るとアリの巣があったときに 地表に出ているアリ塚?

の天井が草刈り機の刃で壊されたため 一斉にアリが出てくる。アリクイなら飛び

つくだろうが、こんな巣を壊されて怒り心頭のアリに噛まれたら患うだろうな・・と

思う。ここが以前の水田ならば この時期水が張って稲苗が植わっているから

アリの巣が田んぼの土の下にあるはずないよね。畔にはアリの巣があったとおばあ

ちゃんが言っていたけど。それにしても 今年はアリの巣が多いように思う。天変地

異なのか?ちょっと心配・・・ン?梅雨入りして大雨で田んぼに水が溜まったたら 

このアリの巣はどうなっているんだろう・・・・相当深いところまで巣ができているの

か?田んぼの土は粘土質で地下に水が吸い込まれないようになっているから

安全圏をどこまで住処にしてるのか、≪ダーウィンが来た!≫に質問してみようか

(笑)


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終わりが来る

2019-06-20 05:30:00 | 我が家
刈り始めたころは いつ終わるかと思っていたけど、やればできるじゃん(笑)

スタートが 5月24日だったから雨の日を考慮してでも なんとか6月じゅうで終わ

ることができそうです。最後の田んぼは 一番大きいように思う。秋の草刈りでは

3・5日かかっている。今回は 刈った草を入れている柵を少し田んぼの真ん中より

に移動させるので 時間がかかるかもしれない、が、この田んぼで終わるから頑張

りがいもある。がんばれ。がんばれ。


今回は ブルーシートで刈った草を運ぶことをやめ、この四角い箱型のものに変え

た。体の小さい私がブルーシートを引きずりながら広い田んぼを歩く姿が、道行く人

には、奇異にみえるのか必ず視線を感じる。同じ地区の人はもうわかっているから

見てくることも少なくなったけど、よそから用事で通りかかるトラックの人は わざ

わざスピードを落とし見てくる。その人の住む地域では おなごがブルーシートを

引きずったりしないのか?と私はうつむきながら引きずりながら思い、歩く。

どうか、よそ見しないで安全運転してね。

こうして 刈った草を箱型に詰め、柵にひっくり返して入れる。キューブ型の刈草が

一つ二つと並んでいく。並んでいったら、それはそれで また道行く人には 「あれ

何?」と思うらしい。もうほおっといてくれよぉ~

キューブ型の刈草を 熊手でほぐしておく。そうすると 雨が降ったりしたら嵩が

小さくなっていく へこんで凹んでいくのだ。熊手でほぐしながら 

「これは≪アルプスの少女ハイジ≫に出てくる 干し草のベッドのようだ」と毎回思う

ハイジの舞台は 日本のような梅雨や多雨な期間は無いだろうから きっときれい

な干し草が出来上がるんだろうな・・・丸窓から見た満天の星はきれいだったろうな

と、ええ歳のおばはんは想像を楽しむ。


ほぐした草は 翌日にはかなりしおれていて この時期夜間の気温もそう下がって

いないことがわかる。


一昨日 刈り終わった一番小さい田んぼ。その向こうに広がる草原が最後の田んぼ

です。

月曜日の BS放送で見た≪おしん≫のなかで、おしんの兄がぼやく。

「ほかにもきょうだい(妹たち)がいるのに 誰一人家に寄り付かない。俺さひとり

長男だからって家に縛り付けられ、ほかの家の奴らは 外に働きに出て いいもん

食って楽してる。小作だから俺は家のために借金を返さねばならね。俺だけ貧乏くじ

だ!」と・・・思わず 私は「あんちゃんの気持ちは よくわかる」と思ったのだ。

あんちゃんは 貧しいからお嫁さんももらえず 最近はお酒に走っている。

あのまま 面白くない人生だと嘆きながら生きていったのか?あんちゃんの

スピンオフドラマ、みたいわ・・・・あんちゃんは 悪くないのだ、と私は思うのだが


草を刈っていたら かわいらしい野草も刈ってしまう。ごめんね・・と思うのだけど

草刈り機で刈るせいか、だんだん減ってきたように思う。ネジバナも少なくなった

私のせいなのか?

     




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ネタ切れ状態

2019-06-16 05:30:00 | 花・植物など
梅雨入りしたのか・・・どうだか、一昨夜は暴風雨、いや雨はひどくはなくて、風が

台風のときのように、おまけに寒かった。ムシムシするよりはいいのだけども、ここ

のところ 過ごしやすかったり 暑かったり おとうさんなんかいまだに長袖の

ワイシャツで出勤している。


先日 前触れもなく次男君から小包が届いた。それより前に 「父の日になにがいい

か?」と言うメールが来たのでそれかと思ったのだが、開いてみるとなぜかお箸の

セットと扇子が入っていて、なんのカードも入っていない。

         

仕事の出張先からなので 有りかなと思ったのだが、どうやら島根県出雲大社の

参道で買ったようだ。出雲かぁ・・・学生時代に 出雲市から来ていた子と友達に

なった。彼女はどうしているだろうか、学生寮ではなく 下宿生だったけど 優秀で
 
派手ではなく真面目そうなのだが、山下達郎と高中正義にはまっていたなぁ

次男君も 中学生だったか≪砂時計≫というコミックからドラマ化されたものにはまり

そのドラマの舞台が出雲大社あたりだった。よくよく縁があるのか 行きたかった場

所に仕事で行くなんて・・・。私は かわいらしい扇子も私のだと思っていたのだけど

それはおばあちゃんへの贈り物であるとメールで知り、おばあちゃんに持っていって

「扇子はおばあちゃんのだって」というとおばあちゃんは相当驚いたみたいで 一瞬

椅子から腰が上がって「なんで?」とまさに飛び上がっていたのが おかしかった。


メダカの水槽に カタツムリがいた。

水槽の淵から 姫睡蓮の葉に乗ったようだけど 小さいながらも重量があるので

姫睡蓮の葉に乗ると ずんずん沈みそうになっている。泳げないし 一度沈むと

浮上はできないと思う。体の半分が水没して 初めて自分の置かれた状況を把握し

たようでスピードアップして 葉の中央に戻ろうとしている。何をしにそこに降りたの

か理解不能。


睡蓮の前には ホテイアオイの葉で休憩したのか 失礼にもほどがある。ふんを

残しているし、このあと数日水槽の淵にとどまっている。しかし、姫睡蓮もホテイアオイ

も茂りに茂って 肝心のメダカの姿が見えなくなりつつある。どちらかを 別の入れ

ものに移し替えたほうがいいのか・・・孵化を期待するも 今年は稚魚がみつからな

い。



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暑さにもマケズ

2019-06-09 05:30:00 | いろいろ
暑いんだよ~ ブログも進まず・・・というか 草刈りに没頭し汗を流しています。

順調に刈っていけば たぶん三週間くらいで終わるだろうか?でもこれから雨の日が

あると雨天順延で その間に刈ったところに新しく芽が出て伸びてくる。いったいどう

すりゃいいんだよ!と思いながらも、あともう少しで今日の分は終わりそう…という時

私は「がんばれがんばれ」とつぶやき、頭の中で≪おしん子供時代≫を想像し、BGM

にはなぜか「家なき子」の≪空と君のあいだに≫が流れてきます(笑)

きのうで三枚目の田んぼに取り掛かっています。今の時期 刈っても雨の時期が

くるので 次に刈るときには相当草丈が伸びているだろう・・・その時がまた 苦に

なるのでしょうな・・・

二、三週間前 国道のトンネル出口付近に蝶々(もしくは蛾?)が大量発生していまし

た。トンネルを出たらいきなり それらが大量に舞っていていままでは こんなこと

なかったのに・・・高速道路の建設で山の中がどうにかしちゃったのか?国道から

離れた我が家付近までは飛んでいなかったのだが、その後家の周辺でも飛び始めた

     

調べてみてもよくわからなかったけど、外側が銀色で内側が黒っぽい羽根。

気候変動かはたまた 渡り鳥ならぬ渡り蝶か?

先週、朝起きたら庭先にこやつが・・・


ご、ごとびきだぁ~ ごとびき 二ホンヒキガエルだな

こやつは ムカデなんか食べてくれるが、動きが遅いので以前イタチにくわえられ

ているのを見たことがある。多分、タヌキやアナグマにもやられるのだろう・・・体から

毒汁が出そうだ・・・

同じころ 鉢植えの柚子の木でアゲハチョウの幼虫を見つけた


二匹いてこちらは小さいほう。モスラのようだがまぁ蝶々になるまで待ってやろうか

と時々観察していたら いい気になって二匹で柚子の葉っぱを食べるわ食べるわ

今年は実もついて 柚子湯にできそうじゃんと思っていたのに 大丈夫か?と

思っていたら 人差し指くらいになった幼虫が一匹消えた。


これはまだ人差し指にはなっていないときの消えたやつ。意外とかわいいキャラ

だと思うのだが、このサイズが愛くるしいという頃だ。消えたというのは たぶん

イソヒヨに持っていかれたのだろう。イソヒヨもムカデを退治するのでいいのだが

こういう逃げも隠れもできない幼子を連れ去るのはムゴイな・・


昨日のこと。倉庫で草刈り機の準備をして シャッターを下ろそうとしたときに

どこからかムカデLサイズがどこからか這ってきた。倉庫に入るようなのでおとうさん

に「川に落としちゃえ」と私がはやし立て、おとうさんも必死になって外に向かって

ほうきで掃きだした。しかし こいつは足の数が半端ないので 抵抗もする。

なかなか道の下の川に落とせず困っていたのだが なんとか川べりのガードまで

運んだ。あと少しでチャポンと数メートル下の川に落とせるかなと期待したのだが

三十センチほどコンクリートの壁を滑り落ちたと思ったら、必死に護岸にしがみつき

這いあがってくる。恐ろしい!おとうさんが熊手を持ってきて それをつついてやっと

のこと、くるくると回転しながら川にムカデが落ちて沈んでいった。私は思うのだ

ムカデは地球上でなにか必要なのかと。必要のない命はない・・・というけれど

そんなことはない。死に至る病原菌を媒介する虫も必要なんだろうか?

沈んでいったムカデは川底で横たわっている。「これで死んだよね」といった私は

次の瞬間のけ反った。なんと ムカデはピクリと動いて まるで ソウルオリンピック

の 水泳の鈴木大地選手のようなバサロ泳法を始めた。「い、生きてんじゃん!」

上手に水中でクネクネとバサロをし続け 徐々に浮上を始めた。そして おとうさん

が「あいつ、浮き上がって護岸にしがみつくぞ」 まさに その通りになった。

浮き上がると水面を上手に器用に足を全部使って泳いで 護岸につかまって

その上を目指して上がり始めてきた。「復讐される!今晩 家にやってくる」と私は

そのあとを見るのも怖くなり 草刈り機を抱えて田んぼに向かった。

きっと いつかあいつに噛まれて患うのだ・・・。そう思いながら草を刈り、一休みの時

おとうさんが「刈っていたら また出てきて、草刈り機で半分に斬ってやった。そしたら

頭側と尻側とがクネクネして気持ち悪かった」復讐は おとうさんにしてください、と

思った。そうして 草集めのときには その死骸が出てこず イソヒヨさんがうまいこ

と処理してくださることを切に願ったのでした。私たちは 血も涙もない人間なのか?

     
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6月です

2019-06-02 05:30:00 | いろいろ
もう6月に入りました。

私も頑張って 恒例の草刈り期に突入しています。今年は なんだかスローペースで

こんなことしてちゃ 真夏にまでかかるのではないかと危惧しながら。そして 人々

(ご近所さん)に、「こんな暑い時に無理したらあかんで」と言われながら、有難い心配

してくれている言葉に愛情を感じてはいるものの、「でもね、やらなきゃならないの」と

うつむくしかありません。やっと 一枚の田んぼを終えて、いま 旧こげのグラウンド

に取り掛かっていますが、昨年同様 午前中刈って、午後はその草をメッシュ網で

囲った柵の中に運び入れる・・・を繰り返しているわけで もう紫外線どうのこうのと

言うほど 若くもないし(笑)、日々ばてないよう休み休み刈っています。


二週間ほど前、そんな草刈りを終えて家に戻った時に愛車のタイヤの横に 見慣れ

ない 鳥のひながたたずんでいました。「なんだ、こいつ。こんなところにいるという

ことは巣から落ちたのか?くちばしの黄色いやつやな」こういうものは 見てしまった

ら最後、気になる。いまは ヘビやカラスがそこかしこにいて この小さい命を狙って

いる。なんて名前の鳥かは知らないし 下手に助けても私は鳥に詳しくはない。

野鳥も勝手に手を出してもいけないらしいから でも ヘビやカラス 猫に襲われる

のも見たくない。畑にいたおばあちゃんも お昼時なのにこのままでは昼食もとれな

いと嘆く。そこに 行商の魚屋さんがやってきて事情を話すと「そいつは焼き鳥に

できるのか?」と言い出し、なんてかわいそうな・・・と話していたら 「ぴよぴよぴー

ぴよぴよぴー」と頭上でけたたましく鳥が鳴いた。


「親がいるみたい」と電線でとまる親鳥を発見。どうやら 親が物騒な私たちに

警戒せよ!とひなに知らせている。飛行体験中だったのか、それとも昆虫の捕獲体験

中だったのか炎天下でひなが行動範囲を狂わせてしまったのかもしれない。


親が頭上で鳴くし、ひなはその声でなんとか我が家の外壁の上に飛び上がろうと

もがくように飛び上がっている。捕まえて運んであげればいいのだろうが やはり

人間が手を出すべきものではないだろう。外壁は1メートル60センチくらいか、

何十回も飛んでは落下を繰り返している。もう少しなのに 力尽きて落ちてくる。

何かが近くでさーっと舞い降りてきたと思ったら 親のもう一羽が そのイソヒヨに

猛進し 体当たりをして ひなから離そうとしている。鳥というのは 小さいほど

外敵が多くて 成鳥になるのはほんと大変だなと思った。群れで行動する鳥なら

命を落とす危険も減少するだろうけど こういう核家族の鳥は親も よくぞ親に

なれたものだと拍手してあげなければいけない。


こうして 飛び上がり 落ちるを繰り返して生きていくのだ。がんばれと言うしか

できないが、がんばって生きてくれ・・・


しかし、勝手なもので 私もこの繰り返される光景に少々飽きてきた。

草を刈って おなかもすいているのだ。家に入ろうとしたらおばあちゃんが

突っ立って見続けている「狙われたらあかんやろ」と思いっきりの慈悲心。

その気持ちが通じたのか ひなが畑のほうに飛んだ。「ありゃ 真上に飛び上がる

のは厳しかったけど 横方向にはなんとか飛べるんや」いっしょに電線にいた親も

畑に舞い降り 緑に茂った雑草の中からまたぴよぴよぴー ぴよぴよぴーと呼んで

いる。草むらでしばし休もうとするのか 私たちギャラリーも引きどきのようだ。

草むらには虫がいっぱいいるから落ち着いてから またどこかにいってくれることを

願ったのでした。



 


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