歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

青森で会った「謎の婆ちゃん」  その2

2006年11月02日 | 旅の話し
  続きの始まり。

それで、「お婆ちゃん」と暫く話しをして配偶者は戻って来ました。

「やっぱり。北海道だって言ってたよ!」

「ホントかなァー?」

「地元の人が言うんだから、間違いないわよ。『今日は北海道がよく見える』って言ってた・・・・・・。それと『この先の港からフェリーが出ているから行って来たら?』って言われたわ」

「へぇー、フェリーねェー。青森港からしか出てなかったと思うけどなァー」

「ただ、かなり訛っていて″聞き取れない″ところがあったけどね・・・・・・」

私は、直ぐに地図をだして確認したのです。

「違うよ。方向、距離からいって、あれは″下北半島の先端″だよ」
私は地図を見せると、配偶者も納得しました。

「でも。あのお婆ちゃん嘘をついているように思えないわ。まさか、勘違い何てことはありえないし・・・・・・」

「あれじゃないかなァー。観光客に対してのサービスだったりして。北海道が見えた!って喜ぶからね。うーん。それともボケちゃったのかなァ」

そんな話しをしながら、10分ほど走ると港町に入り、確かに「フェリー乗り場」の案内板がありました。それについては、間違いありませんでした。

町中のコンビニでお茶を買い、聞いてみたのです。

「向こうに見えるのは北海道じゃないですよねェー?」

レジの女性は笑いながら
「えェ。あれは下北半島ですよ」

「竜飛岬まで、後どの位かかります?」

「1時間ぐらいだと思います」と30代前半と思われるレジの女性は答えてくれました。

私は、先ほどのお婆ちゃんに「北海道だよ」と言われた話しはしませんでした。この「北海道婆ちゃんの謎」は、最近になってやっと解けたのでした。

それは、北海道から生中継をしていたテレビを見たときのことです。
見終わって、青森に行ったときの写真を見たくなり、パソコンを起動して写真を眺めているうちに、旅行で訪れた土地を地図で辿ってみたくなり、地図のサイトを開いてみました。

何気なく、下北半島の先端近くを拡大して見ていたら「北海岬」の文字が眼に入りました。その時、咄嗟に「あの婆ちゃんの北海道ダァ!」そう思ったのです。

そうだ! あの婆ちゃんが言ったのは「北海道」ではなく「北海岬」と言ったのではないか。直ぐに配偶者を呼んで確認しました。

「うん。あの時、お婆ちゃんの言葉は″かなり訛って″いて聞き取れないところがあった。そう言われてみると、北海岬と言ったのかもしれないね。わたしが、北海道だと思い込んでいたから、そう聞こえたのかもしれないね」

私は、それに間違いないと確信しました。

あの婆ちゃんは、嘘をついたのでもなく、惚けていたのでもなかったのです。
間違いないです。

「下北半島、北海岬のお婆ちゃん」いろいろ疑ってゴメンナサイ  
 


竜飛岬です。水平線にみえるのが正真正銘の「北海道」です。


三内丸山古墳は、屋外、屋内の施設が共に良く整備されていました。それなのに「無料」なのです。青森県は太っ腹です。


施設のなかで食べた「栗のソフトクリーム」です。今回の旅行では「リンゴソフト」「ぶどうソフト」の三種類を食べましたが「栗ソフト」が最高でした。
「キャッチコピー」の「業界初の美味しい栗ソフト」は間違いありませんでした。

   ☆天候に恵まれ楽しい3日間でした 

コメント (2)
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