一昨日の続きです。
それで、このところ映画“利休”の話しを綴っているのですが、本日の午後10時にNHK総合の『歴史秘話ヒストリア』で、秀吉と利休を採り上げ、“日本史上最大の謎・利休切腹の真相に迫る”そうです。
利休の切腹が日本史最大の謎であったとは、わたくしまったく知りませんでした。兎に角、今夜は絶対に見なければなりません。皆さんもお見逃しなく。
それは、それで、一昨日の続きですが、弟子の宗二に、『・・・わびの草庵とはまったく違う。宗匠様のヒダの多いお考えは、私は飲み込めません』と、批判された利休。
そして、次のシーンは、蒸し風呂に入り汗を流した後、美しい妻に着替えをして貰い、床の間の軸を眺め、
『萬象は善に在り』と書かれた文字を呟き、地球儀に眼を移し“いい眺めだ”と呟く。
宗二に“ヒダが多い”と批判され、それなりに落ち込み、蒸し風呂に入り、心も身体もサッパリして気分は爽快。
そこに“萬象善在”の軸、そして地球儀。この宇宙に存在するすべては善、“ヒダが多く”て、“キンキラキン”も“わびの草庵”も、どちらも、それぞれが、美しく思える自分も、それはそれでイイのだと、そう確信したように見えます。
“わび茶”と云う言葉は利休の時代にはなかったそうですから、わび、さび、の美意識もまだまだ発展途上で、いろいろ混ざっていた時代だったのでしょう。
利休にしても“完全無欠”の“ワビサビ人”には到達していなかったのでしょう。
ソロバンを弾き、大福帳に記帳する姿、会話や、身のこなし、茶人ではなく、商売人利休として描かれています。
このシーンも、茶器を芸術品としてではなく、商品としてその値打ちを鑑定しているのです。商売人なのです。
美しい妻を見る、眼、表情、仕草、言葉使い、色欲もまだまだ十分あり枯れてはいないのです。ベットシーンになるのかと期待を抱かせたのですが、残念ながらありませんでした。当時、48歳の三田佳子にはちょっと無理・・・・・・。それにしても、息を抜くシーンがありません。
これまで利休は、かなり“ストイック”な茶人と思っていたのですが、この作品を観て、そして、ちょっこっと調べたりもして、へぇー、そうだったの!何て、発見があったりして面白いです。
発見と云えば、このシーンです。
相手が小柄な外国人とは云え、利休があまりにも大柄に見えるのです。あの千利休です、茶室を、小さく、小さく、した方です。きっと小柄な方と思っていたのです。
それがです。なんと、なんと、実際の利休は180㎝以上の大柄だったそうです。大柄で茶人で、簡素質素なのでした。これはかなりの発見でした。
人間の背丈は、その人の考え方にそれなりの影響を与えると思うのです。もしかして、秀吉の背丈はと調べてみたのです。
秀吉はいろいろな記述から、やっぱり“小男”だったようです。あの時代で小男ですから、たぶん140㎝台の前半かと思いす。
ポルトガル出身のカトリック宣教師で、織田信長や豊臣秀吉らと会見し、『日本史』を記したことで有名な、ルイス・フロイスは、
“秀吉は身長が低く、また醜悪な容貌の持ち主で、片手には6本の指があった。目が飛び出ており、シナ人のようにヒゲが少なかった”
と書き残しています。
他にも、色黒との記録もあり、容姿はかなり最悪だったようで、それに加えて身長が低いとなると、これは、もう、かなり、大男利休との関係に、大きな影響与えた可能性があったと思うのです。
もしかして、実は“日本史最大の謎”は、ここらへんに理由があったりして・・・・・・。
まあ、兎に角、本日、午後10時の放送が楽しみです。
れでは、また次回。
それで、このところ映画“利休”の話しを綴っているのですが、本日の午後10時にNHK総合の『歴史秘話ヒストリア』で、秀吉と利休を採り上げ、“日本史上最大の謎・利休切腹の真相に迫る”そうです。
利休の切腹が日本史最大の謎であったとは、わたくしまったく知りませんでした。兎に角、今夜は絶対に見なければなりません。皆さんもお見逃しなく。
それは、それで、一昨日の続きですが、弟子の宗二に、『・・・わびの草庵とはまったく違う。宗匠様のヒダの多いお考えは、私は飲み込めません』と、批判された利休。
そして、次のシーンは、蒸し風呂に入り汗を流した後、美しい妻に着替えをして貰い、床の間の軸を眺め、
『萬象は善に在り』と書かれた文字を呟き、地球儀に眼を移し“いい眺めだ”と呟く。
宗二に“ヒダが多い”と批判され、それなりに落ち込み、蒸し風呂に入り、心も身体もサッパリして気分は爽快。
そこに“萬象善在”の軸、そして地球儀。この宇宙に存在するすべては善、“ヒダが多く”て、“キンキラキン”も“わびの草庵”も、どちらも、それぞれが、美しく思える自分も、それはそれでイイのだと、そう確信したように見えます。
“わび茶”と云う言葉は利休の時代にはなかったそうですから、わび、さび、の美意識もまだまだ発展途上で、いろいろ混ざっていた時代だったのでしょう。
利休にしても“完全無欠”の“ワビサビ人”には到達していなかったのでしょう。
ソロバンを弾き、大福帳に記帳する姿、会話や、身のこなし、茶人ではなく、商売人利休として描かれています。
このシーンも、茶器を芸術品としてではなく、商品としてその値打ちを鑑定しているのです。商売人なのです。
美しい妻を見る、眼、表情、仕草、言葉使い、色欲もまだまだ十分あり枯れてはいないのです。ベットシーンになるのかと期待を抱かせたのですが、残念ながらありませんでした。当時、48歳の三田佳子にはちょっと無理・・・・・・。それにしても、息を抜くシーンがありません。
これまで利休は、かなり“ストイック”な茶人と思っていたのですが、この作品を観て、そして、ちょっこっと調べたりもして、へぇー、そうだったの!何て、発見があったりして面白いです。
発見と云えば、このシーンです。
相手が小柄な外国人とは云え、利休があまりにも大柄に見えるのです。あの千利休です、茶室を、小さく、小さく、した方です。きっと小柄な方と思っていたのです。
それがです。なんと、なんと、実際の利休は180㎝以上の大柄だったそうです。大柄で茶人で、簡素質素なのでした。これはかなりの発見でした。
人間の背丈は、その人の考え方にそれなりの影響を与えると思うのです。もしかして、秀吉の背丈はと調べてみたのです。
秀吉はいろいろな記述から、やっぱり“小男”だったようです。あの時代で小男ですから、たぶん140㎝台の前半かと思いす。
ポルトガル出身のカトリック宣教師で、織田信長や豊臣秀吉らと会見し、『日本史』を記したことで有名な、ルイス・フロイスは、
“秀吉は身長が低く、また醜悪な容貌の持ち主で、片手には6本の指があった。目が飛び出ており、シナ人のようにヒゲが少なかった”
と書き残しています。
他にも、色黒との記録もあり、容姿はかなり最悪だったようで、それに加えて身長が低いとなると、これは、もう、かなり、大男利休との関係に、大きな影響与えた可能性があったと思うのです。
もしかして、実は“日本史最大の謎”は、ここらへんに理由があったりして・・・・・・。
まあ、兎に角、本日、午後10時の放送が楽しみです。
れでは、また次回。