3月31日から6月7日の期間、上野の国立博物館で開催された「国宝阿修羅展」、見に行く予定をしていました。
一番の目的は、あの「海洋堂」が制作した「阿修羅像のフィギュア」です、ところが開催後直ぐに、販売予定数が売り切れました。
会場も大混雑で、ゆっくり、じっくり、眺めている状態ではない事が報道され、ここは、きっぱり、上野での対面は諦めました。
その後、5月17日にNHKのハイビジョン特集「阿修羅 天平の謎を追う」が放送されました。
きっと、いつの日か、奈良興福寺で直々のご対面を楽しみに、今は、画面の中の阿修羅様を見つめることにしたのです。
それで、ハイビジョン特集「阿修羅 天平の謎を追う」なのです。
やはり、輸送中は“仏の魂”を抜いて、只の物体に戻すのでした。
人間の都合で、魂を入れたり、抜かれたり、阿修羅様も大変なようです。
思っていたよりも、阿修羅様は“かなり小柄”で“軽量”でした。身長?153㎝で、材質?は“乾漆像”と云って、中は骨組みの空洞で、表面は麻布に漆を塗り固めて造られているそうです。
緊急事態が発生した、その時は、小脇に抱えて運び出せるのです。“乾漆像”と云う製法は、漆が高価な為にあまり造られていないそうです。
昔も今も、漆って、そんなに、とてつもなく、高いの?
それで、奈良で、お寺で、仏像ですが、中学と高校の二度、修学旅行で訪れています。
お寺で覚えているのは、線路脇でご近所の“薬師寺と唐招提寺”ですが、中学の時だったのか、高校の時だったのか、はっきりしません。
興福寺には、行ったような、行かなかったような・・・・・・。どちらにしても、当時はお寺にも、仏像にも、まったく興味はありませんでしたから、何を見てきたのか、まったく記憶には残っていません。
境内の脇を通る“線路”の風景とセットになって、何故か? 二つのお寺の名前だけが記憶に残っています。
それで、興福寺の阿修羅様ですが、何とも、腕を骨折してギブスが巻かれているようで、とても痛々しいお姿です。
この荷台に阿修羅様が乗って居られます。厳重な警戒体制のもと東京上野に輸送されるのです。
何たって、巷では、国宝で、仏像で、1位か2位かと噂される人気者です。まぁ、私のなかでは、きっぱり一位は広隆寺の弥勒菩薩だと、興福寺の阿修羅像は2位と決めております。
しかし、大変な賑わいだったようで、期間中の入場者が90数万人に達したと聞いています。
閉館時間も延長して対応したようです。
皆さん、何処に、惹かれるのでしょうか?
“仏像らしくない”この表情でしょうか? 確かに、迷いとか、悩みとか、憂いとか、寂しさ、悲しさ、とか、見る人によって、いろいろな想いを感じさせるのでしょう。
若い世代は共感を抱き、若くない世代は・・・・・・、何を想い、見つめるのでしょうか?
確かに、すらりとした身体、細く伸びた6本の腕、造形的に、とても、美しく、気高く、感じるのです。
ここで、敢えて、主張します!
わたしとしては、カニ脚のような4本の腕と、左右にある2面の顔が、くっついていなければ、“普通の仏像”として、とても良いと思うのです。
何と云っても、見る者を惹き付ける、正面の、この微妙な表情。後の2面は、世間でもあまり話題にはなりません。
微妙な表情を表現しているのは“眉毛”です。“眉頭”の立ち上がりです。眉を寄せているのです。
それで、次に・・・・・・、え~と、この辺で今日は終わりとします。
この先は、次回と云うことで・・・・・・。
それでは、また明日。
一番の目的は、あの「海洋堂」が制作した「阿修羅像のフィギュア」です、ところが開催後直ぐに、販売予定数が売り切れました。
会場も大混雑で、ゆっくり、じっくり、眺めている状態ではない事が報道され、ここは、きっぱり、上野での対面は諦めました。
その後、5月17日にNHKのハイビジョン特集「阿修羅 天平の謎を追う」が放送されました。
きっと、いつの日か、奈良興福寺で直々のご対面を楽しみに、今は、画面の中の阿修羅様を見つめることにしたのです。
それで、ハイビジョン特集「阿修羅 天平の謎を追う」なのです。
やはり、輸送中は“仏の魂”を抜いて、只の物体に戻すのでした。
人間の都合で、魂を入れたり、抜かれたり、阿修羅様も大変なようです。
思っていたよりも、阿修羅様は“かなり小柄”で“軽量”でした。身長?153㎝で、材質?は“乾漆像”と云って、中は骨組みの空洞で、表面は麻布に漆を塗り固めて造られているそうです。
緊急事態が発生した、その時は、小脇に抱えて運び出せるのです。“乾漆像”と云う製法は、漆が高価な為にあまり造られていないそうです。
昔も今も、漆って、そんなに、とてつもなく、高いの?
それで、奈良で、お寺で、仏像ですが、中学と高校の二度、修学旅行で訪れています。
お寺で覚えているのは、線路脇でご近所の“薬師寺と唐招提寺”ですが、中学の時だったのか、高校の時だったのか、はっきりしません。
興福寺には、行ったような、行かなかったような・・・・・・。どちらにしても、当時はお寺にも、仏像にも、まったく興味はありませんでしたから、何を見てきたのか、まったく記憶には残っていません。
境内の脇を通る“線路”の風景とセットになって、何故か? 二つのお寺の名前だけが記憶に残っています。
それで、興福寺の阿修羅様ですが、何とも、腕を骨折してギブスが巻かれているようで、とても痛々しいお姿です。
この荷台に阿修羅様が乗って居られます。厳重な警戒体制のもと東京上野に輸送されるのです。
何たって、巷では、国宝で、仏像で、1位か2位かと噂される人気者です。まぁ、私のなかでは、きっぱり一位は広隆寺の弥勒菩薩だと、興福寺の阿修羅像は2位と決めております。
しかし、大変な賑わいだったようで、期間中の入場者が90数万人に達したと聞いています。
閉館時間も延長して対応したようです。
皆さん、何処に、惹かれるのでしょうか?
“仏像らしくない”この表情でしょうか? 確かに、迷いとか、悩みとか、憂いとか、寂しさ、悲しさ、とか、見る人によって、いろいろな想いを感じさせるのでしょう。
若い世代は共感を抱き、若くない世代は・・・・・・、何を想い、見つめるのでしょうか?
確かに、すらりとした身体、細く伸びた6本の腕、造形的に、とても、美しく、気高く、感じるのです。
ここで、敢えて、主張します!
わたしとしては、カニ脚のような4本の腕と、左右にある2面の顔が、くっついていなければ、“普通の仏像”として、とても良いと思うのです。
何と云っても、見る者を惹き付ける、正面の、この微妙な表情。後の2面は、世間でもあまり話題にはなりません。
微妙な表情を表現しているのは“眉毛”です。“眉頭”の立ち上がりです。眉を寄せているのです。
それで、次に・・・・・・、え~と、この辺で今日は終わりとします。
この先は、次回と云うことで・・・・・・。
それでは、また明日。