今朝の最低気温は、−0.9℃。ついに氷点下を割る日が来ました。寒い寒い朝でしたが、起き抜けにストーブに火を入れて、ある程度温まってから起き出すので、さほど起床には苦労はありませんでした。もっとも、昨夜鼻に差した抗アレルギー点鼻薬の副作用で眠くて眠くてしょうがないのは困りモノでしたが。
最高気温は9.2℃と、こちらも10℃を割りました。12月半ばにさしかかろうという時期ですから、割と納得しやすい気候になってきたように感じます。もっとも、西から雨が近づいていて、既に九州は雨模様の天気、明日にはこちらも1日雨降りな空模様になることでしょう。こうなると寒さも一旦休んで、雨上がり後にまたぐっと冷え込んでくるはずです。一雨ごとに寒さが募ってくる、しばらくはそんな感じで季節が移り変わっていくのでしょうね。
さて、アメリカ・ウィスコンシン医科大学の研究グループが、「誤解を生む」コンテンツほどネットで拡散されるという結果が得られたと論文で発表したとのことです。先般問題になったジカ熱に関する、フェイスブック等のSNSの記事や動画について、どのようにアクセスされ、また拡散されているかを調査した所、最もアクセスされている200記事・動画のうち、CDC・アメリカ疾病管理予防センターなど性格な情報を伝えているのが81%に当たりました。一方、12%は何らかの誤解を生む情報や、バイアスのかかった「陰謀論」な内容が認められたとのことです。この内容だけだと、一見ネットも割合正常な情報の流通がなされているように感じられますが、その情報の拡散性を見ると、
この結果を見ると、フェイスブックの情報の正確性はおおむね保たれているように思えます。
ところが「どのコンテンツが拡散されたか」を調べると、「ジカ熱は大企業によるでっちあげである」と主張する陰謀論動画が最も広く拡散しており、実にフェイスブック上で53万回以上再生され、19万6千人によってシェアされていたとのことです。一方正確な情報を伝えた方のトップはWHOのプレリリースで、アクセス数4万3千、シェア964にとどまった、とのことでした。
センセーショナルで疑似科学的な陰謀論は人気があり、正確な情報よりも多くの人に届く傾向があるとのことで、これが将来の高病原性インフルエンザ等のパンデミックが起きた際、パニックを誘発したり適切な措置を伝える情報伝達を阻害したりする有害要因になる可能性があるとして、危惧されます。
確かにこれはなんとも厄介な話で、未だヒトは「ラジオドラマ火星人襲来」から一歩も進歩してないようだ、と思わざるをえないのですが、「玉石混交」は世の常ですし、「火星人襲来」の頃と違って、ネットが普及した今は、ネットに繋がる端末さえあればだれでもより広汎に情報を収集し、複数の情報源を参照して、その内容の正否や良し悪しを判断する事がやりやすくなっています。少しやる気になれば、その情報が嘘か真かそれなりに個人で判断できるようになってきたというのは、なかなかに素晴らしいことではないでしょうか。陰謀論動画を見た延べ53万のヒトがどれだけその情報に踊らされたのかは判りませんが、中には娯楽の一種としてその「センセーショナル」な嘘を楽しむ人達も居たことでしょうし。ツイッターでの炎上騒ぎなど見ていると不安もありますが、それでも全体的にはマシになって来ているのではないかと思いたいところです。
最高気温は9.2℃と、こちらも10℃を割りました。12月半ばにさしかかろうという時期ですから、割と納得しやすい気候になってきたように感じます。もっとも、西から雨が近づいていて、既に九州は雨模様の天気、明日にはこちらも1日雨降りな空模様になることでしょう。こうなると寒さも一旦休んで、雨上がり後にまたぐっと冷え込んでくるはずです。一雨ごとに寒さが募ってくる、しばらくはそんな感じで季節が移り変わっていくのでしょうね。
さて、アメリカ・ウィスコンシン医科大学の研究グループが、「誤解を生む」コンテンツほどネットで拡散されるという結果が得られたと論文で発表したとのことです。先般問題になったジカ熱に関する、フェイスブック等のSNSの記事や動画について、どのようにアクセスされ、また拡散されているかを調査した所、最もアクセスされている200記事・動画のうち、CDC・アメリカ疾病管理予防センターなど性格な情報を伝えているのが81%に当たりました。一方、12%は何らかの誤解を生む情報や、バイアスのかかった「陰謀論」な内容が認められたとのことです。この内容だけだと、一見ネットも割合正常な情報の流通がなされているように感じられますが、その情報の拡散性を見ると、
この結果を見ると、フェイスブックの情報の正確性はおおむね保たれているように思えます。
ところが「どのコンテンツが拡散されたか」を調べると、「ジカ熱は大企業によるでっちあげである」と主張する陰謀論動画が最も広く拡散しており、実にフェイスブック上で53万回以上再生され、19万6千人によってシェアされていたとのことです。一方正確な情報を伝えた方のトップはWHOのプレリリースで、アクセス数4万3千、シェア964にとどまった、とのことでした。
センセーショナルで疑似科学的な陰謀論は人気があり、正確な情報よりも多くの人に届く傾向があるとのことで、これが将来の高病原性インフルエンザ等のパンデミックが起きた際、パニックを誘発したり適切な措置を伝える情報伝達を阻害したりする有害要因になる可能性があるとして、危惧されます。
確かにこれはなんとも厄介な話で、未だヒトは「ラジオドラマ火星人襲来」から一歩も進歩してないようだ、と思わざるをえないのですが、「玉石混交」は世の常ですし、「火星人襲来」の頃と違って、ネットが普及した今は、ネットに繋がる端末さえあればだれでもより広汎に情報を収集し、複数の情報源を参照して、その内容の正否や良し悪しを判断する事がやりやすくなっています。少しやる気になれば、その情報が嘘か真かそれなりに個人で判断できるようになってきたというのは、なかなかに素晴らしいことではないでしょうか。陰謀論動画を見た延べ53万のヒトがどれだけその情報に踊らされたのかは判りませんが、中には娯楽の一種としてその「センセーショナル」な嘘を楽しむ人達も居たことでしょうし。ツイッターでの炎上騒ぎなど見ていると不安もありますが、それでも全体的にはマシになって来ているのではないかと思いたいところです。
