かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

アメリカは木星のスゴイ事発表するぞ。中国は宇宙ステーションが落ちちゃう。何とも騒がしい秋の宇宙(そら)です。

2016-09-24 21:51:14 | Weblog
 本日の最高気温は24℃。相変わらず曇天のはっきりしない空模様でしたが、さすがにそろそろ手を入れないと、と午前中はサボテンの世話をすることにしました。そこでまずは、温室周りにはびこってしまったミントをどけるべく、鎌を手に地下茎を掘り起こしては排除するのを、次々襲来する蚊に悩まされながらも続けておりましたら、無常にも雨が降り出してきました。そこで少し慌てて作業速度を早めましたが、次第に雨脚が強くなり、それ以上の作業を断念せざるを得なくなりました。お陰で作業着は濡れるは、無理な作業強行で腰が痛くなるは、結局サボテンの世話は何一つできないわ、と散々な1日でした。明日から水曜日までは晴れ間もあり、気温も大分上がるようですが、その後はまた雨続きとどうも秋らしくありません。早く安定した秋空になって欲しいものです。

 さて、NASAが木星の衛星エウロパについて、26日に「驚くべき」発表をする、と事前予告しました。ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた画像に基づく情報だそうで、一体何を発表されるのか、ちょっとばかりワクワクします。ただ、NASAは過去にもすごい情報を出す、と予告しては案外しょぼいというかパッとしないというか、一般受けにはちょっと厳しいネタばかり出してくる前科が一再ならずありますので、今回もそのたぐいなのかもしれません。それに、地球圏のハッブル望遠鏡の画像というのも、少々怪しいところ。もしこれが、この7月に木製に到達した探査機「ジュノー」からのデータ、とかだったならワクワク度もいや増しに増すのですが。専門家にとってはどんなに「画期的」で「驚くべき」話であっても、あまり詳しいわけではない一般大衆にウケるとは限らないというのを、NASAはそろそろ学んでもいいんじゃないかと思うのですが、まあ本当に「アット驚く」ネタなのかもしれませんし、明後日まで心静かにどんな情報が出てくるのかを待ちましょう。
 一方中国は、宇宙ステーション「天宮1号」がこのほど制御不能になり、来年後半のうちに、地球に落下してくる、というショッキングな情報を公表しました。ネットの情報によると、既にこの3月くらいにはアマチュア天文家らが天宮1号の軌道がおかしい、という話が出ていたそうなので、およそ半年経ってようやくそれを認めた、ということになるのでしょうか。怖いのは、いつ落ちるのか、どこに落ちるのか、現時点では全く不明とされる点。制御不能なのでそれを安全な海の上に落とすなどの調整もできず、今はただ、自分の頭の植えに落ちてこないことを祈るばかり、という情けない状況です。中国当局は、全て燃え尽きるから大丈夫、と言ってますが、アメリカの専門家は、天宮1号のエンジンが大きいので燃え残って落ちてくるだろう、と話しています。宇宙ステーションでエンジン? と不思議に思ってちょっとググってみたら、何の事はない、ステーションと言っても1970年台アメリカがアポロ宇宙船の一部を使って実現した「スカイラブ」の中国版だったようですね。これなら確かにエンジンも付いていることでしょう。それにしてもはた迷惑な話ですが、いっそ北京の共産党本部にでも落ちてみれば、中国のお偉方もこのような危ない実験は控えようという気持ちになってくれるかもしれません。何にせよ、無事に問題なく対処されるのが一番ですが、さて来年はどういう天文ショー(喜劇?悲劇?惨劇?)を見せられるのか、期待と不安でいっぱいです。

コメント
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