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歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

「東京物語」-2 上野下アパート

2006年09月28日 | 建物の話し

この写真が「上野下アパート」です。
「三ノ輪アパート」と比較して、外壁の傷みもなく「現役バリバリ」に見えました。きっと設計は同じでも「施工業者」が違っていたのでしょう。
施工業者により建物の耐久性に差が生じるのは今も昔も同じだね。
その後、「東京物語」のビデオを見直していたら、アパート室内の会話シーンで、汽笛の音がバックに入っているのを「発見」・・・我ながら良く発見するのに一人で感心・・・・・。
この汽笛の音から、撮影場所は「上野下アパート」と判明しました。三ノ輪アパートは線路からかなり遠いので。
それと決定的なのが、老夫婦がアパートを訪れる前、上野の山の『寛永寺旧本坊表門』の石段に腰掛けて時間潰しをしているシーンがあるのです。
上野下に間違いありません。
ビデオを観て歩き回る・・・・・楽しいね。

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1 コメント

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はじめまして (axbxcx)
2010-01-01 21:25:30
あけましておめでとうございます。 50代後半の「東京物語」ファンです。

こちらを拝見して気になったので、早速上野下アパートの見学に行って来ました。 同潤会で残っているのはもうここだけということですので、いま見ておかねばと思いました。 ありがとうございました。

ただ帰ってDVDを確認したところ、映画の建物とは外観が違いました。 それで調べてみたのですが、「東京物語」で外観が使われたのは同潤会の平沼町(横浜)アパートのようです。 写真を見ても映画と同じ形状ですから、間違いないと思います。

http://rmpc.ld.infoseek.co.jp/rtrmus/hnapt/index.html

また松屋銀座の屋上のシーンで紀子が自分のアパートの方向を指差すのは幸一・志げとは反対側ですから、そのこととも矛盾しないと思います。

それでは今後ともよろしくお願い致します。
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