歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

黄山宏村で山椒で麻で痺れます

2009年07月03日 | 世界の風景
昨日の続きです。

人影の無いメインストリートを進みます。

気付きました? 道には“電柱”が見あたらないのです。古い街並みに電柱が無い! これは景観を意識して“地下に埋設”したのでしょうか、ど~も、そう言う気配は感じられないのです。

だからと言って、電気の無い生活をしている訳でもなし、電気は何処を通って家々に送られているのか? 家の裏手辺りの壁伝いをひっそりと?

ヨーロッパの古い街並みを、目を凝らして“良~く見る”と、建物の壁伝いに電線が引かれているのです。石造りがそれを可能にしているのでしょう。

日本では、壁伝いに電力線や電話線を這わすことは、法律的に不可能な筈です。建物とは独立して敷設する事になっている筈です。

それは、それとして、この街では何処に電線を這わしているのか? 私としては、とても、とても、気になるのです。まぁ、そんなこと、ふつうは気にしないのでしょうね。


この壁の下の所に、鉄製と思われるパイプが2本、地面から立ち上がり壁の中に入っていますが、1本は水道管、もう一本は下水道管だと?思うのですが・・・・・・。


それは、それとして、先の方の木の棒に、何やら得体の知れないモノがぶら下がっています。

肉の塊のようです。


間違いない! 肉です!


この角度から見ると、骨とか、筋とか、血管とか、脂肪とか、皮とか、何か、とても生々しい“切断面”が露出しています。

これを見てしまうと、ちょっとこれを食べるのには、かなりの度胸と、根性と、決断と、食欲が必要のようです。


このお家の人が、肉の塊を干していたのです。説明では、豚の生肉を塩漬けにした後、天日干しにしているとのこと。いわゆる“生ハム”の類です。


一度食べたら“癖に”なる味だと、おじさんはにこやかに言っていました。そうです。たぶん、相当に“癖のある味と臭い”だと思います。

癖の強い食べ物ほど、一度ハマルと、二度と抜け出せないのです。

中国の食文化からすれば、この程度のものは、極々ふつうの食べ物だと思います。単に乾燥豚肉ですし、ヨーロッパでも似たような食材がありますからね。

わたしも一度、生ハムを、何かメロンに被せて食べたような、微かな記憶があります。味は、何か、塩辛くて“肉ぽっいハム”だったような気がします。

食べ物は、その国の文化ですから、他の文化圏の人間が、自分の文化に無いからと言って、野蛮だとか、残酷だと言って否定するのは、それこそ、“野蛮”で“残酷”なことだと思うのですよ。

食べ物は慣れなのです。慣れてしまえば何でもOKなのです。

話は少し変わりますが、以前、中国の四川で、辛い、辛い、とても辛い“麻婆豆腐”を、中国の幼い子が、平気な顔で、とても美味しそうに食べているのを、テレビで見たことがあります。

そう言えば、“麻婆豆腐”の“麻”ですが、麻酔の“麻”で、痺れる辛さですが、その痺れる辛さの“山椒”で大変な事があったのです。

以前に、わたくし、庭の山椒の“青い実”を、どんなモンかと? 前歯の先で、ほんの少し囓った事があるのです。

すると、実に接触した唇の処から、痺れが除々に拡大し始め、ヤバイ!これは、もしかして? 口全体に? そして、顔全体に? そして、全身麻痺に?

痺れる唇を鏡で見つめ、言葉がしゃべれる今のうちに、119番に連絡したほうが? と、真剣に思い詰めた事があるのです。

でも、痺れは、暫くして、上下の唇の片側部分でとまったのです。でも、その時は、ホントに真面目に、真剣に、ヤバイと思ったのでした。

あの、小さな、小さな、青い実は、とても、とても危険なのです。2~3粒を口の中に放り込み、ぐしゃぐしゃ噛んだら、これは、もう、間違いなく救急車のお世話になっていました。

話が逸れてしまいました。

宏村を歩いています。バイクは良く見かけます。


まだ、まだ、ホントに、宏村を漂います。


それでは、また来週。




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黄山宏村で異国情緒はムリでした・・・・・・。

2009年07月02日 | 世界の風景
一昨日の続きです。

宏村のメインストリート、ケッコウ広いのです。壁もそれなりに白く、観光客を目当てに、おみやげ屋さんも、あったりして、中国の観光客でしょうか、仲良く手を繋いだりして、ケッコウなことです。


それにしても、先ほどより、女性の歌声が通りに流れているのです。観光客へのサービスなのでしょうが、何か?、どうも、余計なサービスだと・・・・・・。

我が国の観光地でも、良くあるのです。一度、東北の美しく、静かな、湖の畔のドライブインに入ったら、♪お酒は温めの燗がいい~~・・・が、大音響で流れて来たときには参りました。

通りすがりの観光客は、いちいち文句は云いません。それを良いことに、自分の好きな歌を流しているとしか思えないのです。

演歌は、昼日中、人前で、楽しんではいけません。演歌は、夜夜中、独りで、こっそり楽しむものです。

それで、宏村のメインストリートですが、アカチャンが可愛いですね。たぶん、まだ、“一人っ子政策”は継続されている筈です。


それにしても、観光客の姿はあまり・・・・・・。


おみやげ屋さんの前では、店の方でしょうか? 爺ちゃん、婆ちゃん、二人仲良く、せっせっと豆をもぎっています。


こちらの看板? 良く見ると日本語です。懐かしい“旧漢字”が使われています。右隅には“ハングル”でも書かれています。

やはり、日本の観光客、そして、韓国の観光客がメインなのでしょうか? 何たって“入村料金80元”何ですからね。


このおじさん定年退職してから、このお店を開いたそうで、以前は工場で「給料」とか「労働時間」とか、そんな計算をしていたそうです。

その時から、この算盤で計算していたそうで、電卓は「計算が見えない」ので信用できないと云っておりました。う~ん。そうかも知れない!

それにしても、この算盤の“珠?”がデカイ、これの上げ下ろしは、指先が疲れそうです。そのせいなのか? おじさんの指はかなり太い!


それで、このおみやげ屋さんですが、商品も少なく、商売気も少なく、生活の糧にしている様子もなく、そんな、こんなで、軒先で豆などもぎっているようです。

寂しい風景です。


それにしても、やっぱり、アジアは、とくに中国は、知らない、遠くの、異国の、旅情に浸るのには、無理があるようです。

見る人、会う人、みんな、近所の、おばさん、おじさん、そして、田舎のお爺ちゃん、お婆ちゃんに、とても似ているのです。話す言葉が違っていても、顔かたちが似ていると、どうしても・・・・・・。

白い壁、瓦屋根、漢字の看板、異国情緒は無理です。折角の旅、遠く感、異国感、孤独感が欲しいのです。

やっぱり、異国情緒は、青い目、金髪、高い鼻、長い脚、石積みの高い塔、横文字の看板でしょうか? 

何か、間違った国を訪れてしまった?

あれ、ちょっと、予定外の方向に・・・・・・・。

う~~ん。 ここで、この“黄山宏村シリーズ”が終わってしまうと、いろいろ、都合が悪くなるので、次回から、楽しみ方を考えねば・・・・・・・・。

たぶん、明日もこのシリーズは続く筈です。


それでは、兎に角、また明日。




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人間ドックは無事終了しました

2009年07月01日 | 健康
人間ドックでは、「治療を要す」も、「精密検査を要す」も、ありませんでした。

一番の心配は、「空腹時血糖値」でしたが、何と「106」で、正常値になっていました。以前は、115±5程度でしたから、かなりの改善がみられたのです。

5年ほど前に「135」何てことがあり、運動、食事の指導を受けた事もあったのです。

血糖値を下げるには、やはり、何と云っても「体重」を落とすことです。「135」の時は、70㎏ほどあったのです。慌てて食事を減らし、体重を65㎏に落として、血糖値を「115」程度に下げたのです。

その後、また、安心して、徐々に、食事量が増え、2年前頃から体重が増え、68㎏に近づいてしまったのです。そして、去年はメタボ予備軍にされてしまいました。

そして、その後、メタボからの脱出を目指し、食事量は気持ち減らし、飲酒量はそのままにして、運動量を増やし、体重は63㎏を現在まで維持しているのです。

血糖値は、体重です。しかし、食事の量を減らすと、体力が無くなり、元気も無くなる気がするので、運動量で体重を調整しているのです。

運動量は、一週間、ほぼ毎日、自転車で2時間から2時間半、走り回っているのです。これが、一番だと思っています。何せ、暇なものですから・・・・・・・。

そして、今回、

過去の平均的血糖値、HbA1cも問題なし。

血圧値も、尿も、便も、問題なし。

脂質の、総コレステロールも、中性脂肪も、HDLコレステロールも、LDLコレステロールも、問題なし。

肝機能の、ASTも、 ALTも、γ-GTP も、問題なし。

腫瘍マーカーも問題なし。

その他、すべて、問題なし、でした。兎に角、ここ数年では一番良い結果だったのです。

コレに安心すると、過去のように、また、体重があっと云う間に、70㎏に接近してしまいます。

油断は禁物。普段は自転車?

美味しく食べ、美味しく飲み、快眠、快便、快ション、で~す!

昨日は、喜んで、昼からビールを飲んでしまいました。「バリウムの排出」を促すのに水分がァ、何て事を口実にして・・・・・・・。

まぁ、でも、偶にはと思うのです。偶にはが、時々、あるのですが、その時は、運動量で調整しておりますから、何て・・・・・・。

まぁ、兎に角、ヨカッタ! ヨカッタ! 

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