かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

「2010」年より10年後にエウロパの生命が見つかったりするのでしょうか?(木星太陽化は無理でしょうが)

2016-09-27 21:52:34 | Weblog
 今日は珍しく朝から晴れて暑くなりました。最高気温は30.5℃。日が差すとたちまち気温が上がって、ムシムシする不快な夏のような天気でした。明日は雨が降ったりやんだりのくせに気温は32℃が予報されているという、季節を一ヶ月ほどさかのぼったような不思議な天気が予報されています。全くどうなっているのやら。短いのはしょうがないとしても、早くちゃんとした秋になって欲しいものです。

 さて、鳴り物入りでNASAが予告した木星の衛星エウロパの驚くべきニュースは、木星の衛星エウロパで高さ200kmの「水」の噴出を再び観測した、というものでした。なんでもエウロパにはぶ厚い表面の氷の下に地球の海の2倍に当たる約30億立方kmもの大量の水が液体で存在する海が広がっているそうなのですが、その海の水が氷の亀裂から吹き出し、高さ200kmも噴出しているのだとか。その「水柱」が、氷や水が混じったシャーベット状のものなのか、あるいは水蒸気の雲なのかはハッブル望遠鏡では分からないそうですが、少なくともそれがH2Oであることは間違いないそうです。また、エウロパには、地球で原始生命が誕生した有力な場所言われている熱水噴出孔に相当するものがあるそうで、豊かな水の存在とともに、地球外生命体が存在しうる最有力候補の一つに上げられています。その、もしかしたら居るかもしれないエウロパの民たる生き物が、この衛星から噴出した水の中に紛れているかもしれず、もしその水がエウロパの圏内を離脱して宇宙空間まで届いているのだとしたら、その雲?の中に観測機を通過させれば、生命の存在を探知できるはずだ、とのことです。NASAは、2020年に、探査衛星がエウロパへ接近するミッションを実施するかもしれないとしており、水の噴出とタイミングが合えば、うまく行けばその水の中に突入して生命の有無を確かめられるかもしれないのだそうです。なかなか見つけられずにいた地球外生命体ですが、火星で見つかるよりも早く、木星で見つかるかもしれないというのはなかなかおもしろい話です。そういえば2001年宇宙の旅の続編「2010」では、木星を太陽化してエウロパに生まれていた原始生命を育てるというオチだったように記憶していますが、映画と10年の誤差で生命が見つかるとしたらそれはそれですごい話です。

コメント (1)
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