先週 やっとこのたび認定された
『日本一短い川 ぶつぶつ川』を訪ねてきまし
た。だいたいの場所は このたびの報道からニュース映像で検討をつけていました
が国道から入ってすぐ、あまりのすぐさに驚いた!!写真の立看板には ぶつぶつ
川のことは書かれていなかったように思います。ただ このあたりの景色と黄色く
さくハマボウという花を紹介した看板、これを設置したあとで認定されたのかもし
れません。
こちらは年期が入ったような看板。この看板の後ろです、ぶつぶつ川は。長さが
13.5mですし深さもそう深くはない。では 動画で見てみましょう。
平日の午後だったせいか 誰もいません・・でもないです。なんか胸までの長ブ
ーツ姿の人や ジャポジャポとぶつぶつ川の中を歩く人、湧き出ている石垣の上の
民家の庭先を歩く人がいます。チラッと私達をみてきますが 声を出さないので
こちらも知らんふりです。川は 石垣のしたから湧き出てそれが細々でもないけど
大きくない流れになって流れていきます。
水中の白いモノは この人たちが長さを測るために巻尺を入れていたようで、
私はてっきり観光協会の人が見に来た人のために 入れたと思っていましたが、お
とうさんが小声で「おい、あの人らは京都大学フィールドなんとかというところか
ら来た人みたいや。持ち物に そう書いてある」というではありませんか。確かに
京大の何とかという研究室が古座川の奥や大島にある・・・とは聞いていたけど、
ここは那智勝浦町やん・・・それにしてもあの人達は私達に「何をしているんです
か?」と尋ねてほしかったのでは?と思った。でも 私、恥ずかしがりですからね
なんかこちらから聞けません。そちらから声かけてくれたら、関西のおばちゃんだ
から頑張るけど・・・。写真下から写真上までが ぶつぶつ川 です。
ぶつぶつ川の湧き出る石垣の上は 民家が建っていて庭には天草のようなモノが
干されていました。まさか 家を建つときに水が湧き出るところには建たないと思
うので、石垣が積まれ家が建ってからのちに湧き出てきたのでは・・と私は思いま
す。私達が見に行った翌日の南紀州新聞のトップ記事が「魚族と水質を調査 日本
一短い『ぶつぶつ川』で 京大紀伊大島実験場」 の見出しが・・・。
どうやら京都大学フィールド科学教育センター紀伊大島実験所の所長さんらが
川を調査していたってことですね。古座川流域の生態系を明らかにし、清流古座川
の環境保全に取り組む「古座川プロジェクト」を進めていて 今回のこの調査も
プロジェクトの一環と記事には書かれています。川近くの浦神(うらがみ)まで
古座川町池野山などにある虫食い岩と同様の岩が連なっていて、太古に古座川の河
口が粉白川(このしろがわ)付近にあってもおかしくはなく、古座川を調査する上
で一番東端に当たる地域だそうだ。記事には 全長13.5mの川は「川の縮図」
とも呼べ、調査モデルにもよいらしい。私達が見た人達はプロジェクトの水質班と
魚族班だったそうで、やっぱ 偉い大学の人々は無口なんだね。
那智勝浦町の日本一
①生鮮マグロ水揚げ量
②那智の滝の落差
③青岸渡寺本堂の鰐口(わにぐち)
④最も遠くから富士山が見える(色川(いろかわ)地区)
⑤日本一短い川 ぶつぶつ川
那智勝浦駅で県の魚マグロということを知ったし、那智の滝の落差も知っていた
し、
鰐口・・きっとあの
本堂のあれだな。
最も遠くから富士山が見える・・という話は前々から興味があるんだけど いつ頃
が最適なのか、気になる日本一です。それから 和歌山県内には 二級河川の中で
日本一長い日高川(114.745km)があり、今回二級河川の最長短が揃った
ということです。水は透明できれいでした、この短くても清流を残していかねば。
しおいりばし
川はこの橋の名前のとおり海に注ぐようです。
本流は 粉白川 という名前。
川は玉之浦海水浴場へと流れて行きます。秋の日の海水浴場は 静かでのんびり
していました。