歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

つくば市竜巻被災地の現場 その① まさかの竜巻

2012年05月08日 | つくば市の風景
つくば市の北条地区へ行って来ました。

今日の朝起きてから、突然思いたったのです。やっぱり、この眼でと思いました。

地震の被害、津波の被害、原発の被害、どれも、新聞やテレビの報道だけを見ていると、現実の出来事とは思えないのです。

そして、今回、竜巻の被害です。それも、同じ市内の、車で30分ほどの所で発生しました。いろいろ迷った揚げ句、どうしても、この眼で、と思ったのです。

北条の町に近づくにつれ、やっぱり、これは、単なる物見遊山で被災された方に失礼かと、かなり、後ろめたい気分になったのです。

※山の麓辺りが北条地区です。

町のメインストリートへ通じる道は、やはり関係車両以外は進入を規制していました。


北条へは何度も来ているので、この交叉点を右折して裏道伝いに遺跡に向かいました。そこの駐車場に車を入れて、市街地まで歩く事にしました。約20分ほどの距離です。

平沢の遺跡から、

市街地は西方向になります。あの山の麓です。


途中、竜巻の被害にあった住宅が見えて来ました。


周囲の住宅は無傷です。被害がかなり狭い範囲に集中しているようです。


市街地に入ると、テレビの映像で見た時よりも、電柱などの復旧が進んでいる様子でした。この“これより筑波道”を入ると筑波山神社への旧道です。この道は3度ほど歩いています。


この道も、かなり被害があったようです。


災害救助犬も出動しています。


割れたガラスは泥で曇っています。


この黒漆喰の蔵造りの家、しっかり覚えています。


隣のビルのガラスは割れていますが、こちらの2階の窓は大丈夫なようです。しかし、1階のガラスは割れています。


通りは、かなり渋滞しています。工事車両や居住者の車両が行き交っていました。


この辺りは、電柱の復旧工事の真っ最中。


通りを入った住宅もかなりの被害。


兎に角、いつ、どこで、どんな、被害に遭うか、フツウの日常生活から、一瞬で被災者になる現実。かなり、恐ろしいです。

自分は、今、こうして第三者ですが、一瞬にして当事者になるのです。

あの5日の日曜日、午後1時頃に外出から戻ると、おふくろが「つくばに竜巻注意報が出たので心配していた」との事。

テレビがつくばでの竜巻を伝える第一報がありましたが、つくば市のどの辺りとか、被害状況とか詳しい報道は暫くありませんでした。

私の地域でも、4時頃に、真っ暗になり、雷鳴がとどろき、強風が吹き、大粒の雨と、直径5ミリほどの「雹」がバラバラと1分ほど降ったのですが、もしかして“竜巻が”何て、夢にも思いませんでした。

北条地区の人達も、竜巻注意報が出ても、まさか竜巻が、自分達の町を襲い、自分が被災者になるとは、夢にも思わなかったでしょう。

自然災害はホントに恐ろしい。でも、いつも、注意報や警報が出る度にビクビクしていたら、生きてはいけないし・・・・・・・。たぶん、自分だけは大丈夫と思って、それなりの対応でやり過ごすのです。

被災者の気持ちは、被災者になって見なければ判らないのだと・・・、思うのです。でも、しかし、それでも、やっぱり、いろいろ・・・・・・・ムズカシイものだと・・・。

兎に角、我が市で発生した竜巻の被害の現実をもう少し見て、それから、いろいろと、考えたいと思います。

それでは。

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