以前に、牛丼屋で遭遇したときの話しなんです。
昼時を少し過ぎた時間に、両国駅の近くにある牛丼屋でカレー(変?)食べました。
その牛丼チェーンは、牛丼の他に、豚丼、生姜焼き、カレー、ハンバーグ、朝定食等、メニューが二十数種類あり『券売機で券を買う』システムになっています。
カレーを食べていると、自動ドァーが開き、お婆ちゃんが店に入って来ました。入って来たと言うよりも、店に迷い込んで来たように見えました。
店の雰囲気とはかなり場違いな、70代も後半と思える品の良いお婆ちゃんです。最近は、牛丼屋に一人で入る女性を見かけるようになったのですが、それでも、お婆ちゃんが一人で入る店ではありません。
見た瞬間に『マズイ』と思ったのです。
お婆ちゃんは店内に入った瞬間、立ち止まり『あれッ』とした表情をして、目だけを動かして、店内を見回していました。
カウンターの席だけでテーブル席はなく、調理場はカウンターの中、そんな店は始めてだったのでしょう。直ぐに壁のメニューを発見し、少し安心したのか、ゆっくりと眺め、そのままカウンターの席に着き『牛丼を一つ。お願いします』と云ったのです。
やっぱり思ったとおりでした。『あー。可愛そう』その瞬間に思いました。
それは、
『あそこの券売機で食券を買って』と店員が冷たく言い放ち、それを聞いて、お婆ちゃんはおろおろしてしまうと思ったからです。
店員の言葉は違っていました
『ハィ。牛丼ですね。少々お待ち下さい』
当然のように注文を受けたのです。カレーを食べながら、事の成り行きを横目で見ていたのですが、一瞬、手が止まり、店員に向かって『偉い』 と心の中で叫びました。
二十代の若者です。多分、田舎には「やさしいお婆ちゃん」が待っているのかなぁ……と想像したりして。
いい気分になりました。美味しいカレーでした。店を出る時、ゆっくりと美味しそうに牛丼を食べている、お婆ちゃんの後ろ姿に 『よかったね』小さい声で呟いていました。
いつもは撮る昼食の写真は忘れてしまいました。
こんな場面に出会えるから歩くのが楽しいです。
後で、もしかして接客マニュアルにあるのかも? そう思ったけど、そういうマニュアルはOKです。
昼時を少し過ぎた時間に、両国駅の近くにある牛丼屋でカレー(変?)食べました。
その牛丼チェーンは、牛丼の他に、豚丼、生姜焼き、カレー、ハンバーグ、朝定食等、メニューが二十数種類あり『券売機で券を買う』システムになっています。
カレーを食べていると、自動ドァーが開き、お婆ちゃんが店に入って来ました。入って来たと言うよりも、店に迷い込んで来たように見えました。
店の雰囲気とはかなり場違いな、70代も後半と思える品の良いお婆ちゃんです。最近は、牛丼屋に一人で入る女性を見かけるようになったのですが、それでも、お婆ちゃんが一人で入る店ではありません。
見た瞬間に『マズイ』と思ったのです。
お婆ちゃんは店内に入った瞬間、立ち止まり『あれッ』とした表情をして、目だけを動かして、店内を見回していました。
カウンターの席だけでテーブル席はなく、調理場はカウンターの中、そんな店は始めてだったのでしょう。直ぐに壁のメニューを発見し、少し安心したのか、ゆっくりと眺め、そのままカウンターの席に着き『牛丼を一つ。お願いします』と云ったのです。
やっぱり思ったとおりでした。『あー。可愛そう』その瞬間に思いました。
それは、
『あそこの券売機で食券を買って』と店員が冷たく言い放ち、それを聞いて、お婆ちゃんはおろおろしてしまうと思ったからです。
店員の言葉は違っていました
『ハィ。牛丼ですね。少々お待ち下さい』
当然のように注文を受けたのです。カレーを食べながら、事の成り行きを横目で見ていたのですが、一瞬、手が止まり、店員に向かって『偉い』 と心の中で叫びました。
二十代の若者です。多分、田舎には「やさしいお婆ちゃん」が待っているのかなぁ……と想像したりして。
いい気分になりました。美味しいカレーでした。店を出る時、ゆっくりと美味しそうに牛丼を食べている、お婆ちゃんの後ろ姿に 『よかったね』小さい声で呟いていました。
いつもは撮る昼食の写真は忘れてしまいました。
こんな場面に出会えるから歩くのが楽しいです。
後で、もしかして接客マニュアルにあるのかも? そう思ったけど、そういうマニュアルはOKです。