ちょうど日の入り時刻のそら
かふん~♪とぶ~♪まんでー♪
目はちばしりぃ~、かふん~♪
のんきに花粉の歌なんぞ歌っている場合ではないくらい目がシーパーシーパー。頭ずきん、ずきん。これはまいった。いかがお過ごしでしょうか。
そんな午後ワイフからメールが届きます。停電したようです。
ブレイカーかと思いましたが、そんなに大電流を喰らうものはありませんのでもしかしたらアパートの設備に何かあったのかもしれません。
ワイフも丁度午後の仕事に出るまえだったので大家さんには伝えられなかったようです。
本日は
久しぶりにパラレル進行です。3/16日曜日の夕焼けとともにお送りします(笑)では17:38。スタートです。
花粉でクラクラするので早めに切り上げてきます。遠くから見るとアパートの2階の窓は灯がついています。でも街灯はついていません。うーむ。なんだろう。。。
17:39 もうすぐ雲の下に太陽が隠れてしまいます。ちなみに3/16横浜市の日の出は5:51、日の入りは17:49だったそうです。
程なく森のなかまの部屋の前に人影が二つ。。これは何かあったに違いありません。近づくとワイフと大家さんでした。ドアには脚立もあります。
17:42 所々に楕円状の窪みが出来ています。顔のように見ようとするとコワイかもしれません。
下から照らされているので輝いているところが下に出っ張っているところでしょうか。風もありましたので局所的に雲が持ち上げられたりしているんでしょうね。
午後に蛍光灯がチラチラし出したそうです。ライトマニアの妻ですので蛍光灯とグロー球を取替えました。が改善せず。そのうち液晶テレビもブツブツ。。そして停電したそうです。
こういう雲を見ると撮らずにはいられません。この「はぐれっぷり」はなかなか良いとおもいませんか?
不思議な事に洗面所とガス湯沸かし器等は生きていました。工務店の人も入ってブレイカーにテスターを当ててみています。初めてしりましたが2系統あるようです。
取り敢えずメールで返信したのを覚えていたのか、ワイフはしっかり延長コードをもってきて冷蔵庫だけは生かしておいてくれたようです。
一様に見える空もよく見ると小ちゃい雲がところどころ明るくなっていたりするのがまた楽しいのであります。
後から聞いた話ですが、ワイフが仕事から戻ったのが5時半頃でそれから大家さんにいってみたのですが「工事の人いるかしらぁ」みたいな雰囲気が漂ってきたので「冷蔵庫がぁ」と言ってみたところ
「冷蔵庫!それはいけない!」
と馴染みの工務店に連絡を入れてくれたようです。さすが大家さんも女性であります(笑)
西側の全景です。中央で放射状に広がっているのが低い雲で奥に高い雲が輝いています。
というわけで、暫くすると続々と工務店の人達がライト片手にやってきます。なんとなくどこのライトかが分かるのも面白いのであります。
17:46 左下にはビニョーンと勾玉が伸びたような雲がでています。とても滑らかです。
取り敢えず残っている系統でご飯を炊けるようなのでワイフは夕飯の支度をします。
台所あかるくして!
ということなので、手元が明るくなるようにライトをセッティングしはじめます。ワイフには色々苦労をかけた事もありますが、
懐中電灯で苦労をかけたことはありません!
って、数が多い事による苦労は否定はしませんが(笑)
ただのフェチズムかもしれませんが、筆でサーッと流したような雲が浮き出ている夕焼け空は大好きです。過去に何度も同じような光景を撮っているのかと思いますが何度も撮ってしまいます。
ほどなく、工務店の人がやってきました。どうやら建物の問題ではなく電力会社側の設備に問題があるそうで東京電力さんに連絡をいれてくれたそうです。
少しずつハイライトが落ちて全体にコントラストが落ちていきます。だんだんと地味になっていくのですが濃淡の階調がまたステキなのであります。
換気扇が使えないので油を使うとライトの光軸にフワフワと舞うものがキラメキます。暖房もありませんので寒いには寒いですがもう花粉の事は考えずに窓をあけてジャンジャン風を入れます。ハックション。。
17:51 さっきの「筆でサーッと」の雲は暗くなってきましたが、まだ眩しい雲があります。かなり高い位置にあるのでしょうね。
さぁ、ご飯ができました。ライトのセッティングを変えてディナーモード(笑)に切り替えます。暖色系を中心に天井バウンスで間接照明。テーブルにはワイフお気に入りの
スマイルランタン。気分が乗ってきたのでFMラジオもつけるとレストランみたいです(笑)とても美味しそうです。
17:53 中央に「にょろにょろぉ~」とした雲が這っています。ヒコーキ雲だったのでしょうか。望遠で部分を見てみると様々な形が見られて何処を切り取って良いのやら悩んでしまいます。。ってあまり考えていないんですけどね(笑)
ご飯を食べるとだんだんと体が温まってきます。
「きっとね。何時間か冷蔵庫止まっていたから悪くなる前にアイスクリームを食べたほうが良いよね」と森のなかま。
「なに都合の良い事いってるのよ。。でも。。」
コーヒーを入れてアイスクリームを半分こして食べていると、ピカピカーと光が走り、固定電話が狂ったように音声ガイダンスをまくしたて始めました。
急激に電源がはいったのか本当におかしくなったようですので、一旦電源を挿抜しました。
どうやら復旧したようです。
雲の下に沈んだ太陽が、雲の切れ目から光芒を放っています。毎度思いますがこんなドラマチーックなものが空に浮かんでいるのは不思議であります。
東京電力の人が来てお詫びをいいにきてくれたのですが、まぁ遅いのに対応してくれてこちらこそ恐縮であります。今日中に直してくれてありがとうございます。
それと、仕事から帰ってきてから直に大家さんに連絡を入れ、その気にさせたワイフの活躍がなければ復旧は遅れていたでしょう。がんばったよねー。
17:54 第2ステージが始まろうとしています。この頃、夕日を撮りに出たまんま戻ってこない森のなかまをワイフが呼びにやってきました。
お茶はいったよぉー
ほーい。
17:55 ちょっと残念ですがこの日はここで部屋に戻りました。
停電復旧後、工務店の人が再び脚立を持って登場です。
「ちょっと配電盤で気になるところがあって。。ごにょごにょ、、これでよしっ!」
「あと3年は大丈夫ですか?」と森のなかま
「しばらく大丈夫だと思います」
しばらく大丈夫なようです(笑)
それでは!