今朝の奈良市の最低気温は17.2℃、昼の最高気温は27℃、五條市の今朝の最低気温は15.1℃、昼の最高気温は27.7℃でした。今日は朝出勤のために走っていると、ポツポツとやや大粒の雨がフロントガラスに落ちてきて、途中何度か手動で1,2回ワイパーを動かすような状況でした。早くも降ってきたか、今日は気象庁の予報通り一日雨だな、とその時は思ったのですが、職場に到着する頃には雨はやみ、これからまた降るのか? と観ているうちに雲が薄くなって青空が見え、日差しが届き始めました。結局今日の日中は以後一滴の雨も無く、曇りがちではありましたが熱い日差しに炙られる蒸し暑い一日になりました。気象庁の予報は残念ながらきれいに外れた格好ですが、南方の前線の僅かな動きの違いで雨になったりならなかったりするのですから、天気予報も難しいのだろうと思います。明日は天候回復してまた一段と暑くなる模様ですが、果たして当たるかどうか。
さて、NHKが番組の中で、公立学校の教員の給与について定額働かせ放題とも言われる枠組みは残る」等説明したのに対し、総元締めたる文部科学省はNHKの見解が、「定額働かせ放題」との言葉を「一部の方々が用いる」と断じた上で、「国民に誤解を与えるような表現」で「一面的なもので大変遺憾」とする抗議文を出しました。これに対してSNS上では文科省に非難轟々とコメントが寄せられているようです。現在の公立校教員の給与体系は、教員給与特措法(給特法)で、残業代を支給せず代わりに基本給の一定額を「教職調整額」として一律に上乗せ支給することを定めています。つまりいくら残業しようとも給与の数%程度の「教職調整額」しか支給されません。一応「給特法」では減速残業は命じないとされていますが、実際にはどこの学校でも教師の残業が常態化しまさにサービス残業の山を成していることは文科省も把握済みのはずで、もし正規に残業代を出したとしたら、年3千億円以上の財源が必要という試算までしているはずです。それで残業は原則命じないなどと宣うのは流石にどうかと思いますし、国民は誤解などしておらぬでしょう。
管理職が教員の残業時間を正確に把握することが難しいと指摘ともありますが、それを免罪符に「定額働かせ放題」の現状が放置されて良いわけではありませんし、そもそも残業ありきでしか成り立っていない今の学校現場の状況をなんとかするのが文科省が最もやるべきことであって、NHKに噛み付いている場合ではないと私などには思えます。