徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

今年の流行は「A香港型」

2012年01月25日 06時14分33秒 | 小児科診療
 当地域でも先週から流行期に突入しています。
 ほとんどA型で、ひとつの中学校でのみB型。
 「ワクチンを受けていない」「ワクチンを1回しか受けていない」という患者さんがほとんどで、今のところ「2回受けたのになってしまった」という方はいません。今年のワクチンは効いているのかな?
 ともかく、これから約2週間は学級閉鎖が相次ぐことが予想されます;

インフルエンザ流行が本格化 5年ぶりA香港型主流 
(2012/01/24 共同通信)
 インフルエンザの流行が全国で本格化している。24日までの国立感染症研究所の分析によると、今季検出されたインフルエンザウイルスの約9割がA香港型。典型的とされるA香港型が主流の流行は5年ぶり。乳幼児に脳症の恐れがあるほか、お年寄りが重症化しやすいとされる。例年より70代以上の患者が多いとの指摘もあり、お年寄りは特に注意が必要だ。
 感染研の15日までの1週間の集計では、全国約5千の定点医療機関から報告された患者数は1機関当たり7・33人。前の週の3・76人からほぼ倍増し、すべての都道府県で増加していた。地域別では中部、中国、四国で、1機関当たりの患者数が急増しているところが多い。


 A香港型は、インフルエンザ脳症のリスクが一番高いタイプです。
 皆様、ご注意を。
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